そう

今夜だけは

ねえ

お願い 魔法使いさん

今夜だけは

魔法かけてほしくてさ

着飾っても消せない

劣等感をさ

魔法でいいから 消してほしいの


気まぐれにたどり着いた

ただの紙切れ

でもね

まるで 魔法のよう

魅惑の言葉

縁がない私でも

辿り着けそうな

そんな誘いに

つられて

魅せられて

いつの間にか

歓んでるの


着飾ってみるけど

やっぱりね

場違いなのね

消せない 劣等感

魔法とかでなきゃ

消せないわね

ねえ

お願い

お願いだから

ねえ

魔法かけてよ

理不尽だから

せめて

今夜だけは

みんなと同じように―


〈間奏〉

来てみたけど

やっぱり

来ないほうが良かったかな

なんて

後悔するなら

やめた ほうがいい

〈間奏〉


嫌気が差した

窓から漏れてく

月明かり

魔法使いさん

なんて いなかったのね

夢見てた

そんなの

馬鹿みたい だけど

信じてたかった

目を逸らしたかったの

現実から

そう 現実から

逃げたかった―

Party Night

みんな浮かれてるの

Party

楽しげな響きに

Night

魅惑の言葉に

魅せられたままなの