あんたのせい
#1
私はいじめで苦しんだ。本当に辛くて、悲しくて。酷かった時は、毎日泣いていた。
親はそんな私を、ずっとずっと責めてきた。
「あんたが悪い」
「どうしてこんな事になったのか」
私のことは守ってくれなくて、むしろ相手の方を寄り添うようなこと言っていたのを、はっきりと覚えている。
先生も、友達もそう。みんな私の味方なんて、一切してくれなかった。
この地球の中で、一番孤独な存在。それが私だった。
ねぇ、どうしてみんな分かってくれないんだろう。私はこんなに辛いのに。悪いことなんて、してないよ。
先生はこう言う。
「あなたが悪いんですよ。相手を傷つけて、あなたは加害者です」
嘘、嘘。私は相手を傷つけるようなことなんて、全くしてない。それどころか、見てよ。私は今、こんなに苦しんでいるというのに。
友達も、周りの大人と同じようなことを言っていた。
「いや、流石に……。無理だよ」
「流石に庇ってられないよ」
誰も守ってくれない。守ってくれない。私、なにか悪いことをしたのかな。友達だって、私のこと助けるって、前言ってたのに。
「ねぇ、おかしいって思うよね」
おかしい。こんなこと望んでなかったのに。
それも、これも、全部全部。あの子のせいだ。
「あんたのせいだよ。責任取れよ。私がこんな風になったのは、あんたのせいだよ」
今日も、あんたの席に向かって恨み言を言う。あんたはもう一生学校には来ないけど。
周りのクラスメイトは、そんな私を見てこう言うの。
「うっわ、またやってるよ」
「あの席の子が自殺したの、あいつのいじめのせいなのに」
「加害者だよな、あいつって」
違う、違う、違う。私はあいつに人生を壊された。れっきとした被害者なんだ。
「違う。違う。私は」
悪くないんだよ。
親はそんな私を、ずっとずっと責めてきた。
「あんたが悪い」
「どうしてこんな事になったのか」
私のことは守ってくれなくて、むしろ相手の方を寄り添うようなこと言っていたのを、はっきりと覚えている。
先生も、友達もそう。みんな私の味方なんて、一切してくれなかった。
この地球の中で、一番孤独な存在。それが私だった。
ねぇ、どうしてみんな分かってくれないんだろう。私はこんなに辛いのに。悪いことなんて、してないよ。
先生はこう言う。
「あなたが悪いんですよ。相手を傷つけて、あなたは加害者です」
嘘、嘘。私は相手を傷つけるようなことなんて、全くしてない。それどころか、見てよ。私は今、こんなに苦しんでいるというのに。
友達も、周りの大人と同じようなことを言っていた。
「いや、流石に……。無理だよ」
「流石に庇ってられないよ」
誰も守ってくれない。守ってくれない。私、なにか悪いことをしたのかな。友達だって、私のこと助けるって、前言ってたのに。
「ねぇ、おかしいって思うよね」
おかしい。こんなこと望んでなかったのに。
それも、これも、全部全部。あの子のせいだ。
「あんたのせいだよ。責任取れよ。私がこんな風になったのは、あんたのせいだよ」
今日も、あんたの席に向かって恨み言を言う。あんたはもう一生学校には来ないけど。
周りのクラスメイトは、そんな私を見てこう言うの。
「うっわ、またやってるよ」
「あの席の子が自殺したの、あいつのいじめのせいなのに」
「加害者だよな、あいつって」
違う、違う、違う。私はあいつに人生を壊された。れっきとした被害者なんだ。
「違う。違う。私は」
悪くないんだよ。
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