二次創作
先輩、俺だけ見て下さい 【kzh】
中学ぶりの再会に積もる話があった私たちは
電車が通り過ぎるのを何度が見送って
最近あったことなど、会話に花を咲かせていた。
●●「どこの高校入ったんだっけ?」
エクス「先輩の高校から一駅挟んだ次のとこっすね」
駅挟みなら二次元高校しかない。
ふーん、とそれっぽい相槌を打ちながら
それなら明那くん家あたりか、と幼い記憶を掘り返す。
たしかバス乗らなくても行ける最寄り校だ。
剣持もそっち行こうか迷ってた気がする。
●●「え!てことは近いね。文化祭遊び行こうかな」
エクス「あ、駄目ですよ〜」
●●「即答やめて。...え?駄目ってなに???」
拒否されると余計やりたくなる性分なので
二次文化祭行きが確定した今年の秋。
密かにそんな計画を企てつつ
突然スマホを向けてきたエクスに中指を立てる。
最高、と笑い混じりな声が聞こえたと思えば
すぐにシャッター音が響いて
あ、やらかした、と思うのも同時だった。
●●「...それ誰かに送ったでしょ」
エクス「あ、バレました?」
●●「人によっては殴らせてもらうけど」
笑みを帯びた薄く整っている唇が震わす名前。
それはちょうど昨日話したばかりの後輩で
避ける隙も与えんとばかりに振りかぶった
が、相手はいわゆる英雄(笑)のため
もちろん拳が当たることはない。
ただ一人空気を殴る変質者へ成り下がった。
けらけら笑うエクスを睨みつつも
周りからの視線に羞恥を感じたため、
照れ隠しにうーん、と顎に手を当ててみる。
●●「よりによって葛葉くんか」
エクス「お、知り合い?」
●●「同じ高校」
エクス「ん?ああ〜そういやそうだっけ?」
●●「...え?言った覚えないけど」
思わずきょとん、と目を丸くすると
そんな私を見るなりしまった、と言わんばかりに
顔が引きつっていくエクス。
エクス「...なんも無いんじゃないすかね!」
●●「何も聞いてないが?」
エクス「さ!その話はいいからとりま電車乗りましょー」
ぐいぐい私を引き連れて
行きたいとこあるんすよ、と言う横顔には
何か隠してる素振りは見当たらない
なんで葛葉くんと同じ高校って知ってるの、とか
なんでわざわざきてくれたの、とか
思うことは色々あるけれど
今はこのかわいい後輩に付き合ってもいいかな、なんて
手持ちのICカードをかざした。
電車が通り過ぎるのを何度が見送って
最近あったことなど、会話に花を咲かせていた。
●●「どこの高校入ったんだっけ?」
エクス「先輩の高校から一駅挟んだ次のとこっすね」
駅挟みなら二次元高校しかない。
ふーん、とそれっぽい相槌を打ちながら
それなら明那くん家あたりか、と幼い記憶を掘り返す。
たしかバス乗らなくても行ける最寄り校だ。
剣持もそっち行こうか迷ってた気がする。
●●「え!てことは近いね。文化祭遊び行こうかな」
エクス「あ、駄目ですよ〜」
●●「即答やめて。...え?駄目ってなに???」
拒否されると余計やりたくなる性分なので
二次文化祭行きが確定した今年の秋。
密かにそんな計画を企てつつ
突然スマホを向けてきたエクスに中指を立てる。
最高、と笑い混じりな声が聞こえたと思えば
すぐにシャッター音が響いて
あ、やらかした、と思うのも同時だった。
●●「...それ誰かに送ったでしょ」
エクス「あ、バレました?」
●●「人によっては殴らせてもらうけど」
笑みを帯びた薄く整っている唇が震わす名前。
それはちょうど昨日話したばかりの後輩で
避ける隙も与えんとばかりに振りかぶった
が、相手はいわゆる英雄(笑)のため
もちろん拳が当たることはない。
ただ一人空気を殴る変質者へ成り下がった。
けらけら笑うエクスを睨みつつも
周りからの視線に羞恥を感じたため、
照れ隠しにうーん、と顎に手を当ててみる。
●●「よりによって葛葉くんか」
エクス「お、知り合い?」
●●「同じ高校」
エクス「ん?ああ〜そういやそうだっけ?」
●●「...え?言った覚えないけど」
思わずきょとん、と目を丸くすると
そんな私を見るなりしまった、と言わんばかりに
顔が引きつっていくエクス。
エクス「...なんも無いんじゃないすかね!」
●●「何も聞いてないが?」
エクス「さ!その話はいいからとりま電車乗りましょー」
ぐいぐい私を引き連れて
行きたいとこあるんすよ、と言う横顔には
何か隠してる素振りは見当たらない
なんで葛葉くんと同じ高校って知ってるの、とか
なんでわざわざきてくれたの、とか
思うことは色々あるけれど
今はこのかわいい後輩に付き合ってもいいかな、なんて
手持ちのICカードをかざした。