能力者たちの詩編歌
とある部屋。
棚には薬品がずらりと並び、大きな机にはややこしい図解や複雑な実験用具が散乱していた。
刹那、鳴り響く轟音。つんざく光。
どうやら爆発したらしい…?
「わお☆なんか失敗した!!」
煙の中で額をぬぐう女性。ビビットピンクに黄色のメッシュという奇抜な髪を三つ編みにしている。
彼女の名前は求真シエル。
若き発明者だ。
シエル視点
シエル「うーん、なぜうまくいかないかな?理屈的には通ってるはずなんだけど…」
今私は吹っ飛ぶカレーの実験をしている。
聞いて驚け、それは食べようとするとカレーが明後日の方向に吹っ飛ぶというもの!
…なんかこう、罠とかに使えそうじゃない???
PiPiPi
シエル「ぬ」
電話?なんだろ誰からだ…??
シエル「はいもしもしー」
レイル「ハーイわが妹シエルー元気にしてたー?」
シエル「…お姉ちゃん!?!?」
久しぶりに声聞いたんだけど。生きてたんだ(((
シエル「元気だよー☆さっきも吹っ飛ぶカレーの実験してたら爆発してさー」
レイル「よくわからんけど元気なのはわかった」
レイル「あのねーシエル、ちょっと今職場の同僚と飲んでんだけどさ。
その同僚が面白いこと言うのよ!
ぜったいシエルも興味持つと思うから聞いてみてくれない??」
え、何言ってんのこの人。(((
シエル「え突然電話してきた理由同僚の惚気なの??」
レイル「違うわ」
そうして姉の声が電話口を離れると、すぐに別の女性の声が聞こえて来た。
黄夏「もしもし初めまして~黄夏と申します!レイル先輩の妹さんですか?」
声からは元気そうな印象を受けるね。
シエル「はい!求真シエルと言います!」
黄夏「あのね、驚かないで聞いてほしいんだけどさ…」
黄夏「私、神について調べてんだ」
その声は、あたしがほんとに知りたいことを知る鍵な気がした。
あれから数日後。
あたしは黄夏さん家のドアの前に立っていた。
ぴーんぽーん、とチャイムを鳴らす。
しばらくすると、ドアが開いた。
黄夏「よーっす、来てくれてありがとう、シエルさん!上がって上がって♪」
シエル「はい!お邪魔しまーす!」
テーブルをはさんで向かい合わせに座ると、黄夏さんは一冊の古びた本を出してきた。
シエル「わお…なんですか、これ」
黄夏「これはね、世界の誕生についてを謡ってる本。昔住んでた廃屋で見つけたんだ」
昔廃屋住んでたんだこの人。どんな生活してたんだろ((
黄夏「わたしも色々調べてたんだけど…あと一歩のとこで行き詰まっちゃって」
すると黄夏さんは本を開き、あるページをあたしに見せた。
「噂によれば、神々の力は純粋な宝石製の装飾品に宿ると言われる。
我々はその中でも7種の装飾品に、神々を知る重要性があると踏んだ。
ダイアモンドの王冠
ルビーのペンダント
サファイアの指輪
トパーズの耳飾り
ペリドットの腕輪
アメジストのロザリオ
アクアマリンの短剣
これらの魔法の装飾品を集め、とある神殿で祈りをささげるのだ。
神々はその功績を称え、その宝石の力で地に降臨するであろう。」
シエル「7種の装飾品…これまたファンタジーな」
黄夏「実はわたし、トパーズの耳飾り持ってるのよ」
シエル「え!?!?」
黄夏「昔手に入れたの。…なんだけど、他にもまだまだ必要みたいだし、
全部を買いそろえるお金もないし…と思ってね」
この人マジで昔何してたんだろ…廃屋暮らしなのに宝石持ってるって…
…ん?もしかして…
シエル「ま、まままままさか、あたしにそのほかを集めるお金を出してもらうつもりですか?!?」
黄夏「いやさすがにそれはないから安心して」
びっくりした、お金巻き上げられるかと思った((
黄夏「あなたにはここ。『とある神殿』がどこかを探してほしいの。」
シエル「わお…責任重大」
黄夏「そんな気に負わなくていいよ、いつまでもわたしは待てるから。…寿命の範囲なら」
シエル「あはは…でもそうですね、神の力が宿った装飾品…神を降臨させる神殿…
よし!燃えて来た!!」
黄夏「お、やる気になってくれる!?」
シエル「はい!いつになるかはちょっと断言できないですけど…なるべく早く調べて伝えます!!」
ここから、あたしの新たな知識への旅が始まった。
棚には薬品がずらりと並び、大きな机にはややこしい図解や複雑な実験用具が散乱していた。
刹那、鳴り響く轟音。つんざく光。
どうやら爆発したらしい…?
「わお☆なんか失敗した!!」
煙の中で額をぬぐう女性。ビビットピンクに黄色のメッシュという奇抜な髪を三つ編みにしている。
彼女の名前は求真シエル。
若き発明者だ。
シエル視点
シエル「うーん、なぜうまくいかないかな?理屈的には通ってるはずなんだけど…」
今私は吹っ飛ぶカレーの実験をしている。
聞いて驚け、それは食べようとするとカレーが明後日の方向に吹っ飛ぶというもの!
…なんかこう、罠とかに使えそうじゃない???
PiPiPi
シエル「ぬ」
電話?なんだろ誰からだ…??
シエル「はいもしもしー」
レイル「ハーイわが妹シエルー元気にしてたー?」
シエル「…お姉ちゃん!?!?」
久しぶりに声聞いたんだけど。生きてたんだ(((
シエル「元気だよー☆さっきも吹っ飛ぶカレーの実験してたら爆発してさー」
レイル「よくわからんけど元気なのはわかった」
レイル「あのねーシエル、ちょっと今職場の同僚と飲んでんだけどさ。
その同僚が面白いこと言うのよ!
ぜったいシエルも興味持つと思うから聞いてみてくれない??」
え、何言ってんのこの人。(((
シエル「え突然電話してきた理由同僚の惚気なの??」
レイル「違うわ」
そうして姉の声が電話口を離れると、すぐに別の女性の声が聞こえて来た。
黄夏「もしもし初めまして~黄夏と申します!レイル先輩の妹さんですか?」
声からは元気そうな印象を受けるね。
シエル「はい!求真シエルと言います!」
黄夏「あのね、驚かないで聞いてほしいんだけどさ…」
黄夏「私、神について調べてんだ」
その声は、あたしがほんとに知りたいことを知る鍵な気がした。
あれから数日後。
あたしは黄夏さん家のドアの前に立っていた。
ぴーんぽーん、とチャイムを鳴らす。
しばらくすると、ドアが開いた。
黄夏「よーっす、来てくれてありがとう、シエルさん!上がって上がって♪」
シエル「はい!お邪魔しまーす!」
テーブルをはさんで向かい合わせに座ると、黄夏さんは一冊の古びた本を出してきた。
シエル「わお…なんですか、これ」
黄夏「これはね、世界の誕生についてを謡ってる本。昔住んでた廃屋で見つけたんだ」
昔廃屋住んでたんだこの人。どんな生活してたんだろ((
黄夏「わたしも色々調べてたんだけど…あと一歩のとこで行き詰まっちゃって」
すると黄夏さんは本を開き、あるページをあたしに見せた。
「噂によれば、神々の力は純粋な宝石製の装飾品に宿ると言われる。
我々はその中でも7種の装飾品に、神々を知る重要性があると踏んだ。
ダイアモンドの王冠
ルビーのペンダント
サファイアの指輪
トパーズの耳飾り
ペリドットの腕輪
アメジストのロザリオ
アクアマリンの短剣
これらの魔法の装飾品を集め、とある神殿で祈りをささげるのだ。
神々はその功績を称え、その宝石の力で地に降臨するであろう。」
シエル「7種の装飾品…これまたファンタジーな」
黄夏「実はわたし、トパーズの耳飾り持ってるのよ」
シエル「え!?!?」
黄夏「昔手に入れたの。…なんだけど、他にもまだまだ必要みたいだし、
全部を買いそろえるお金もないし…と思ってね」
この人マジで昔何してたんだろ…廃屋暮らしなのに宝石持ってるって…
…ん?もしかして…
シエル「ま、まままままさか、あたしにそのほかを集めるお金を出してもらうつもりですか?!?」
黄夏「いやさすがにそれはないから安心して」
びっくりした、お金巻き上げられるかと思った((
黄夏「あなたにはここ。『とある神殿』がどこかを探してほしいの。」
シエル「わお…責任重大」
黄夏「そんな気に負わなくていいよ、いつまでもわたしは待てるから。…寿命の範囲なら」
シエル「あはは…でもそうですね、神の力が宿った装飾品…神を降臨させる神殿…
よし!燃えて来た!!」
黄夏「お、やる気になってくれる!?」
シエル「はい!いつになるかはちょっと断言できないですけど…なるべく早く調べて伝えます!!」
ここから、あたしの新たな知識への旅が始まった。
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