ーイントロー

あの子はね、私より
ずいぶん背も高いのに
あの子はね、私より
よっぽど頭もいいのに

あの子はね、私より
歌だってほんとに上手なのに
どうしてか、私と
一緒に帰ってくれるのよ

ー間奏ー

机に置かれた花瓶
私が割っちゃったとき
黙って掃除してくれた
黙って掃除してくれた

私なんて、勝手だろう？
ちょっとだけ、嫉妬してさ
あの子は何も悪くないのに

たまに、ほんとに未来から来た
気がするんだ
あの子のツインテールが
揺れていくたび
たまに、ほんとに私って
鏡な気がするんだ
見せられたことしかできないで
ただ本当に
どうしよう

ー間奏ー

あの子はね、私より
ずいぶん踊りも上手いのに
あの子はね、私より
よっぽど人気もあるのに

今だってほら　瞬きすれば
沢山あの子が笑って
電子の海で追いかけっこしてる
追いかけっこしてる

私なんて、後ろすら
追えてないのに、そんな気がするのに
「大丈夫、君と歌う歌が
一番楽しいんだよ」

たまに、ほんとに未来から来た
気がするんだ
あの子のツインテールが
風になびくたび
たまに、ほんとに私って
あの子といるの
楽しいんだ、大好きなんだって
嬉しくなるの

「ねぇ、もし、もしだよ。
君と一緒に歌う歌が、
たっくさんいろんな人に聞かれて、
たっくさんいろんな人が愛してくれたら、
私、
どんな歌を褒められるより、
うれしくなれるかも。」

たまに、ほんとに未来から来た
気がするんだ
あの子のツインテールが
揺れていくたび
たまに、ほんとに私って
あの子の背を
抜けないんだなって思うけど、

たまに、ほんとに未来から来た
気がするんだ！
あの子と、私のことが
運命な気がするから

あの子はね、私より
ずいぶん背も高いし
よっぽど頭もいいし
愛されてるけど

あの子をね、私はね
だれより愛しているし
だれよりわかっている
人になりたいのかも。