ねぇ私と「あそぼう」
私は片瀬花凛。中学2年生。この人生全てをスポーツにかけてきた女。そんな私はもちろんツイッターなどは見ない。だから噂好きの親友、奈緒が話してきても話題に乗れない時が多い。そして今日も・・奈緒「ねぇ花凛?聞いてる?」花凛「あ、アハハ。聞いてるよ。」奈緒「本当?」花凛「う、うん!」こんな会話をしている。これは毎日の恒例会話とも言えるだろう。まぁもちろん聞いてないわけで・・・。千春「聞いてないでしょ?嘘はよくないよ。・・ねむ」ビビリだけど頭は良い千春に事実の剣を突き刺さられる。奈緒「やっぱり?じゃあもう一回話すよー。はぁ、次はちゃんと聞いといてね?圧」花凛「う、うん!もちろんだよ。」スポーツ系なら本気出して右にも左にも出るものがなく「血の氷姫」とか「黒の堕天使」とか呼ばれてんのに奈緒ちゃんのことになるとどうしてもビビってしまう。毎回圧が強い奈緒ちゃん。別に頭がいいわけでもなく運動ができるわけでもないのになんか圧だけでは右に出るものがなく噂好きで情報やみたいなイメージ。奈緒「えっとね、まず隣町の商店街あるじゃん?ホラあの噂の・・・。」花凛「?隣町?ああ運動靴が最新式のが多い店?いいよね。私の愛用靴もあそこの商店街の靴屋だよ?何?奈緒ちゃんもあそこで買ってんの?」千春「花凛ちゃん・・。ここまでスポーツバカだったとは。呆れるよ」花凛「・・・え?違うの?」なんか怖いんだけど、あ、それよりあそこの靴屋ほんとにいいんだよ?まずね靴紐が・・奈緒「かーりーんーちゃーんー?。はぁ、ここまでバカだったとは。んーとねぇ商店街は「明光商店街」って名前で路地裏にある秘密基地みたいなものなのよ。」花凛「え?秘密基地の商店街?普通商店街ならアピールしたいでしょ?おかしな商店街」奈緒「まぁ流石に花凛もここはわかるか。だけどねおかしいのはそこだけじゃないの!何とねその商店街に行った人が全員消えて行方不明になってるの!十人全員よ?おかしいでしょ?」花凛「確かにねぇ。十人全員なんておかしいね。そんなに面白いのかなぁ?スポーツジムくらい?」奈緒「・・・そっか。スポーツ馬鹿はそういう解釈になるか。えっとね政府はこの商店街を「誘拐商店街」って呼んでるの。」誘拐?何それ。変な商店街。花凛「何で?」奈緒「政府は今回の出来事は全て商店街に住んでる人が犯していると思っているわ。」千春「理由はツイッターに載ってるんだけどその住民の中でも5、6歳の子供が「ねぇ私と遊ぼう?」つで行ってくるんだって。だからそれで遊んだら何かが起こるーって言われてる。」花凛「何かを早く解明しろよ」あらつい本音が。奈緒「そう。千春の言う通り5、6歳の子供が惑わしてくるんだって。」んー。情報量が多すぎる!よくわからない!
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