鬼神様はゆったり暮らしたい
肥大化した羅症だったものを目の前に結真は再び舌打ちする。
的が大きい分、攻撃は当てやすいがこういう場合は大体、敵の生命力は化け物級だと決まっている。
結『てか、ここまでデカいと一般人にバレんなァ・・・』
結真はそう言って、右足で地面を思い切り踏む。
すると、結真を中心に謎の模様が描かれた。
結『・・・・・・”[漢字]黒煙[/漢字][ふりがな]こくえん[/ふりがな]”』
そう声が紡がれた途端、地面の模様から黒色の煙が出てくる。その煙___黒煙はどんどん上昇していき、病院全体を覆うように半円に広がった。
結『これで大丈夫か、んで・・・・・・問題はこっちだな』
黒煙が病院を覆ったのを確かめ、結真は羅症に向き合う。
どのような原理で肥大化したのかは分からないし、理解もしたくない。
結『だけど、一応分かっといた方が良いのかねぇー・・・ま、帰ったら憂兄と憂姉に頼んどくか』
そう言いながら結真は自分の長い黒髪を一つに結ぶ。そして、槍を消しその手に新たな武器を創り出す。
刀と短剣の間くらいの大きさの武器だ。その武器を結真はクルクルと回しながら、
結『とりあえず、生かしとくか。聞きたいこともあるし』
姿勢を低くし、武器_____”[漢字]鬼刀[/漢字][ふりがな]きとう[/ふりがな]”を構える。
強く深く踏み込み、羅症の方に進む結真。肥大化した巨体を駆け回り、その分厚い皮膚に斬り込みを次々と入れていく。
結『うりゃりゃりゃりゃりゃー‼』
素早い腕と足で、羅症に手出しもさせない結真。自分の体や服に返り血が着くのを全く気にせずにどんどん攻撃を続ける。
体全体に斬り込みを入れた結真は空高く跳躍し、
結『”五月雨”』
空から”鬼刀”を羅症に向け、何度も斬りつける。だがそれらは全て当たっておらず、無駄打ちに終わるかと思われたが____
羅症「がぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!」
次の瞬間、羅症の体に大量の斬撃が降り注がれる。断末魔を上げ、破裂したような音を立てその巨体はどんどん萎んでいく。
そして、見えない斬撃で羅症を襲った本人である結真は自分の白い頬についた、真っ赤な血を拭ったのだった。
的が大きい分、攻撃は当てやすいがこういう場合は大体、敵の生命力は化け物級だと決まっている。
結『てか、ここまでデカいと一般人にバレんなァ・・・』
結真はそう言って、右足で地面を思い切り踏む。
すると、結真を中心に謎の模様が描かれた。
結『・・・・・・”[漢字]黒煙[/漢字][ふりがな]こくえん[/ふりがな]”』
そう声が紡がれた途端、地面の模様から黒色の煙が出てくる。その煙___黒煙はどんどん上昇していき、病院全体を覆うように半円に広がった。
結『これで大丈夫か、んで・・・・・・問題はこっちだな』
黒煙が病院を覆ったのを確かめ、結真は羅症に向き合う。
どのような原理で肥大化したのかは分からないし、理解もしたくない。
結『だけど、一応分かっといた方が良いのかねぇー・・・ま、帰ったら憂兄と憂姉に頼んどくか』
そう言いながら結真は自分の長い黒髪を一つに結ぶ。そして、槍を消しその手に新たな武器を創り出す。
刀と短剣の間くらいの大きさの武器だ。その武器を結真はクルクルと回しながら、
結『とりあえず、生かしとくか。聞きたいこともあるし』
姿勢を低くし、武器_____”[漢字]鬼刀[/漢字][ふりがな]きとう[/ふりがな]”を構える。
強く深く踏み込み、羅症の方に進む結真。肥大化した巨体を駆け回り、その分厚い皮膚に斬り込みを次々と入れていく。
結『うりゃりゃりゃりゃりゃー‼』
素早い腕と足で、羅症に手出しもさせない結真。自分の体や服に返り血が着くのを全く気にせずにどんどん攻撃を続ける。
体全体に斬り込みを入れた結真は空高く跳躍し、
結『”五月雨”』
空から”鬼刀”を羅症に向け、何度も斬りつける。だがそれらは全て当たっておらず、無駄打ちに終わるかと思われたが____
羅症「がぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!」
次の瞬間、羅症の体に大量の斬撃が降り注がれる。断末魔を上げ、破裂したような音を立てその巨体はどんどん萎んでいく。
そして、見えない斬撃で羅症を襲った本人である結真は自分の白い頬についた、真っ赤な血を拭ったのだった。
このボタンは廃止予定です