鬼神様はゆったり暮らしたい
結『は⁉クッソ‼開かねェ‼』
突如閉まった”手術室”の扉をガンガンと蹴り続ける結真。
蹴られた扉には結真が蹴る度に凹んでいくが、開く気配は全くない。
結『ったく・・・一体なんだってんだ、よ・・・』
愚痴を言いながら振り返った結真をその目を見開く。
_____そこにいたのは結真よりも遥かに大きい全身真っ黒の人だった。
身長5mはあるだろう巨体だ。結真も163cmと小さい方ではないのだが、これはデカすぎる。
その黒の人間______名付けて”[漢字]黒人[/漢字][ふりがな]くろびと[/ふりがな]”といったところだろうか。”黒人”はその丸太のように太い腕を結真目掛けて振り下ろした。結真はそれを後ろを飛んで避ける。
結『何コイツ‼』
結真は咄嗟にワゴンからメスやら[漢字]鋏[/漢字][ふりがな]はさみ[/ふりがな]やらを取って”黒人”に向けて投げる。
だがそれらの刃物の類にも血はかかっていて、錆びていた。だが切れ味は十分な筈だった。なのに、”黒人”は結真が投げた全てを跳ね返したのだ。
カランと音を立てて落ちる。
結『・・・・・・・・・デカいだけじゃなく、硬ェのかよ‼』
結真の叫びが”手術室”に響く。
外では”手術中”というランプが赤く光っていた。
突如閉まった”手術室”の扉をガンガンと蹴り続ける結真。
蹴られた扉には結真が蹴る度に凹んでいくが、開く気配は全くない。
結『ったく・・・一体なんだってんだ、よ・・・』
愚痴を言いながら振り返った結真をその目を見開く。
_____そこにいたのは結真よりも遥かに大きい全身真っ黒の人だった。
身長5mはあるだろう巨体だ。結真も163cmと小さい方ではないのだが、これはデカすぎる。
その黒の人間______名付けて”[漢字]黒人[/漢字][ふりがな]くろびと[/ふりがな]”といったところだろうか。”黒人”はその丸太のように太い腕を結真目掛けて振り下ろした。結真はそれを後ろを飛んで避ける。
結『何コイツ‼』
結真は咄嗟にワゴンからメスやら[漢字]鋏[/漢字][ふりがな]はさみ[/ふりがな]やらを取って”黒人”に向けて投げる。
だがそれらの刃物の類にも血はかかっていて、錆びていた。だが切れ味は十分な筈だった。なのに、”黒人”は結真が投げた全てを跳ね返したのだ。
カランと音を立てて落ちる。
結『・・・・・・・・・デカいだけじゃなく、硬ェのかよ‼』
結真の叫びが”手術室”に響く。
外では”手術中”というランプが赤く光っていた。
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