【微参加型】鬼神様はゆったり暮らしたい(人気キャラアンケート中)
真っ赤な血飛沫を上げながら、羅刹の首が吹き飛ぶ。
軽い音を立てながら首は跳ね、楓の足元までやってくる。
楓「ひッ・・・・・・!」
喉の奥が引きつる。足元では切断面からドクドクと赤黒い血が溢れていた。
瑠璃「離れた方がよろしいかと、その男は殺しても死なないような男ですから」
瑠璃がカツンと音を立てながらこちらにやって来る。そのまま、落ちている首を掴んだ。その後ろでは結真がその首を憎らしく見つめている。
楓「あの・・・その人は誰なんですか・・・?」
瑠璃「・・・・・・私の、双子の弟ですよ。過去に”大罪”を犯し、一族を追放された忌まわしき双子の」
瑠璃は無感情な瞳で手の中にある首を見つめる。結真は刀をステッキのように回しながらも、その瞳から警戒が消えない。
状況はよく分からないが、とりあえずこの学園に起きている異常事態は消えたのか。
そう思い、安心した吐息を吐く楓の耳に声が聞こえた。
羅刹「ここまで躊躇がないと逆にいいね。油断もしない、警戒も解かない。久しぶりにこんな殺意を感じたよ」
その声は奥の方で倒れている羅刹の体から聞こえた。酷く、甘い声の青年は首が消え、生命が途絶えた筈の体を起こしながら、
羅刹「殺し合いをするのはいつぶりかな」
_____首が再生していた。
アニメとかでよく見る再生だ。奇妙な音を立てながら再生していく首は一瞬にして元の、美しい青年の顔を造り出した。
羅刹「でも、もうちょっと感動した感じの再会を望んでたかなぁ・・・まだ再会して時も経ってないのにいきなり首を斬るって」
直前の殺害がなかったように、そう喋る羅刹。
そして、警戒心を強く宿した瑠璃と結真を見て怪しく微笑んだ。
羅刹「”[漢字]絶血[/漢字][ふりがな]ぜっけつ[/ふりがな]”」
そう、羅刹の唇が言葉を紡いだ瞬間だった。
三人の目の前に巨体の男が現れたのだ。
結真『コイツって・・・廃病院での!?』
羅刹「ああ、やっぱり!羅症が造ったはずの”無考”の死体は結真の仕業だったのか!」
納得いったように声を上げた羅刹に結真が悔しそうに奥歯を噛みしめる。
結真『お前だったのか、羅刹!!!!!!』
結真の声には、憎悪が深く滲んでいた。羅刹を睨む表情にも見たこともない感情がある。こんな、険悪な雰囲気の結真は初めて見た。
羅刹「それでは、私が造ったこちらの”無考・1”のお相手はそっちでお願い。ボクはまだ他にも用があるから」
そう言って背を向ける羅刹は屋上の縁へと向かう。そんな彼の背に瑠璃は叫んだ。
瑠璃「羅刹‼️お前は何者なんだ!!」
瑠璃の言葉に羅刹は少しキョトンとして、すぐに微笑んだ。
羅刹「答えを知るのはまだ早いよ、兄様」
軽い音を立てながら首は跳ね、楓の足元までやってくる。
楓「ひッ・・・・・・!」
喉の奥が引きつる。足元では切断面からドクドクと赤黒い血が溢れていた。
瑠璃「離れた方がよろしいかと、その男は殺しても死なないような男ですから」
瑠璃がカツンと音を立てながらこちらにやって来る。そのまま、落ちている首を掴んだ。その後ろでは結真がその首を憎らしく見つめている。
楓「あの・・・その人は誰なんですか・・・?」
瑠璃「・・・・・・私の、双子の弟ですよ。過去に”大罪”を犯し、一族を追放された忌まわしき双子の」
瑠璃は無感情な瞳で手の中にある首を見つめる。結真は刀をステッキのように回しながらも、その瞳から警戒が消えない。
状況はよく分からないが、とりあえずこの学園に起きている異常事態は消えたのか。
そう思い、安心した吐息を吐く楓の耳に声が聞こえた。
羅刹「ここまで躊躇がないと逆にいいね。油断もしない、警戒も解かない。久しぶりにこんな殺意を感じたよ」
その声は奥の方で倒れている羅刹の体から聞こえた。酷く、甘い声の青年は首が消え、生命が途絶えた筈の体を起こしながら、
羅刹「殺し合いをするのはいつぶりかな」
_____首が再生していた。
アニメとかでよく見る再生だ。奇妙な音を立てながら再生していく首は一瞬にして元の、美しい青年の顔を造り出した。
羅刹「でも、もうちょっと感動した感じの再会を望んでたかなぁ・・・まだ再会して時も経ってないのにいきなり首を斬るって」
直前の殺害がなかったように、そう喋る羅刹。
そして、警戒心を強く宿した瑠璃と結真を見て怪しく微笑んだ。
羅刹「”[漢字]絶血[/漢字][ふりがな]ぜっけつ[/ふりがな]”」
そう、羅刹の唇が言葉を紡いだ瞬間だった。
三人の目の前に巨体の男が現れたのだ。
結真『コイツって・・・廃病院での!?』
羅刹「ああ、やっぱり!羅症が造ったはずの”無考”の死体は結真の仕業だったのか!」
納得いったように声を上げた羅刹に結真が悔しそうに奥歯を噛みしめる。
結真『お前だったのか、羅刹!!!!!!』
結真の声には、憎悪が深く滲んでいた。羅刹を睨む表情にも見たこともない感情がある。こんな、険悪な雰囲気の結真は初めて見た。
羅刹「それでは、私が造ったこちらの”無考・1”のお相手はそっちでお願い。ボクはまだ他にも用があるから」
そう言って背を向ける羅刹は屋上の縁へと向かう。そんな彼の背に瑠璃は叫んだ。
瑠璃「羅刹‼️お前は何者なんだ!!」
瑠璃の言葉に羅刹は少しキョトンとして、すぐに微笑んだ。
羅刹「答えを知るのはまだ早いよ、兄様」