春と飴と君。笑顔が見たかった。
椎夏side
あれから一日たって。
学校には特に変わったところはなかったけど、知らない人がクラスにはいるとこうも新鮮なんだな…
いや新鮮かは知らないけど((
??「づっかれだ…1日行っただけなのに…」
椎夏「[太字]スヴァ[/太字]君って疲れやすい体質なんじゃない…?」
スヴァルト「えぇ~…んなことないよ…」
椎夏「んなことあるよ3時間行っただけなんだから((」
スヴァルト「んなことないって((( …ただいま~」
そう言ってログハウスのドアを開ける。一緒に帰るの久しぶりだなとか、多分お互い思っているんだろう。
??「遅い!!」
スヴァルト「まだ正午だよ⁉」
??「それでも遅い!!帰宅時間は11時35分だろ!!」
椎夏「しつこいよ[太字][漢字]秦悸[/漢字][ふりがな]かなき[/ふりがな][/太字]せんせー((」
秦悸「今日は家での兄さんだ((」
スヴァルト「仕事がなくて残念だったね!!((」
秦悸「お前らが春休みの時俺は仕事してたの~!!」
秦悸さんとスヴァルトくん。
2人とは一応先生と先輩の関係で、いろいろあってシェアハウスしている。
秦悸さんって何かとせっかちなんだよな、と当たり前かつ失礼なことを思う。
スヴァルト「寒いの~!玄関で仁王立ちしてないでシチューでも作ってよ!」
椎夏「出た寒がり((」
秦悸「もう4月だぞ!?」
スヴァルト「知るか!!月日感覚バグるんだって!!」
秦悸「春でも噛んどけ!!(((?」
スヴァルト「はぁ!?調子乗んな担任め!!」
秦悸「あと一年もしたら中3のクラス行くんだよ!!(((」
スヴァルト「知らんがな!!!(((」
椎夏「…そろそろ中入らせて…」
秦悸「おう…((」
[水平線]
もう4月なのに家ではこのログハウスでは軽めの暖房がついている。
…まぁ、この区域だと電気が通ることもすごいかもと思うぐらいだけど。
神社の大樹の後ろの木に囲まれて家があるからね…
スヴァルト「は~あっったかぁぁい…」
スヴァくんがいつも持っている大きな本を白いハンカチで拭きながら言う。
秦悸「お前の部屋ずっと暖房ついてたんだけど((」
スヴァルト「あったかいからいいじゃん」
秦悸「電気代って言葉知ってるか!?(((」
スヴァルトくん…まぁ略してスヴァくんは大体こんな感じ。
忘れっぽいというか…めんどくさいからそれをしてないというか…まぁ大体そんな感じ。
スヴァルト「私の辞書にあったかい以外の文字はない☆」
秦悸「勉強しろ!((((?」
秦悸「椎夏を見ろ!!本読みながらノートになんか書いてるんだよ!!」
椎夏「英語の本の知らない単語書いてあとで翻訳するつもりだけど」
秦悸「ほら!!もう28ページ目なのに単語3個しか書いてない!!((」
スヴァルト「のぞき見すんなよ気色悪い!!!本に埋めるよ!?((」
…翻訳はスマホなんだけど((
スヴァルト「椎夏ゲームしよ~?」
秦悸「お前は課題をやれ((」
椎夏「いいですよ~」
秦悸「甘やかすな((」
スヴァルト「じゃあ料理を作れ」
秦悸「上からなの腹立つな(((」
椎夏「春巻きがいい~」
秦悸「俺にそんなのができると思うか?((」
椎夏「あっごめんなさい…」
秦悸「そこはお世辞でもできるって言えよ(((」
秦悸さんは割と真顔でふざけるタイプ。
高身長でかっこいいっちゃかっこいいんだけど、それに引き続く保護者感がなんというか凄い。(?)
スヴァルト「…ちぇ~っ…じゃあ課題やろ…」
椎夏「頑張れ~っ」
スヴァルト「椎夏はやらないの?」
椎夏「3日前に終わってるから…」
スヴァルト「一周回って頭おかしくない?(??)」
椎夏「僕はメールの通知の消化で忙しいの~」
秦悸「たまには返信しろよ」
椎夏「グループメールだもん…」
メールのアプリの端にある赤い数字。149件。
分かってる。多分全部グループメール(((
だってスマホ開いた時のちょっとメッセージ見れるところで宿題何?とか聞いてるの見たもん((
秦悸「めんどくさい奴がクラスにいるな(((」
椎夏「中学3年の時のだから抜けるよ((」
秦悸「あそっか(((」
慣れた手つきでメールを削除して、2件だけ来ている憂苦のメッセージを映す。
『B組のグルチャ作ったぞ~』
メッセージはそれと、白い兎が跳ね上がってるスタンプだけ。
いつも適当に了解、とかで返信してるけど、
『入れてください』
それと、適当なお願いスタンプを送っておいた。
スマホの電源を切って、ふうと息をつく。
秦悸「I want that so badly.」
椎夏「スマホ持ってるよね((」
秦悸「Naurus muttered in a weak voice.」
椎夏「何勝手に読んでるの(((」
秦悸さんが読んでいた図書館から借りてきた本を外側から強引に閉じる。
従兄にも昔やってたなぁって思いながら。
秦悸「あぁっ…いいとこだったのに!!((」
椎夏「自分で借りて読んで!!((」
秦悸「お前飯作んのか!?」
椎夏「なんでそんなことになるの!?食材が腐るよ!!(((」
秦悸「なんでだy…確かにそうだわ…」
納得しないで?とツッコミを入れたいけど…確かにそうなんだよな…(((?
椎夏「作ってよ…僕自分の部屋でゲームしてくるから」
スヴァルト「んぁ~っ!?ずる~い!!((」
椎夏「課題終わったら僕の部屋を三回程度ノックしてください。いいですね?」
スヴァルト「…は、はい…」
そう言ってドアを閉じる。
2階に行って1番奥にあるのが僕の部屋。
・・・なんだかんだ言って、端が一番落ち着くんだよな…
椎夏「…ふう、涼しい…」
自分の部屋のドアを閉めて電気をつける。
椎夏「ゲーム機どこにあったっけ…あ…リビングのテレビの横だ…まじか…」
すぐに取りにいかなきゃと、リビングに置いていたノートやら本やらスマホやらを机に置く。
部屋を出ようとした時、一つの効果音が部屋中に鳴り響いた。
to be continued.
あれから一日たって。
学校には特に変わったところはなかったけど、知らない人がクラスにはいるとこうも新鮮なんだな…
いや新鮮かは知らないけど((
??「づっかれだ…1日行っただけなのに…」
椎夏「[太字]スヴァ[/太字]君って疲れやすい体質なんじゃない…?」
スヴァルト「えぇ~…んなことないよ…」
椎夏「んなことあるよ3時間行っただけなんだから((」
スヴァルト「んなことないって((( …ただいま~」
そう言ってログハウスのドアを開ける。一緒に帰るの久しぶりだなとか、多分お互い思っているんだろう。
??「遅い!!」
スヴァルト「まだ正午だよ⁉」
??「それでも遅い!!帰宅時間は11時35分だろ!!」
椎夏「しつこいよ[太字][漢字]秦悸[/漢字][ふりがな]かなき[/ふりがな][/太字]せんせー((」
秦悸「今日は家での兄さんだ((」
スヴァルト「仕事がなくて残念だったね!!((」
秦悸「お前らが春休みの時俺は仕事してたの~!!」
秦悸さんとスヴァルトくん。
2人とは一応先生と先輩の関係で、いろいろあってシェアハウスしている。
秦悸さんって何かとせっかちなんだよな、と当たり前かつ失礼なことを思う。
スヴァルト「寒いの~!玄関で仁王立ちしてないでシチューでも作ってよ!」
椎夏「出た寒がり((」
秦悸「もう4月だぞ!?」
スヴァルト「知るか!!月日感覚バグるんだって!!」
秦悸「春でも噛んどけ!!(((?」
スヴァルト「はぁ!?調子乗んな担任め!!」
秦悸「あと一年もしたら中3のクラス行くんだよ!!(((」
スヴァルト「知らんがな!!!(((」
椎夏「…そろそろ中入らせて…」
秦悸「おう…((」
[水平線]
もう4月なのに家ではこのログハウスでは軽めの暖房がついている。
…まぁ、この区域だと電気が通ることもすごいかもと思うぐらいだけど。
神社の大樹の後ろの木に囲まれて家があるからね…
スヴァルト「は~あっったかぁぁい…」
スヴァくんがいつも持っている大きな本を白いハンカチで拭きながら言う。
秦悸「お前の部屋ずっと暖房ついてたんだけど((」
スヴァルト「あったかいからいいじゃん」
秦悸「電気代って言葉知ってるか!?(((」
スヴァルトくん…まぁ略してスヴァくんは大体こんな感じ。
忘れっぽいというか…めんどくさいからそれをしてないというか…まぁ大体そんな感じ。
スヴァルト「私の辞書にあったかい以外の文字はない☆」
秦悸「勉強しろ!((((?」
秦悸「椎夏を見ろ!!本読みながらノートになんか書いてるんだよ!!」
椎夏「英語の本の知らない単語書いてあとで翻訳するつもりだけど」
秦悸「ほら!!もう28ページ目なのに単語3個しか書いてない!!((」
スヴァルト「のぞき見すんなよ気色悪い!!!本に埋めるよ!?((」
…翻訳はスマホなんだけど((
スヴァルト「椎夏ゲームしよ~?」
秦悸「お前は課題をやれ((」
椎夏「いいですよ~」
秦悸「甘やかすな((」
スヴァルト「じゃあ料理を作れ」
秦悸「上からなの腹立つな(((」
椎夏「春巻きがいい~」
秦悸「俺にそんなのができると思うか?((」
椎夏「あっごめんなさい…」
秦悸「そこはお世辞でもできるって言えよ(((」
秦悸さんは割と真顔でふざけるタイプ。
高身長でかっこいいっちゃかっこいいんだけど、それに引き続く保護者感がなんというか凄い。(?)
スヴァルト「…ちぇ~っ…じゃあ課題やろ…」
椎夏「頑張れ~っ」
スヴァルト「椎夏はやらないの?」
椎夏「3日前に終わってるから…」
スヴァルト「一周回って頭おかしくない?(??)」
椎夏「僕はメールの通知の消化で忙しいの~」
秦悸「たまには返信しろよ」
椎夏「グループメールだもん…」
メールのアプリの端にある赤い数字。149件。
分かってる。多分全部グループメール(((
だってスマホ開いた時のちょっとメッセージ見れるところで宿題何?とか聞いてるの見たもん((
秦悸「めんどくさい奴がクラスにいるな(((」
椎夏「中学3年の時のだから抜けるよ((」
秦悸「あそっか(((」
慣れた手つきでメールを削除して、2件だけ来ている憂苦のメッセージを映す。
『B組のグルチャ作ったぞ~』
メッセージはそれと、白い兎が跳ね上がってるスタンプだけ。
いつも適当に了解、とかで返信してるけど、
『入れてください』
それと、適当なお願いスタンプを送っておいた。
スマホの電源を切って、ふうと息をつく。
秦悸「I want that so badly.」
椎夏「スマホ持ってるよね((」
秦悸「Naurus muttered in a weak voice.」
椎夏「何勝手に読んでるの(((」
秦悸さんが読んでいた図書館から借りてきた本を外側から強引に閉じる。
従兄にも昔やってたなぁって思いながら。
秦悸「あぁっ…いいとこだったのに!!((」
椎夏「自分で借りて読んで!!((」
秦悸「お前飯作んのか!?」
椎夏「なんでそんなことになるの!?食材が腐るよ!!(((」
秦悸「なんでだy…確かにそうだわ…」
納得しないで?とツッコミを入れたいけど…確かにそうなんだよな…(((?
椎夏「作ってよ…僕自分の部屋でゲームしてくるから」
スヴァルト「んぁ~っ!?ずる~い!!((」
椎夏「課題終わったら僕の部屋を三回程度ノックしてください。いいですね?」
スヴァルト「…は、はい…」
そう言ってドアを閉じる。
2階に行って1番奥にあるのが僕の部屋。
・・・なんだかんだ言って、端が一番落ち着くんだよな…
椎夏「…ふう、涼しい…」
自分の部屋のドアを閉めて電気をつける。
椎夏「ゲーム機どこにあったっけ…あ…リビングのテレビの横だ…まじか…」
すぐに取りにいかなきゃと、リビングに置いていたノートやら本やらスマホやらを机に置く。
部屋を出ようとした時、一つの効果音が部屋中に鳴り響いた。
to be continued.