文字サイズ変更

狐の面は貴方を隠す。

#1

プロローグ

[水平線]
ピーヒャラピーヒャラドンドン…



神社の境内の中に、お囃子が響く。
狐の面をつけた人々がぞろぞろと集まってくる。


沢山の屋台、お神輿、花火。


夏の終わりに鳴る風鈴。


人の話し声。

狐の面をつけていて感情がわかりにくいが、悲しい雰囲気のものは誰ひとりいない。

ただ一人、境内で熱心に祈っている少女がいた。
少女、と言っても5歳ぐらいの女の子だ。ちゃんとお面もつけている。


[中央寄せ][明朝体]「きつねさんとおともだちになれますように」[/明朝体][/中央寄せ]

そう願い、満足したように親の元へ帰っていく。


彼女は、屋根の上に同じくらいの少年がいることに気が付かなかったようだ。




少年は山吹色の瞳を瞬かせながら、遠ざかっていく小さな背中をお面越しに見つめていた。


[水平線]

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

はい〜新作出しました!
今回は初の参加型じゃないオリジナルです!
恋愛ファンタジーというちょっと不思議な世界観でやってみようと思います!
よろしくお願いします!

2024/10/21 05:15

すい ID:≫9pzU0bZ.dRYFw
続きを執筆
小説を編集
/ 4

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL