なんとなく集まって
なんとなく歌って
なんとなく喋っていた
そんな
何でもないことばかりを
君は宝物だなんて言う

なんとなく集まって
なんとなく飲んで
なんとなく眠っていた
そんな
必要性もない言葉たちを
君は大切に仕舞っていた

お互いの謎の幸せのために
傷を舐めあって
本当の顔は見ないまま
僕らなんとなく　愛し合ってる気がすんだ
気が済んだらもう帰ろうぜ
未練たらたらなランタン火を消して
さぁ
僕らなんとなく　間に合ってる気がすんだ
どうしようもなく寂しい

ー間奏ー

とくに意味など生まないし
お互い別に大切はあるし
君かそれ以外の命ならば
余裕で見捨てる覚悟はあるし

それなら一緒にいなくていいね
それはなんとなく違うぜベイベー
舌先三寸　信じられないかもだが
結構気に入ってるんだお前は

お互いの謎の幸せのために
傷を分け合って
本当の姿は知らないけれど
僕らなんとなく　愛し合ってる気がすんだ
気が済んだらもうお別れさ
つくづく笑顔だけは好きな君を
さぁ
僕らなんとなく　お互い気に入ってるんだ

もしも世界が終わるときは
やっぱりこうして集まるのかな
そして当たり前みたいに
「なんとなく」なんて笑うのかな
もしも明日が来ないならば
最後は君と笑いたいな
なんて
必要性もない言葉たちを
大切に抱きしめちゃってんだ

お互いの謎の幸せのために
傷を舐めあって
本当の顔は見ないまま
僕らなんとなく　分かり合える気がすんだ
気が済んだらもう帰ろうぜ
無常にも消えた中身のジョッキを返して
さぁ
僕らなんとなく　間に合ってる気がすんだ
どうしようもなく嬉しい