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能力者たちの詩編歌

#1


「お疲れ様ー、乾杯」
夜の明るい酒場の一角。二人の女性はテーブルにお酒を並べ、互いの苦労を労っていた。

「いやほんとお疲れさまでした、レイル先輩」
レイル先輩、と呼ばれた女性の見た目は、なんといっても黄色いロングヘア―にビビットピンクのメッシュという
奇抜な髪型が印象に残る。
レイル「まぁ今日もフツーに仕事して、いっぱい頑張ったからー、ってお金もらっただけだけどね」
そう言って一口お酒を口にする。
なるほど、おおかた彼女らは給料が入った勢いで飲みに来た、という状況なのだろう。
レイル「そーだ、黄夏ちゃん、あの件どうなった?」
先ほどレイルの事を呼んだ女性は、どうやら黄夏、というらしい。
黄みがかったオレンジ色に朱色の差し色が入ったボブヘアーは、酒場の明るい光に照らされていた。
黄夏「あれですか?それが全く掴めてないんですよw
…まぁ、流石に天空のことなんか人類様にはわかんないってことですかねー」
そう言い放った直後、黄夏は運ばれてきた料理に「おっ」と目を輝かせた。

黄夏side
レイル「あれ、そうなの?…まさか黄夏ちゃん一人で調べてた、とかないよね?」
黄夏「は?そりゃ一人で調べてたに決まってるでしょ。いい年した女が急に
『神のことが知りたい!一緒に調べて!!!』なんて言って信じてくれる人いないですよ」

わたしが神に興味を持ったのは、ほんの数か月前の事。

なんとなく気が向いて、昔住んでた廃屋に行ってみたんだ。

古ぼけて埃まみれの部屋の中を歩いてるうちに、本棚に一冊の本を見つけた。

本は、この世界の誕生を謡っていた。

「古代。神々はその御力をふるいこの世界を創った。
その神々の御力から、火、水、風、光、命を司る精霊が生まれ、
神々の世作りの補佐を行う天使が生まれた。
精霊は今も万物の力の源となり、
天使は我々を天空…彼らの住処から見守っている。

世界を創りだした神々は衰退し、今はその御力を見ることも少ない。
が、人類は古くから神々を信仰し、奇跡を乞いてきた。
きっと神々は、まだ我々の知らないどこかで、自らが創り出した世界の様子を見守っているはずだ。」

わたしは、神がどこにいるか、知りたい。

宗教的な、偶像的なものかもしれないけど…

わたしは神を実在すると信じている。

そうして、手当たり次第に文献を漁っては、世界の誕生や神々についての記載を探した。
でも、探すうちに解ってしまったんだ。

神々は、[漢字]わたし[/漢字][ふりがな]人間[/ふりがな]が辿り着ける場所にはいないってことを。

黄夏「だからさ、もうあきらめよっかなっt((
レイル「ふっふっふ…」
黄夏「え何ですか急に」
レイル「いるわよ、『神のことが知りたい!一緒に調べて!!!』って言われて信じるどころか興味もってあなたに協力してくれそうな子。」

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作者メッセージ

やっとオリジナルの小説投稿を再開したおとうふです
ーーーー謝罪欄ーーーー
この度「愛のために嘘をつく」はパスワードを忘れたため削除させていただくことになりました。
愛嘘を読んでくれた方や、コメントしてくれた方など、作品を愛してくださった皆様に、ここで深く謝罪いたします。
今後はこちらの「能力者たちの詩編歌」を応援して下さると大変ありがたいです。
誠に申し訳ございませんでした。
ーーーーーーーーーーー
はい。(?)
今回の話なんですけどソード・ワールド完全版を意識しすぎましたすみません。(誰がわかんだよ)
とうふの拙いファンタジー知識では世界観の構築の時点でこうなるしかなかったんです((
「能力者たちの詩編歌」っていうタイトルも完全にSWのリプレイのそれだしな(だから誰がわかんだよ)
まぁそんなことはどうでもいいんです(((
ここまで読んでくれてありがとうございます!いいねとあったかいコメントが
とうふのモチベになるので是非よろしくお願いします!m(__)m

2024/10/20 01:10

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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