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【あなたの小説やキャラのイメソン依頼受付中】おとうふ産歌詞放出水槽

#189

童話の小鳥

迷い込んだ二人の
幼気な瞳に惚れた
落としていったパンくずを
拾って食べる習性に抗った

ー間奏ー

モノローグですら語られないか、
たとえどれだけ綺麗な羽を持って
空を悠々、飛んでいても

名前すらないのだから
精々「鳥」なのだから
にやける資格すらない
わかっているけれど

please,please,look at me
私の方を向いて 向いてよ
please,please,look at me
さえずった声は描かれないのさ

童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ある日突然生まれて死ぬだけの
童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ただの
生まれただけの命さ

ー間奏ー

精々できることというなら
何かしでかし盛り上げて
主人公様を囃し立てること
でも
その瞳に恋をしたのさ
戻れなくなったのさ
指先に触れたい
止まってみたい

童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ある日突然生まれて死ぬだけの
童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ある日
そっとあなたを忘れる

迷い込んだ二人の
幼気な瞳に惚れた
落としていったパンくずを
拾って食べる習性に抗った

抗ったけど、

童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ある日突然生まれて死ぬだけの
童話の小鳥さんだ
私は小鳥さんだ
ただの
生まれただけの命さ

その目に 翼に
意味も価値もなければ
あなたの隣に立って
笑ったり泣く資格もないから

ああ

作者メッセージ

ヘンゼルは、小さい妹をいたわりながら、
「グレーテル、まあ待っておいでよ。お月さまが出るまでね。お月さまが出りゃあ、こぼしておいてパンくずも見えるし、それをさがして行けば、うちへかえれるんだよ。」と、いいました。
 お月さまが上がったので、ふたりは出かけました。けれど、パンくずは、もうどこにも見あたりません。それは、森や野をとびまわっている、なん千ともしれない鳥たちが、みんなつついてもって行ってしまったのです。

ヘンゼルとグレーテル
HANSEL UND GRETEL
グリム兄弟 Bruder Grimm
楠山正雄訳

2025/12/12 00:32

おとうふ ID:≫ 047b4UnKXIhec
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