【微参加型】鬼神様はゆったり暮らしたい(人気キャラアンケート中)
乃々に案内されてやって来たのは、変わった雰囲気の部屋だ。
部屋のあちらこちらにある柱に備え付けられた蝋燭の光しかない、薄暗い雰囲気の部屋の中央、羅真らがいた。
案内をしていた乃々はそのまま羅真の斜め後ろ、聖の反対の位置に座った。
楓「羅真さん、どうかしましたか?」
羅真「いや、お主らあれじゃろ?ここに連れてこられた理由がよお分かっとらんじゃろ?今から全部を説明する。気になっとるはずじゃ、結真の過去も」
羅真はそう言い、自分の隣に座る瑠璃を見た。瑠璃は小さく頷き、部屋の奥から何かを引き出す。
_______それは棺だった。見ると、中には美しい少女が入っている。
腰まである艶のある黒髪に、長い睫毛。雪のように白い肌の少女はかすかに上下している胸から眠っていることが分かる。
そして、この少女を見た楓と結香を大きく目を見開いた。
_________少女が結真と瓜二つだったからだ。
結真『”八神結伊”・・・私の双子だよ。今はただ寝ているだけの、双子の姉』
楓「結真ちゃんの、双子?でも、兄弟は確か薫先輩しか・・・」
瑠璃「そうですね、今はそう言っています。ですが結真に双子がいることは確かです」
薫「おい、じいさん。どうやって説明すんだよ?口で言ったってややこしいだけだぞ」
羅真「分かっとる。ワシの術式を使えばいいだけじゃ」
羅真はそう言いながら、楓と結香の額に人差し指を当てた。
羅真「今から見せるのは過去にあった実際のことじゃ」
そう言われた瞬間、二人の意識が途絶えた。
____________________________________
かつての八神家本殿にて。
双子の少女が美しい庭園を駆けている。
結真『お姉ちゃん!待ってよー!』
結伊「結真!遅いでー!早よ来んと‼️」
双子の妹______結真は、先を走る姉である結伊の後を追いかける。
10歳ほどに見える二人の少女を縁側から見ている兄の薫は小さく笑った。
薫「結伊!あんま結真をいじめてやんなよー」
結伊「兄ちゃん!別にいじめてへんし‼️鬼ごっこで結真が鬼なんやもん!逃げるのは当たり前や!」
結真『さっきからずーっと私が鬼じゃん‼️お姉ちゃんも鬼になってよー!』
結伊「いやや!タッチせん限りは鬼やで!正々堂々せえや!」
結伊の言葉に結真は涙目になりながら、縁側に駆けていく。そのまま、薫の隣にいる女性の腹に抱き着く。その後ろから薫や双子とよく似た男性がやって来る。
「もう、結伊ったら。変わってあげてもいいじゃない」
結伊「だってそういうルールやん!ウチ、悪うないもん!」
「んじゃ薫も参戦してこい‼️子供らしくたまには遊んでこい!」
薫「はあっ!?絶っっっっっ対に嫌だね‼️」
結真『お兄ちゃんって本当に遊ぶのキライだよね・・・』
女性の名は八神[漢字]雲雀[/漢字][ふりがな]ひばり[/ふりがな]。男性の名は[漢字]御槻[/漢字][ふりがな]みつき[/ふりがな]。
薫、双子の両親だ。
部屋のあちらこちらにある柱に備え付けられた蝋燭の光しかない、薄暗い雰囲気の部屋の中央、羅真らがいた。
案内をしていた乃々はそのまま羅真の斜め後ろ、聖の反対の位置に座った。
楓「羅真さん、どうかしましたか?」
羅真「いや、お主らあれじゃろ?ここに連れてこられた理由がよお分かっとらんじゃろ?今から全部を説明する。気になっとるはずじゃ、結真の過去も」
羅真はそう言い、自分の隣に座る瑠璃を見た。瑠璃は小さく頷き、部屋の奥から何かを引き出す。
_______それは棺だった。見ると、中には美しい少女が入っている。
腰まである艶のある黒髪に、長い睫毛。雪のように白い肌の少女はかすかに上下している胸から眠っていることが分かる。
そして、この少女を見た楓と結香を大きく目を見開いた。
_________少女が結真と瓜二つだったからだ。
結真『”八神結伊”・・・私の双子だよ。今はただ寝ているだけの、双子の姉』
楓「結真ちゃんの、双子?でも、兄弟は確か薫先輩しか・・・」
瑠璃「そうですね、今はそう言っています。ですが結真に双子がいることは確かです」
薫「おい、じいさん。どうやって説明すんだよ?口で言ったってややこしいだけだぞ」
羅真「分かっとる。ワシの術式を使えばいいだけじゃ」
羅真はそう言いながら、楓と結香の額に人差し指を当てた。
羅真「今から見せるのは過去にあった実際のことじゃ」
そう言われた瞬間、二人の意識が途絶えた。
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かつての八神家本殿にて。
双子の少女が美しい庭園を駆けている。
結真『お姉ちゃん!待ってよー!』
結伊「結真!遅いでー!早よ来んと‼️」
双子の妹______結真は、先を走る姉である結伊の後を追いかける。
10歳ほどに見える二人の少女を縁側から見ている兄の薫は小さく笑った。
薫「結伊!あんま結真をいじめてやんなよー」
結伊「兄ちゃん!別にいじめてへんし‼️鬼ごっこで結真が鬼なんやもん!逃げるのは当たり前や!」
結真『さっきからずーっと私が鬼じゃん‼️お姉ちゃんも鬼になってよー!』
結伊「いやや!タッチせん限りは鬼やで!正々堂々せえや!」
結伊の言葉に結真は涙目になりながら、縁側に駆けていく。そのまま、薫の隣にいる女性の腹に抱き着く。その後ろから薫や双子とよく似た男性がやって来る。
「もう、結伊ったら。変わってあげてもいいじゃない」
結伊「だってそういうルールやん!ウチ、悪うないもん!」
「んじゃ薫も参戦してこい‼️子供らしくたまには遊んでこい!」
薫「はあっ!?絶っっっっっ対に嫌だね‼️」
結真『お兄ちゃんって本当に遊ぶのキライだよね・・・』
女性の名は八神[漢字]雲雀[/漢字][ふりがな]ひばり[/ふりがな]。男性の名は[漢字]御槻[/漢字][ふりがな]みつき[/ふりがな]。
薫、双子の両親だ。