僕は今、ガチゴチで黒板の前に立っていた。なぜって？だって僕が今立っているところも教室も雰囲気も金曜日までにいたところと全然違うとこなんだもん！
僕が顔を真っ赤にして立っていると先生が口を開いた「では、宙くん。自己紹介してもらいましょうか。」僕は緊張で心を押しつぶされまいと口を開いた。
「あ、あのぅ…。大阪府にあるかたのっしからやぅってきましぃた。気谷　宙ですっ。よ、よろしぃくおねがぃしますぅ。」僕が言い終わると、教室中が意地悪な笑いで充満した。え？普通ここはみんなが座りながら頭を下げるんじゃないの？僕はあっけに取られていた。先生はそんなことにお構いなく言った。
「じゃあ気谷くんは一番端っこの列に座ってもらおっかな」そう言って僕は一番端っこの列の真ん中に座ることになった。
「ただいま〜」僕は新しい家に帰った。すると帰ってきたのはドライバーで止める機械音だけだった。僕は機械音がするところに向かった。
「あの〜お父さん。なにしてるの？」
お父さんは、「ああ、店作りだ！」「なんの？」
「あのな〜、前印刷会社って言ったろ。その印刷会社の商品のハガキとか置くんだよ！」お父さんは呆れながら言った。
「あ、そういえばそうだったかも！」
お父さんは思い出したように言った。「そういえばお前の部屋を見せてなかったよな」「う、うん。」「じゃあ見せてあげよう」そう言ってお父さんは僕を二回の部屋に連れていった。「ここだよ、お前の部屋は」そう言ってお父さんはドアを開けた。