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生きる資格もない私。

#1


昔から無邪気な子供だった。よく友達とボール遊びもして、喧嘩は……あんまりしなかった。友達の家に遊びに行ったり、いつも一緒に登校したりした。
写真を撮ったり、自分の兄妹はいないけれど、十分楽しかったのに、ある日…………それは同性の友達に恋した日から、もう1人の“自分”を作ってしまった。恋だと気づく前はなんだか、他の子と友達が話していると気分が悪くなっていることだけしか分からなかったけど、友達に彼氏ができたとき、「羨ましい」ではなく「おめでとう」でもなく「別れさせたい」それだけだった。このことを考えてしまって自分はなんて最悪なゴミ、友達になって良い資格があるのかだけを考えてしまい、その時から裏表の自分がはっきりと別れた。
表は心が純粋で元気で明るい、賢い自分。裏は心が汚れて友達に依存してしまって自殺願望の自分。

ドラッグストアに行くとついつい包帯や絆創膏、消毒液のところに行ってしまう。 

現実逃避をしようと昔みたいに遊んでしまう。

病院に行くと包帯が置いてあるから見てしまう。

文房具屋に行くとカッターなどの刃物を見に行ってしまう。

夢を見ると入院していてもう少しで死ねたのにと夢なのに思ってしまう。

友達が別の子と話していると、殺気が湧いてしまう。

そんな自分が嫌になって自分の身体を傷つけようともしたけど、痛いのはとても苦手だから出来ず、学校でも、ここから飛び降りたら死ぬのかな、この糸で首を絞めたら死ねるかな、そう考えていても家族や友達が悲しむと想像。
この沢山の鎖が自分を縛り自由にさせてくれなかった。そんな日々が続き、友達と恋バナの話になった。友達は彼氏がいて、告白されたことも何回かある。そして友達が好きになった人も何人かいる。自分は当然、表側の笑顔で、明るく、空気を読み、どうにか嫌われないように振る舞っていた。友達の話も終わり、自分の好きな人を聞いてくる。自分は「いるよ」それだけ言って友達が「同じクラス?」とかいうけれど全部違う、そう嘘を吐いて裏の自分を必死に隠したが、「もしかして同性?」そう聞かれた時は内心焦った。それも「違う」と答えたときは心がチクッとした。このときに「はい、そうです」と答えたら受け入れてくれるかな、そう思ったから。本当に現実の世の中は狭い。トランスジェンダーは受け入れているけれど、同性恋愛は受け入れてくれない。そして、いつか、告白をしたら受け入れてくれるのだろうか?答えは多分、ノーだ。1、世間が受け入れてくれないから。2、そもそも同性の恋愛なんてあり得ないから。3…………は考えたくもないけど、……………………自分が嫌いだから。別にどの理由でも良い。自分が生きる希望を失うだけだから。



あなたは、この話を読んでどう思いますか?
これは私の人生、[下線][太字]ノンフィクション[/太字][/下線]です。

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2024/10/20 16:51

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