鬼神様はゆったり暮らしたい
指揮棒を構えたクリナが勢いよく指揮棒を振り始めた。
その途端、結真が演奏を止めさせたはずの楽器がまた演奏を始めたのだ。
結真『・・・・・・こりゃあヤベェ』
結真はそう言って持っていたハンマーを粒子に戻し、楓を横抱き____いわゆる”お姫様抱っこ”というもので抱き上げる。そしてドアの近くまで下がると同時に、結真の周りに大量の武器が創られる。その武器らは猛スピードでクリナへと突っ込んでいった。
結真『・・・・・・マジかよ、実体はあるはずだよな?』
光の粒子になって消える無数の武器の中心にいたのは、先程と変わらぬ様子で立っているクリナだった。
クリナは服の汚れを払い、攻撃を仕掛けてきた結真に目をやった。
クリナ「驚いたな、この時代にもこれほどの”[漢字]創式[/漢字][ふりがな]そうしき[/ふりがな]”を扱えるものがいるとは。確か最後にあったのは300年前だったかな」
結真『”創式”・・・・・・もしかしたら同一人物かもな』
結真はそう言いながら自分の傍らにいる楓に目線だけ向ける。楓が不思議に思って結真を見ると、結真は足でドアを蹴り、無理矢理壊した。
結真『楓は結香たちを探して外に出て、この電話番号に連絡して』
楓「えっ?」
結真『伝えることはそうだな・・・・・・”私が学園内で面倒ごとを片付けてる、1人か2人くらい連れてきてほしい”がいいな』
楓「ちょっと待って!なんでそんなこと・・・・・・今から死ぬみたいじゃん‼️」
楓はそう結真に必死に訴えかける。”死んでほしくない、一緒に来てほしい”と。
だが結真はそんな必死な楓を見て、しばらくきょとんとしていたが、
結真『・・・・・・ハハッ!本気で心配してんじゃんか!だいじょーぶ、別に死に行くわけじゃねェからさ。それに、その伝言は私の家族にだ』
楓「それ、余計死ぬ人みたい」
結真『うーん、どうやったら誤解が解けんのかねェ・・・それならこれは?』
結真はそう言って普段からつけているチョーカを外し、楓に手渡した。
中央についた赤色の宝石が鮮やかに輝く。
結真『その宝石が砕けたら私が死んだっていう証明になる、私が死なない限りは砕けねェから』
楓「・・・・・・・・・絶対、生きて帰ってきてね」
楓がそう、言った。結真はその一言に目を大きく見開き、そしてまた笑った。
結真『分かった、死なない』
その途端、結真が演奏を止めさせたはずの楽器がまた演奏を始めたのだ。
結真『・・・・・・こりゃあヤベェ』
結真はそう言って持っていたハンマーを粒子に戻し、楓を横抱き____いわゆる”お姫様抱っこ”というもので抱き上げる。そしてドアの近くまで下がると同時に、結真の周りに大量の武器が創られる。その武器らは猛スピードでクリナへと突っ込んでいった。
結真『・・・・・・マジかよ、実体はあるはずだよな?』
光の粒子になって消える無数の武器の中心にいたのは、先程と変わらぬ様子で立っているクリナだった。
クリナは服の汚れを払い、攻撃を仕掛けてきた結真に目をやった。
クリナ「驚いたな、この時代にもこれほどの”[漢字]創式[/漢字][ふりがな]そうしき[/ふりがな]”を扱えるものがいるとは。確か最後にあったのは300年前だったかな」
結真『”創式”・・・・・・もしかしたら同一人物かもな』
結真はそう言いながら自分の傍らにいる楓に目線だけ向ける。楓が不思議に思って結真を見ると、結真は足でドアを蹴り、無理矢理壊した。
結真『楓は結香たちを探して外に出て、この電話番号に連絡して』
楓「えっ?」
結真『伝えることはそうだな・・・・・・”私が学園内で面倒ごとを片付けてる、1人か2人くらい連れてきてほしい”がいいな』
楓「ちょっと待って!なんでそんなこと・・・・・・今から死ぬみたいじゃん‼️」
楓はそう結真に必死に訴えかける。”死んでほしくない、一緒に来てほしい”と。
だが結真はそんな必死な楓を見て、しばらくきょとんとしていたが、
結真『・・・・・・ハハッ!本気で心配してんじゃんか!だいじょーぶ、別に死に行くわけじゃねェからさ。それに、その伝言は私の家族にだ』
楓「それ、余計死ぬ人みたい」
結真『うーん、どうやったら誤解が解けんのかねェ・・・それならこれは?』
結真はそう言って普段からつけているチョーカを外し、楓に手渡した。
中央についた赤色の宝石が鮮やかに輝く。
結真『その宝石が砕けたら私が死んだっていう証明になる、私が死なない限りは砕けねェから』
楓「・・・・・・・・・絶対、生きて帰ってきてね」
楓がそう、言った。結真はその一言に目を大きく見開き、そしてまた笑った。
結真『分かった、死なない』
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