二次創作
sha受け短編集
【リクエスト作品】マブダチ組
・BL
・付き合ってます(なおマブだけ)
・流血表現あり
・モブが一瞬だけでますが、いいやつです
・ほとんど他メンバー出ません…ちらっとだけ
・軍パロ…要素ほとんどないですが
・キャラ崩壊注意
・下手です!!!
[水平線]
side ロボロ
「シャオロン様!」
「お、どうしたん? ◯◯」
一般兵がシャオロンに話しかけている。
それに優しく返すシャオロン。
「本日非番と聞いたのですが、訓練に付き合っていただけませんか」
「ええで! やっぱお前偉いなあ」
にこっと太陽のごとく笑いながら訓練場に向かう一般兵とシャオロンに、なぞの感情が込み上げてくる。
見てみぬふりをした己の感情。
こんなことばかりだから心がないと言われるのだろうか。
〜〜〜〜〜
『シャオロン! 手合わせしようぜ』
『あ、シャオさ〜ん。空いてたら内ゲバやりましょ』
元気なコネシマとその後ろで戦いを誘うショッピくん。
監視カメラごしでもうるさいと感じるほどのコネさんの声量に顔をしかめながら、三人の会話を聞き続ける。
『ええで〜! ちょうど俺も戦い足りんかったし』
『聞き捨てならねぇぜ! 俺も混ぜろ』
ダクトからガタンと落ちてきたゾムも混じって、このあとはきっとトントンが頭を悩ませることになるだろう。
被害が監視室にまで及ばないといいが。
そう思いながら別のカメラ映像へ視線を移す。
だけれどさっきの会話が頭から離れない。
最近、シャオロンと関わることが少し少ない気がする。
自分は結構この部屋でこもっているし、シャオロンは訓練などで忙しい。
それに加え、戦争が終わったことで後片付けに追われていていつもより忙しかったのもある。
またあの感情。
マグマより熱いぐるぐるとした感情。
近頃はこの感情を覚えるのが多いな。
〜〜〜〜〜
「シャオロン」
「? 何?」
夕食のタイミングでシャオロンに話しかける。
いつもシャオロンは俺の隣。
少しの優越感は俺の黒い感情を少し忘れさせてくれる。
「明日空いとる?」
「空いてるけど…」
「街にいかん? 買い足したいものあるんよね」
「ぜんぜんいいけど…。俺ついて行っていいの?」
「いいに決まっとるやろ。じゃなかったら話しかけとらんし」
んふふ、と微笑むシャオロンを横目に見て、食事を口にいれる。
明日は、シャオロンと一緒にいられる。
そう思うだけで気分が良かった。
翌日。
ふたりで街に出ていろんなものを買ったり食べたりした。
おそろいだと買った琥珀とルベライトのペンダント。
目の色と同じマゼンダのそれを服越しに優しく包みながら、ふたりで手を繋いで歩く。
「久しぶりのデート!」
と嬉しそうなシャオロンに微笑み返しながら過ごす時間は幸せ以外の何者でもなかった。
最近感じていたドス黒い感情はなりを潜めていた。
_____
でも。
カメラ越しに見えた目の前の状況に、俺の心に真っ黒な液体が満ち始める。
あついあつい液体に、頭の回転が鈍化させられている。
『ゾムっ、もういややぁっ。辛いっ、もう死にたい…』
『シャオロン、だいじょーぶやから、ゆっくり深呼吸しーや?』
シャオロンがゾムに泣きついている。
ゾムはシャオロンの頭や背中を擦ってやりながら、そうさとしている。
「…は?」
低い自分の声。
俺らはマブダチなんやないの?
付き合ってるんやないの?
なんで、ゾムにばっか頼ってるん?
マブダチやって言い出したんも、俺の心をむりやり開いたんも全部全部お前やろ…?
ああ、この真っ黒い感情の正体がやっとわかった。
ナイフと弓矢を手に立ち上がる。
「どうした、ロボ」
となりにいた大先生の喉を掻き切る。
うめき声を上げて絶命した、[下線]かつての仲間[/下線]を見下ろす。
シャオロンをうばうなら、もう何もかも殺してやる。
「これを、[太字]独占欲[/太字]っていうんやろ?」
〜
血にまみれて目の前に現れた俺をシャオロンは絶望の眼差しで見つめている。
「ロボロ…なんで、みんな殺したん…?」
周りに転がっているのは幹部と、書記長・総統たちの死体。
返り血をあびたシャオロンさえも愛しく感じる。
だって、俺のことだけを見てくれてるんやから。
「なんでかって? 全部全部シャオロンのせいやろ?」
「え、俺の…?」
「そ、シャオロンが俺をめちゃくちゃにしてくれたせいや」
ぽろぽろと涙を流すシャオロンを優しく抱きしめる。
「もう、離れんとってな」
わずかに袖を握られた気配に薄く笑う。
これで、もう…
[大文字]ずーっと一緒やね♡[/大文字]
・BL
・付き合ってます(なおマブだけ)
・流血表現あり
・モブが一瞬だけでますが、いいやつです
・ほとんど他メンバー出ません…ちらっとだけ
・軍パロ…要素ほとんどないですが
・キャラ崩壊注意
・下手です!!!
[水平線]
side ロボロ
「シャオロン様!」
「お、どうしたん? ◯◯」
一般兵がシャオロンに話しかけている。
それに優しく返すシャオロン。
「本日非番と聞いたのですが、訓練に付き合っていただけませんか」
「ええで! やっぱお前偉いなあ」
にこっと太陽のごとく笑いながら訓練場に向かう一般兵とシャオロンに、なぞの感情が込み上げてくる。
見てみぬふりをした己の感情。
こんなことばかりだから心がないと言われるのだろうか。
〜〜〜〜〜
『シャオロン! 手合わせしようぜ』
『あ、シャオさ〜ん。空いてたら内ゲバやりましょ』
元気なコネシマとその後ろで戦いを誘うショッピくん。
監視カメラごしでもうるさいと感じるほどのコネさんの声量に顔をしかめながら、三人の会話を聞き続ける。
『ええで〜! ちょうど俺も戦い足りんかったし』
『聞き捨てならねぇぜ! 俺も混ぜろ』
ダクトからガタンと落ちてきたゾムも混じって、このあとはきっとトントンが頭を悩ませることになるだろう。
被害が監視室にまで及ばないといいが。
そう思いながら別のカメラ映像へ視線を移す。
だけれどさっきの会話が頭から離れない。
最近、シャオロンと関わることが少し少ない気がする。
自分は結構この部屋でこもっているし、シャオロンは訓練などで忙しい。
それに加え、戦争が終わったことで後片付けに追われていていつもより忙しかったのもある。
またあの感情。
マグマより熱いぐるぐるとした感情。
近頃はこの感情を覚えるのが多いな。
〜〜〜〜〜
「シャオロン」
「? 何?」
夕食のタイミングでシャオロンに話しかける。
いつもシャオロンは俺の隣。
少しの優越感は俺の黒い感情を少し忘れさせてくれる。
「明日空いとる?」
「空いてるけど…」
「街にいかん? 買い足したいものあるんよね」
「ぜんぜんいいけど…。俺ついて行っていいの?」
「いいに決まっとるやろ。じゃなかったら話しかけとらんし」
んふふ、と微笑むシャオロンを横目に見て、食事を口にいれる。
明日は、シャオロンと一緒にいられる。
そう思うだけで気分が良かった。
翌日。
ふたりで街に出ていろんなものを買ったり食べたりした。
おそろいだと買った琥珀とルベライトのペンダント。
目の色と同じマゼンダのそれを服越しに優しく包みながら、ふたりで手を繋いで歩く。
「久しぶりのデート!」
と嬉しそうなシャオロンに微笑み返しながら過ごす時間は幸せ以外の何者でもなかった。
最近感じていたドス黒い感情はなりを潜めていた。
_____
でも。
カメラ越しに見えた目の前の状況に、俺の心に真っ黒な液体が満ち始める。
あついあつい液体に、頭の回転が鈍化させられている。
『ゾムっ、もういややぁっ。辛いっ、もう死にたい…』
『シャオロン、だいじょーぶやから、ゆっくり深呼吸しーや?』
シャオロンがゾムに泣きついている。
ゾムはシャオロンの頭や背中を擦ってやりながら、そうさとしている。
「…は?」
低い自分の声。
俺らはマブダチなんやないの?
付き合ってるんやないの?
なんで、ゾムにばっか頼ってるん?
マブダチやって言い出したんも、俺の心をむりやり開いたんも全部全部お前やろ…?
ああ、この真っ黒い感情の正体がやっとわかった。
ナイフと弓矢を手に立ち上がる。
「どうした、ロボ」
となりにいた大先生の喉を掻き切る。
うめき声を上げて絶命した、[下線]かつての仲間[/下線]を見下ろす。
シャオロンをうばうなら、もう何もかも殺してやる。
「これを、[太字]独占欲[/太字]っていうんやろ?」
〜
血にまみれて目の前に現れた俺をシャオロンは絶望の眼差しで見つめている。
「ロボロ…なんで、みんな殺したん…?」
周りに転がっているのは幹部と、書記長・総統たちの死体。
返り血をあびたシャオロンさえも愛しく感じる。
だって、俺のことだけを見てくれてるんやから。
「なんでかって? 全部全部シャオロンのせいやろ?」
「え、俺の…?」
「そ、シャオロンが俺をめちゃくちゃにしてくれたせいや」
ぽろぽろと涙を流すシャオロンを優しく抱きしめる。
「もう、離れんとってな」
わずかに袖を握られた気配に薄く笑う。
これで、もう…
[大文字]ずーっと一緒やね♡[/大文字]
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