ーイントロー

どこかの誰かが歌うような
恋は戦争だとか争いだとか
そういったものは案外、なんというか
手には残らない悲しみってもので

あっさりとあなたは離れていく
それに特に蟠りもないようで
ゆっくりとカップのココアが冷めるような
そんな感じの終わり方をしたんだ

いつものことだよ
あなたが置いていくのも
いつかは老いることも
なのになぜかなあ
こんなに今日は廻っている

もしも今目の前に大輪の花束があって
それをあなたが私にくれるとして
笑えるかな　泣いてしまうかな
そのどちらでもないと言えるかな
もしも今ベルが鳴ってあなたが来て
「ごめん、嘘」なんて言ってくれたなら
答えれるかな　答えようかな
抱きしめる勇気だけはある気がするな

ー間奏ー

好きあって別れて
案外あなたと私は
一緒なのかもしれない
諦められないのお互い様でさ
それならちゃんと前を向かないとな

お互いにきっと叶わないってことは
なんとなくわかっている気がするんだ
それでも　二人が結ばれることは
ないってこともちゃんとわかってるんだ
もしも今ベルが鳴ってあなたが来て
「ごめん、いいよ」なんて言ってくれたとしても
答えないかな　答えれないな
あなたの本当を応援したいから

ゆっくりとおやすみ
私の恋心よ
結び　交わし　何度もちぎれていった
私の恋心よ