運命の糸は絡まり続ける
[明朝体]『んぅ.......まぶし"ぃ..........』
目を開けてすぐ飛び込んでくる光にまた目を瞑らせた。
あー、あのまま寝落ちしちゃったんだ..........
時計に目を向けると、時計の短い針が、5を指している
『お風呂と、ご飯食べなきゃ..........』
ベッドから起き上がり、部屋の電気を消す。
電気代使っちゃったなぁ..........
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そろそろ時間になり、携帯をしまい家から出ると
「おはよーございますっ!●●さん!」
私はそっとドアを閉めた
「ちょちょ.....!閉めないでください!」
『えぇ........びっくりしたんだけど.........』
なんで君がここに居るの、そう続けると
ものすごく笑顔で
「迎えに来ました!」
と言われた。
すごいね、私達恋人じゃないよね?返事待ちだよね?
度胸がすごいよ........
『まぁ、特に誰と行くとかはないからいいけど..........』
「嬉しいですっ!」
はい!と、彼が手を差し出してきたが私は気づかないふりをして、進んだ
ひどくないですか!?と、私の後を追いかける彼
私は純粋に彼と手を繋げない。どうしても、彼の小指に目がいってしまう
正確には、"白い糸"にだが
『..........それにしても君って敬語だよね。癖なの?』
「いえ?○○さんにはなんというか、緊張してしまって........」
程よい距離を保ちながら隣を歩く彼は、自分の頬を掻きながら少し恥ずかしそうに言った
本当に彼は、私が好きなんだな、そう伝えさせられた気がした
それと同時に、"今好きなのは"、私なんだろうなと思ってしまった
『緊張しなくていいのに』
少し揶揄うように言うと
「写真に収めていいですか」
『君は私のファンなのかな?』
予想外の反応がきたので、思わずツッコんでしまった。
そして、少しして2人でくすくすと笑っていた。
(少しだけ距離が近くなったような)[/明朝体]
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