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春と飴と君。笑顔が見たかった。

#2

進学、春と期待を見て。

椎夏side
進学、晴れて中学から高校に上がる。
上がったからと言って、中高一貫校だから会う人はさほど変わらないが。
今日も校門で挨拶をしている先生に何となく挨拶をする。

椎夏「…おはようございます。黒兎先生。」

黒兎「おはよう~」

憂苦「よっ!黒兎せんせ~!」

黒兎「憂苦!おはよ~」

椎夏「…げ…憂苦…」

出たよ苦手候補第一位[漢字]浅見憂苦[/漢字][ふりがな]あさみゆうく[/ふりがな](?)
苦手ってわけじゃないけど2人だと気まずいんだよな~…

憂苦「何だよげ…って!ほらクラス表見に行こーぜ!椎夏!」

そう言って肩を組んでくる。

椎夏「あ、はい…」

憂苦「去年は違うクラスだったけどな~…どうだと思う?賭けやろうぜ賭け!」

椎夏「いや違うクラスで結構です…」

憂苦「椎夏は違うクラスだと思うね!じゃあ俺反対の同じクラス~!」

椎夏「…賭けやりませんよ?」

憂苦「負けたらコンビニでアイスかなんか奢れな!」

椎夏「だからやりませんって…」

なぜか賭けをやる体で話を進められている。
まぁ憂苦を止めることは難しいしどっちでもいいのだが。

             ーーーーー

そんなこんなでクラス表で自分の名前を探す。
宇緑椎夏…B組…12番…

椎夏「B組の12番…ですよ。」

憂苦「…へぇ~?ふ~ん?」

憂苦「俺☆は☆B組の23番だけどな~?」

椎夏「………」

今ものすごい勢いで鉛筆を折ってやりたい、机を壊してやりたい。

憂苦「賭け勝っち~!帰りコンビニいこーぜ!」

椎夏「…はいはい…」

僕のバイト代…
肩を落としている僕に憂苦はまた肩を組んでくる、肩組み好きだね(??)

憂苦「担任誰だろうな~…黒兎はもう飽きたし…」

黒兎「さりげなく呼び捨て&愚痴吐きをするな」

気づいたら後ろにいる先生、まぁ気づいてはいたけど((

憂苦「…お?オォォァァァ!?黒兎…黒兎先生ぃ!?」

__ガチで気付いてない人いた。

黒兎「また呼び捨てで呼ぼうとしたよね君、もう僕24よ?」

憂苦「そ、そそんなことは川にでも流しておいて…」

黒兎「ここ川無いって」

憂苦「そういうとこだよ生徒に舐められるの、先生なのにこんなバカなの?」

黒兎「傷つきました侮辱罪で訴えま~す」

憂苦「イケメンは無罪で~す」

黒兎「イケメンについてデモを起こしま~す、お前はイケメンじゃな~い」

憂苦「侮辱罪で訴えま~す」

黒兎「イケメンは無罪で~す」

憂苦「いやイケメンじゃないよ」

椎夏「…無限ループって知ってます?」

黒兎「知らん」

憂苦「永遠に繰り返されてしまうループのこと。」

椎夏「黒兎先生…馬鹿…?」

黒兎「侮辱罪で訴えま~s」

憂苦「アァァァァ!!黒兎先生どこのクラス!?」

ナイス憂苦。今だけは((

黒兎「[太字]B[/太字]…だな。」

憂苦「………」

椎夏「…………」

憂苦「なぁ椎夏、鉛筆貸してくれん?」

椎夏「ダメです、僕が折るんで」

黒兎「折る前提なのね」

憂苦「当たり前だよな」

椎夏「ですね。」

黒兎 (´・ω・`)

憂苦「あ、スヴァルト先輩に借りてきてよ鉛筆」

椎夏「僕が怒られるんですけども?」

憂苦「じゃあ賭けの報酬でいいから、な!?」

椎夏「…どうやっても僕のお金が減ることに変わりないんですけど」

憂苦「いーからいーから!行ってらっしゃい!」

椎夏「嫌です」

憂苦「金出すから!」

椎夏「本末転倒じゃないですか、自分のでやってくださいよ…」

憂苦「相手の何かをへし折りたい!!」

椎夏「何言ってるんですか」

黒兎「…え、僕なんかした?一応先生なんだけど」

憂苦「なんでもないっすよ~、会議とかないんですか~?」

黒兎「あったとしてもサボるけど?」

憂苦「こういう先生たまにいるよね、シャーペンで目を刺したくなるような」

黒兎「サイコパスか」

椎夏「それでもいいのか数学教授~」

黒兎「いいんです~はよ教室に戻りやがれくださ~い」

憂苦「優しいのか優しくないのか」

             ーーーーー

そんなこんなでB組の教室。にぎやかな人が多そうだった。

憂苦「…知ってるやつ5人しかいねー」

そう言って苦笑いをする憂苦。残念だったねその5人の中の一人が僕で((

椎夏「……これ席ってどこなんだろう…」

???「席はご自由にどーぞ☆だってさ。先生が黒板に書いてたよ。」

憂苦「お、シルク。じゃあ俺シルクの席の隣~」

シルク「いやメイシルクな?」

椎夏「…メイシルク…さん…」

メイシルク。
白い髪に青い瞳。ヘッドフォンを肩にかけている。
そして何より背が高い。

シルク「…初めまして、B組19番、メイシルク・アイオライトだよ。」

別世界人確定。多分アルシュルクかなんかから来た((

椎夏「…宇緑椎夏です…」

憂苦「俺浅見憂苦な。」

シルク「いや知ってるわ」

椎夏「…」

席どうしようかな。
…端っこあるからそこでいいか。

椎夏「…ちなみにメイシルクさんの席って…」

シルク「あぁ、一番前だよ。ほらそこの。」

教卓が目の前にある机を指さす。

憂苦「…俺その後ろ~…」

シルク「あれ、隣なんじゃないの?」

憂苦「やっぱ隣にいると身長低いって思われるっていうか~?」

シルク「…じゃあ僕後ろ行けばいい?」

憂苦「そうそう!その方がバレずに喋れ…あっ」

シルク「…それならや~なこった」

憂苦「ゔ~!でもな!お前低いから後ろの奴見えずらいって!後ろ行った方がいいって!」

シルク「僕が後ろ行ったら憂苦前行ってくれる?」

憂苦「…じゃあお前前でいいよ…せーぜー後ろからの圧に押されやがれくださ~い」

椎夏「…僕後ろの端っこに行くので…」

シルク「じゃあ僕と~なr」

憂苦「お前と椎夏は気が合わんから絶対ダメ」

椎夏「失礼だけどそれはそうですね」

シルク「えぇ…悲しい…って言うか仲良くすればいいじゃん!ね!?」

憂苦「…嫌だよな?椎夏?な??」

何でこっちに圧かけてくるのさ((

椎夏「別に嫌じゃなi」

憂苦「嫌だってさ!!」

いやなんでなんですか

シルク「えっ…じゃあ僕前に行く…」

そっちもそっちで何納得してるんですか

憂苦「俺は後ろに行く!3番目くらい!!」

それで隣にならないんですか

憂苦「うん!じゃ‼俺3番目くらいの席に座るから!!!」

唐突すぎませんかね(((

シルク「ほいほい、もうちょっとで先生来るはずだから放課また話そ~」

…ほんとだ、もうこんな時間。
席座ろっと…
…?

???「おはよう!ございます!!」

…誰だろう…って言うか端っこ残してくれてる、優しい。

椎夏「…おはようございます…隣…いいですか…?」

???「うんうん!全然ど~ぞ!」

椎夏「………背…ちっちゃ…」

???「失礼な!?15歳だよちゃんと!アイムフィフティーンイヤーズオールド!!」

椎夏「…15 years old…」

っていうかこの子ほんとに誰…

黒兎「おはようおはよう皆の衆!席につけ!!」

椎夏「出たバカ数学教師」

???「バカじゃないでしょ!席ついて‼」

椎夏「…分かりました…」

なんとなく席に座る。ただぼんやりと桜とメジロを見ながら。
___その隣の人に、少し期待もしながら。


[中央寄せ]to be continued.[/中央寄せ]

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作者メッセージ

第1話、閲覧ありがとうございます!
設定こっちに乗せときますね~((

名前 柳葉黒兎
読み仮名 ヤナギハクロウ
性別 男
年齢 24 
性格 バカ ド忘れが多い 

名前 浅見憂苦
読み仮名 アサミユウク
性別 男
年齢 15
性格 陽気

名前 メイシルク・アイオライト
読み仮名 めいしるく・あいおらいと
性別 男
年齢 15
性格 多分優しい、多分(?)

黒兎さんは私の代理です(?)
アルシュルクは別の世界です、外国みたいな感じでとらえてください。

2024/10/20 18:36

春噛瑠偉 ID:≫0pgX3tP3mnwus
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