オタクの道も一歩から
まだ冬の寒さが少し残る春の朝
鳥の歌声とカーテンから差し込む日の光で目が冷めた未来(みく)はう、と短く呻くと重いまぶたをこすった。
未来「あ...今何時?」
体を起こし、枕元にあるスマホを取ると、表示された画面を見て固まる。
未来「8zhsls※#△&☺♨♡!!!?」
悲鳴・・・とも言い難い声が部屋中に響いたと思うと次の瞬間、ダッシュでリクルートスーツに着替える未来の姿が。
未来「え、なんで!?私昨日ちゃんと6時にアラームセットしたよね!?8時なんて聞いてないんですけど!?」
独り言を大声で言いながら食パンをトースターに入れる。
チンと音がなったトースターから食パンを取り出すと、ふわっと香ばしい匂いが辺りを包む。あちち、と言いながら水と一緒にそれを流し込むと、玄関先までぱたぱたと走る。
未来「あ、そうだった。行ってきます!!」
玄関前に並んだフィギュア達に向かってあいさつをすると、マンションを出た。
駅前の横断歩道まで走っていると、見覚えのある癖っ毛が目に入った。
未来「あ!拓海おはよう!」
拓海(たくみ)、と呼ばれたその男性は未来を見るとげ、という声とともに顔をしかめた
拓海「川口もまさか?」
未来「そのまさかよ」
ドヤ顔で言うんじゃねぇよ、という声を無視して未来は喋り始めた
未来「いやぁ昨日遅くまで録り溜めたアニメを消化してましてなぁ」
なははと笑いながら青色になった信号機を見て、未来は拓海と並んで歩き始めた
未来「拓海はどうせゲームっしょ?」
拓海「朝の4時ぐらいまでドラ◯エ...。」
そういう拓海の目元には大きなクマがあった
未来「いや体調管理しっかりしろよ。社会人だろうが」
拓海「それはおめーもだろうが」
図星をさされた未来はう、という謎の言葉を発した後、大げさに肩をすくめる
拓海「....はぁー....ピオリムかルーラ使えねぇかな。てかルーラ使えねぇこの世がおかしいだろ」
未来「いやSORENA?」
時刻は8時55分。会社までのんきに歩いていたらあと15分はかかる。タイムリミットは残り5分。
拓海の急ぐぞという声にうなずき、小走りに会社に向かった。
鳥の歌声とカーテンから差し込む日の光で目が冷めた未来(みく)はう、と短く呻くと重いまぶたをこすった。
未来「あ...今何時?」
体を起こし、枕元にあるスマホを取ると、表示された画面を見て固まる。
未来「8zhsls※#△&☺♨♡!!!?」
悲鳴・・・とも言い難い声が部屋中に響いたと思うと次の瞬間、ダッシュでリクルートスーツに着替える未来の姿が。
未来「え、なんで!?私昨日ちゃんと6時にアラームセットしたよね!?8時なんて聞いてないんですけど!?」
独り言を大声で言いながら食パンをトースターに入れる。
チンと音がなったトースターから食パンを取り出すと、ふわっと香ばしい匂いが辺りを包む。あちち、と言いながら水と一緒にそれを流し込むと、玄関先までぱたぱたと走る。
未来「あ、そうだった。行ってきます!!」
玄関前に並んだフィギュア達に向かってあいさつをすると、マンションを出た。
駅前の横断歩道まで走っていると、見覚えのある癖っ毛が目に入った。
未来「あ!拓海おはよう!」
拓海(たくみ)、と呼ばれたその男性は未来を見るとげ、という声とともに顔をしかめた
拓海「川口もまさか?」
未来「そのまさかよ」
ドヤ顔で言うんじゃねぇよ、という声を無視して未来は喋り始めた
未来「いやぁ昨日遅くまで録り溜めたアニメを消化してましてなぁ」
なははと笑いながら青色になった信号機を見て、未来は拓海と並んで歩き始めた
未来「拓海はどうせゲームっしょ?」
拓海「朝の4時ぐらいまでドラ◯エ...。」
そういう拓海の目元には大きなクマがあった
未来「いや体調管理しっかりしろよ。社会人だろうが」
拓海「それはおめーもだろうが」
図星をさされた未来はう、という謎の言葉を発した後、大げさに肩をすくめる
拓海「....はぁー....ピオリムかルーラ使えねぇかな。てかルーラ使えねぇこの世がおかしいだろ」
未来「いやSORENA?」
時刻は8時55分。会社までのんきに歩いていたらあと15分はかかる。タイムリミットは残り5分。
拓海の急ぐぞという声にうなずき、小走りに会社に向かった。
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