ー意味がわかるとこわい話ー
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私は高校２年生の「ユカ」
私が通う学校の通学路では不思議なおじいさんが毎日立っています。
そのおじいさんは、目の前を通る人を見て生き物の名前を呟くのです。
「........」
「犬、猫.......うさぎ..ネズミ.........」
このように、なにも言わない人もいれば生き物の名前を呟かれる人もいます
次の日も
「ハリネズミ....人.....犬」
おじいさんは毎日立っていて通りすがる人は、もう慣れているらしく気にしていない様子です
ある日、部活が終わり一人で家に帰っている途中、あの不思議なおじいさんが、今にも倒れそうにふらふらしていました。私は心配になり、急いでおじいさんのところへ駆けつけるとおじいさんに事情を伺いました。すると、おじいさんは、暑さで、ばてているらしく急いで私は近くにあった自動販売機で水を買っておじいさんに渡しました。少し時間が経つとおじいさんは落ち着いたようでお礼を言ってきました。私はおじいさんを眺めながら、いつも気になっていたことをおじいさんに尋ねました。
「あの、いつも通る人に向かって生き物の名前を言っていますよね、あれってなんかの意味とかあるんですか？」
それを聞くとおじいさんはすぐに言いました
「あぁそのことか、それは通りすがる人の、飼っているペットを、当てているのじゃよ」