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貴方が拾った手紙

#1

それは愛らしい便箋だった。


お元気ですか。
先輩が東京の大学へ進学し、私は高校3年生になり、お互い忙しく、連絡を取ることも少なくなりましたね。
今日、何があったか、何が嬉しかったか。今の時代、スマホという便利なもので好きな時にメールをすることができますが、私はメールが少々苦手です。
顔色や感情がわからない、カクカクとした書体が苦手なのです。
そのメールがきたとき、先輩は一体どんな気持ちで私と私と話をしているのか、聞きたいけど怖くて聞けない、だからメールは苦手なのです。
でも、手紙が好きな理由もあります。先輩の字が、好きだからです。
先輩の字を見ていると、まるで、声で話をしているかのように、読んでて楽しいのです。少し不恰好な文字が、とても私を幸せにしてくれます。
なんて、字の話ばかりをしていても・・・(笑)
最近、私はとても、昔のことばかり思い出します。
その思い出す思い出の中にはどんな時だって、先輩はいます。
私はとても、寂しいです。会いに行く余裕はないけれど、会いに行きたいです。
先輩と、メールでも手紙でもなくて、向かい合って思い出話ができる日が来るのを待っています。
でも、会えない日はないのだと、信じています。
先輩に会える人楽しみにしています。
なんとも長い手紙ですね(笑)
結局、大事なことは最後になってしまいますね。
今でも私は、先輩が、心から好きです。
返事を、いつでのいいので欲しいです。
どうかお体に気をつけて。
                              


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作者メッセージ

どうも初めまして、稀です!
初の投稿作です!
よろしくお願いします!

2023/06/15 22:45

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