ーイントロー

締め切り遠くの試練が
やけに心を刻んだ
まっくろな消しカスを払って
「おやすみ」の一言

「あんまり頑張りすぎないで？」
「がんばれ頑張らなきゃ無理で。」
どっちもあんたの言葉
どっちかにして
迷ってしまうでしょう

それなら一粒だけの逃避行
教えてほしいのただ非行を
ベッドに眠るふりをして僕は

飽きたら捨てるガムみたく
はぐれ者のわれらは　今日も
おはよう、僕　そして　さようなら、わたくし！
またあとでね
さっきぶりのあんたと
タイヤを数えるだけの遊びをしよう
キレイな川の向こうに行かないように
さようならを本当にしてしまわないように

ー間奏ー

静かな絶望の４５分の
中間に一人立つんだ
「よおいはじめ」と同じ時間に
席を離れて「終わりました」

感情なくし感情なくし
それで手に入れられたらどれほど幸せかな
こころなくしこころなくし
いつしかわすれるまで

テントの中の虫みたいに
いつか消えなきゃのわれらは　今日も
おはよう、僕　そして　さよなら、わたくし！
もうこないでね
さっきぶりのあんたと
小石を投げましょう
だれかの泣いてる声と
同じぐらいのひなげしと

サーカスの楽しさも
秋晴れに飛ぶ爆弾も
きっと紙一重で
僕にはどうにもできない
最初だけでいい
最後までもいい
きっときっとこうじゃなきゃ
僕らはないんだから

ー間奏ー

腐った豆がおいしいように
だめでも認めてという精神は　今日も
「甘えんな殺せすべてをなくして」
で埋められるの
さっきぶりのせんせいに
小石を投げられたら
バイバイできる日までずっと耐えて

おはよう、僕は