「うわぁ〜」
僕はびっくりしすぎで声が出なかった。
馬はすごく本物っぽいし全体が本当に…
「どう？すごいでしょ！」
胡春が得意そうに言った。
「うん！すごいよ！僕が人生の中でこんなに豪華なメリーゴーランドに乗る日が来るなんて」
胡春は言った。
「じゃあ早速乗りましょう」
今回もまたまた特別ゲートにへと向かった。
そして従業員が特別ゲートを開けてくれた。
僕たちは一番豪華そうな馬車に乗った。
するとこのメリーゴーランドに乗っているのは僕たちだけなはずなのに２つの人影が見えた。
「やあやあ胡春」
そう言って入ってきたのは2人の男の子だった。
僕は誰？と思って固まっていた。
それは2人の男の子も同じだったらしい。
男の子は僕をみるなり
「こいつ…誰？」と言った。
胡春はその男の子たちの言葉にこもっている悪意に気づかなかったのか
「お兄ちゃん！あのねこちらは私が付き合っている宙くん」
するとその胡春のお兄ちゃんは急に笑顔になって
「よろしくね宙くん」
と言ってきた。
そして2人目のお兄ちゃんはずっと黙っていたけど目が合うとニコッと笑いかけてくれた。…かっこいい！
上のお兄ちゃんが口を開いた。
「胡春。せっかくなんだからさ遊園地の前に俺らの住まいでお茶でもしたらどうだ？」
胡春はハッとした顔になってお兄ちゃんにニコッと笑った。
「わかった。そうしましょう。」
「宙くんこっちこっち！」
そして僕は胡春に連れられて住まいに行くことになった。
もちろん後ろにお兄ちゃんたちもいながら。
どんな住まいなんだろう気になるな〜