【微参加型】鬼神様はゆったり暮らしたい(人気キャラアンケート中)
羅刹が去った屋上に、冷たい夜風が吹く。
”無考”が瑠璃の立っている場所に子どもの頭くらいはありそうな拳を振り下ろしてくる。
瑠璃はそれを飛んで避け、”無考”の頭に蹴りを放つ。鈍い音が屋上に響いた。
瑠璃「固い!強度が鉄以上・・・」
結真『瑠璃兄!ヤバいよ‼️』
結真が震えてる楓を抱きながら、そう叫んだ。屋上の下を見ながら結真は焦ったような表情で続ける。
結真『学園が”怪異”に囲まれてる‼️それも多分超級相当の”怪異”に‼️』
瑠璃「はあ!?どういうことですか!?」
結真『そのまんまの意味だって‼️』
瑠璃は”無考”から離れ、屋上から学園全体を見渡す。そして、声を失った。
学園は奇妙な生き物たちに囲まれていたのだ。陸も、空も。
瑠璃はその光景に目を見開き、そして_______
瑠璃「結真、これくらい楽勝で抜けれますよね?」
結真『分かり切ったこと聞くなよ、瑠璃兄』
強気な笑みを浮かべながら結真はそう言った。瑠璃はそんな少女に微笑みかけながら、”無考”に向き直る。
瑠璃「アレは私が対処します。結真は一ノ瀬さんを連れて学園外へ。外で咲原さんが待っている筈です」
結真『おーけー、とりあえず全員ぶっ殺していいの?』
瑠璃「いえ、そんな必要ありません」
瑠璃はそう言いながら目を閉じた。瑠璃の長い白髪が風で舞い上がる。
瑠璃「”[漢字]絶対的規則[/漢字][ふりがな]アブソリュート・ルール[/ふりがな]”」
そう唱えた瞬間、その場の空気が張り付いた。
瑠璃は閉じていた瞳をゆっくり開き、指を鳴らした。
瑠璃「”爆”」
その瞬間、学園を囲んでいた”怪異”、瑠璃を潰そうと拳を振り上げていた”無考”が爆発した。
楓「爆発、した・・・」
結真『瑠璃兄の術式、”絶対的規則”は瑠璃兄の言った言葉が必ず実行されるんだよ。それにあの術式のヤバいところは地球の法則すらも変えること』
目を大きく見開く楓と、自慢げに笑う結真の目線の先には瑠璃が”無考”の死骸を見つめていた。その表情は複雑そうにしかめられている。
結真『私の見せ場なくした瑠璃兄はどうしましたか・・・っと‼️』
瑠璃「いえ、ただ気になったことがありまして。この”無考”とやらの体の構造・・・・・・おかしいところがありまして」
瑠璃はそう言いながら吹き飛び、原型がなくなった脳に触れた。
瑠璃「無理やり、脳をイジられた形跡があります。余計な考えをしないように改造されているんでしょうね」
長く白い睫毛を震わせながら、瑠璃は小さく息をつく。そして、先程から何も喋っていない楓を見た。
瑠璃「一ノ瀬さん、今何が”視えて”いますか?」
瑠璃の問いに楓は瞳を揺らしながら、楓は瑠璃を見上げる。
楓は、その問いへの返答に困ったように目線を逸らしながら、
楓「若い男の人がこちらに来ています・・・白髪の、先生と同い年くらいの人です。その人は空を蹴りながら、真っ直ぐこっちに」
楓の瞳の色が、闇のような黒から鮮やかな青色に変色していた。
そして、楓が見つめる先______真っ暗な夜の空から一人の青年が飛び降りてきた。
「なんじゃ、お主ら‼️陰気臭い顔しおって‼️」
そう言って、八神家当主_____[漢字]八神羅真[/漢字][ふりがな]やがみらしん[/ふりがな]が三人の目の前にやって来たのだった。
”無考”が瑠璃の立っている場所に子どもの頭くらいはありそうな拳を振り下ろしてくる。
瑠璃はそれを飛んで避け、”無考”の頭に蹴りを放つ。鈍い音が屋上に響いた。
瑠璃「固い!強度が鉄以上・・・」
結真『瑠璃兄!ヤバいよ‼️』
結真が震えてる楓を抱きながら、そう叫んだ。屋上の下を見ながら結真は焦ったような表情で続ける。
結真『学園が”怪異”に囲まれてる‼️それも多分超級相当の”怪異”に‼️』
瑠璃「はあ!?どういうことですか!?」
結真『そのまんまの意味だって‼️』
瑠璃は”無考”から離れ、屋上から学園全体を見渡す。そして、声を失った。
学園は奇妙な生き物たちに囲まれていたのだ。陸も、空も。
瑠璃はその光景に目を見開き、そして_______
瑠璃「結真、これくらい楽勝で抜けれますよね?」
結真『分かり切ったこと聞くなよ、瑠璃兄』
強気な笑みを浮かべながら結真はそう言った。瑠璃はそんな少女に微笑みかけながら、”無考”に向き直る。
瑠璃「アレは私が対処します。結真は一ノ瀬さんを連れて学園外へ。外で咲原さんが待っている筈です」
結真『おーけー、とりあえず全員ぶっ殺していいの?』
瑠璃「いえ、そんな必要ありません」
瑠璃はそう言いながら目を閉じた。瑠璃の長い白髪が風で舞い上がる。
瑠璃「”[漢字]絶対的規則[/漢字][ふりがな]アブソリュート・ルール[/ふりがな]”」
そう唱えた瞬間、その場の空気が張り付いた。
瑠璃は閉じていた瞳をゆっくり開き、指を鳴らした。
瑠璃「”爆”」
その瞬間、学園を囲んでいた”怪異”、瑠璃を潰そうと拳を振り上げていた”無考”が爆発した。
楓「爆発、した・・・」
結真『瑠璃兄の術式、”絶対的規則”は瑠璃兄の言った言葉が必ず実行されるんだよ。それにあの術式のヤバいところは地球の法則すらも変えること』
目を大きく見開く楓と、自慢げに笑う結真の目線の先には瑠璃が”無考”の死骸を見つめていた。その表情は複雑そうにしかめられている。
結真『私の見せ場なくした瑠璃兄はどうしましたか・・・っと‼️』
瑠璃「いえ、ただ気になったことがありまして。この”無考”とやらの体の構造・・・・・・おかしいところがありまして」
瑠璃はそう言いながら吹き飛び、原型がなくなった脳に触れた。
瑠璃「無理やり、脳をイジられた形跡があります。余計な考えをしないように改造されているんでしょうね」
長く白い睫毛を震わせながら、瑠璃は小さく息をつく。そして、先程から何も喋っていない楓を見た。
瑠璃「一ノ瀬さん、今何が”視えて”いますか?」
瑠璃の問いに楓は瞳を揺らしながら、楓は瑠璃を見上げる。
楓は、その問いへの返答に困ったように目線を逸らしながら、
楓「若い男の人がこちらに来ています・・・白髪の、先生と同い年くらいの人です。その人は空を蹴りながら、真っ直ぐこっちに」
楓の瞳の色が、闇のような黒から鮮やかな青色に変色していた。
そして、楓が見つめる先______真っ暗な夜の空から一人の青年が飛び降りてきた。
「なんじゃ、お主ら‼️陰気臭い顔しおって‼️」
そう言って、八神家当主_____[漢字]八神羅真[/漢字][ふりがな]やがみらしん[/ふりがな]が三人の目の前にやって来たのだった。