鬼神様はゆったり暮らしたい
関西のある屋敷にて。
結『ああああああ‼️‼️肝試しとかガキがやることじゃんかよ‼️』
自分の部屋で大声で叫びまくる結真。すると、結真の部屋のドアがノックされた。結真が渋々ドアを開けると、
「夜なのにうるさいですよ、たまに帰ってきたと思ったら騒がしくしないでください」
顔を出したのは結真より頭一つ分身長が大きい青年だった。
綺麗な白髪を背中まで伸ばし、白く長い睫毛に縁取られた赤色の瞳。白い肌に震えるほど整った顔立ちの青年は小さく溜息を吐き、
「全く・・・下まで聞こえるってどれだけ大きい声で叫んでるんですか?」
結『久しぶりに帰ってきた姪っ子くらい可愛がりなよ、瑠璃兄』
「残念ですね、私は年下は甘えさせないタイプなので」
青年_____[漢字]瑠璃[/漢字][ふりがな]るり[/ふりがな]は細い腰に手を当て、結真を首を傾げながら見る。
長い白髪が肩から流れ落ち、部屋の光に反射して煌めく。
瑠璃「・・・・・・なんです?苦虫を噛み潰したような顔をして」
結『瑠璃兄って性格悪いのに、どして生徒にモテる?』
瑠璃「すごいどうでもいいことでしたね、心配して損しました」
瑠璃は結真の伯父であり、結真が通う『出雲学園』の教師だ。性格はあれだが顔がこれなので女生徒からの人気が半端ない。嫉妬する男子生徒まで居るくらいだ。
瑠璃「それで?肝試しとか叫んでいましたが」
結『明日の夜、ウチの学校で肝試しすんだって。ったく、わざわざ夜の学校なんか行って何が楽しいんだか・・・・・・』
瑠璃「怖いだけでしょう、いちいち強がるのはやめなさい。面倒くさいです」
結『姪っ子が悩んでんたよ?相談くらい乗りなよ・・・』
瑠璃「まあ・・・・・・せっかくの機会ですね」
結『機会ぃ?』
瑠璃「我が学園に”怪異”が住み着いているという話を耳にしました、私からの依頼です。学園の”怪異”をどうにかしてきてください」
瑠璃の言葉に結真は形の良い眉で眉間に深い皺を作り、思い切り顔をしかめる。
結『どうにかって・・・・・・適当すぎんだろ・・・』
瑠璃「生け捕りでも殺しでも構いません、もしどうにかしたのなら・・・・・・」
結『したら?』
瑠璃「ミルクティーをいくらでも買いましょう、それも午◯の紅茶を」
結『よし、乗った』
即答した結真に瑠璃はその顔に綺麗な笑みを作った。
結『ああああああ‼️‼️肝試しとかガキがやることじゃんかよ‼️』
自分の部屋で大声で叫びまくる結真。すると、結真の部屋のドアがノックされた。結真が渋々ドアを開けると、
「夜なのにうるさいですよ、たまに帰ってきたと思ったら騒がしくしないでください」
顔を出したのは結真より頭一つ分身長が大きい青年だった。
綺麗な白髪を背中まで伸ばし、白く長い睫毛に縁取られた赤色の瞳。白い肌に震えるほど整った顔立ちの青年は小さく溜息を吐き、
「全く・・・下まで聞こえるってどれだけ大きい声で叫んでるんですか?」
結『久しぶりに帰ってきた姪っ子くらい可愛がりなよ、瑠璃兄』
「残念ですね、私は年下は甘えさせないタイプなので」
青年_____[漢字]瑠璃[/漢字][ふりがな]るり[/ふりがな]は細い腰に手を当て、結真を首を傾げながら見る。
長い白髪が肩から流れ落ち、部屋の光に反射して煌めく。
瑠璃「・・・・・・なんです?苦虫を噛み潰したような顔をして」
結『瑠璃兄って性格悪いのに、どして生徒にモテる?』
瑠璃「すごいどうでもいいことでしたね、心配して損しました」
瑠璃は結真の伯父であり、結真が通う『出雲学園』の教師だ。性格はあれだが顔がこれなので女生徒からの人気が半端ない。嫉妬する男子生徒まで居るくらいだ。
瑠璃「それで?肝試しとか叫んでいましたが」
結『明日の夜、ウチの学校で肝試しすんだって。ったく、わざわざ夜の学校なんか行って何が楽しいんだか・・・・・・』
瑠璃「怖いだけでしょう、いちいち強がるのはやめなさい。面倒くさいです」
結『姪っ子が悩んでんたよ?相談くらい乗りなよ・・・』
瑠璃「まあ・・・・・・せっかくの機会ですね」
結『機会ぃ?』
瑠璃「我が学園に”怪異”が住み着いているという話を耳にしました、私からの依頼です。学園の”怪異”をどうにかしてきてください」
瑠璃の言葉に結真は形の良い眉で眉間に深い皺を作り、思い切り顔をしかめる。
結『どうにかって・・・・・・適当すぎんだろ・・・』
瑠璃「生け捕りでも殺しでも構いません、もしどうにかしたのなら・・・・・・」
結『したら?』
瑠璃「ミルクティーをいくらでも買いましょう、それも午◯の紅茶を」
結『よし、乗った』
即答した結真に瑠璃はその顔に綺麗な笑みを作った。
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