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俺の話をしようw

#2

第一章

俺はその日初めて金持ちと出会った。
一生無縁の存在だと確信していたが、
なんとなく出会ってしまった。いや、失礼か…
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その日は、あいにく雨だった。
看板には「〇〇事務所」と書かれていた。
多分、「どっかの探偵だろう」と軽い気持ちで中に入っていった。
俺「こんにちは。旅の途中で見つけたので、
  入ってきました。お時間宜しいでしょうか?」
👤「おぉ!久しぶりに人が来た!
  どうぞどうぞ!急で申し訳ないんだが、私の話を  聞いてくれないか?」
案の定、相手は話をしたかったらしい。そんなに人間関係が無いのか?とも思ったが、黙っておく。こちらも話を聞く目的で来てるし。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
相手の名前は、江戸釜粉(えどかま こな)という。
江戸釜さんは昔、必死こいて勉強して、大学に行って、となんやらで、探偵になったらしい。やはり、そこまでして何かをしたいと思える人は輝いて見えたが、少し違和感を覚えた。
話によると、初めの頃は全く依頼がなかったそうだ。しかし、ある時、世間を騒がせていた窃盗団のしっぽを掴み、捕まえれたという。その一件を境に、何千とものぼる依頼が来て、瞬く間に金持ちになったそう。
「探偵」という仕事柄もあり、中々関わりにくかったのかもしれない、それとも「金持ち」というキーが要因かもしれないと言っていたが、人と関わる事が仕事以外に一切無くなったらしい。
両親、祖父母共に亡くなっているらしく、独身のため、誰かと楽しく話すのは十数年ほど無いとか。
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俺は初め、この人はいかにも幸せそうに見えた。努力は報われ、仕事も順調に進み、大金を手にしたのだ。誰でも嬉しいだろう。だが、江戸釜さんは違ったらしい。本当に独りが嫌で、仕事も辞めようかと考えていたらしい。泣きながら話していた。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
帰る時にはもう晴れていた。
俺「今日はありがとうございました
  江戸釜さんの事忘れません。」
👤「話を聞いてくれてありがとう!
  また、良ければ来てくれ!」
俺は丁寧にお辞儀をし、その場を去った。
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次に出会った人は、似てるようで似ていなかった。

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作者メッセージ

ここまで読んで頂きありがとうございます!
このストーリーは2つの話でセットです!
次話もお楽しみに!

2024/10/15 21:52

せな⚡️ ID:≫1psYNKVv43oIM
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