あつまれ短編集の森
[太字]俺じゃだめかよ[/太字]
創作元:ハイキュー‼️
キャラ:影山飛雄、国見英
・・・
忘れないよ。
だってとびおったら、わたしのことだいすきだもんね。
知ってるよ。
国見たちにさけられてこりつしちゃってるの。
当たり前だよ。
わたし、とびお以外どうなってもいいもの。
とびおのためなら何だってするし
とびおがいうなら人だって見殺しにするよ。
それくらい好きなの。
いつかわかってもらえたらいいなあ。
___
バレーボールに滴る涙。
だれにもみせてこなかったであろうすがた。
それに、どうしようもなく興奮した。
影山「俺は、どうしたらいい?」
影山「バレーが好きなだけなのに、」
影山「どうして俺のテンポについて来れない」
とびおのあたまをしきりになでる。
過呼吸気味の肩のゆれと冷えゆく体温。
中学さいごの大会は、
惨敗でおわりをむかえた。
国見「なに、影山の奴隷さんじゃん」
●●「まちがってはないね」
国見「あんなやつのどこがいいんだか」
はあーと大げさなためいきをこぼす国見。
かれはこんなでもわたしに好意を寄せているみたい。
好きの裏返しとやらかしら。
くだらなくてへどが出そうだけれどね。
●●「とびお___」
国見「俺ら悪くないけど」
またそれか、と国見が吐き捨てる。
ポケットにつっこまれた手がひどくにくらしい。
まだいいきってないというのに...
どうでもいいとでも?
頭に血がのぼってどうにかなってしまいそうだったので
●●「善悪はどうでもいいの」
●●「...いいえ、とびおを悲しませることが悪なの」
それだけいうと、国見に背を向け
なるべくいらだちを隠して踏み出した。
___
去っていこうとするその背中を抱きしめて行く手を阻む。
なんでこうなんだよ。
どこでこいつを口説き落としたんだ。
どうしてこいつは影山に付きっきりなんだ。
寒い冬だからか案外頭というものは
すぐ冷めるもので、吊り上がった
眉毛はすっかりいつもの調子を戻していた。
国見「いつからこうなったんだろうな」
俺の後ろをついて回って、俺がいなくなれば
なにも出来ないようなやつだったのに。
俺だけで良かったのに。
影山なんかに絆されてんじゃねえよ。
醜い嫉妬の渦がドロドロ巡って
冷めきった頭に再度熱がこもるようだった。
●●「くるしい、やめて」
国見「なあ俺がお前のこと好きなの知ってるだろ」
国見「なんでそんな嫌そうな顔すんだよ」
一方的にまくしたてて、抱きしめる力を強める。
締め付けられる心臓も痛いくらいで
かすかに呼吸が乱れた。
国見「俺、●●のこと好きだ」
国見「なんであきらって呼んでくれなくなった」
国見「なんで影山に付きっきりになった」
国見「なんで、なんでなんだよ、」
中学生最後、長年収めてきた想い。
それはこんなもので終わりはしない。
国見「●●のひらがな混じりな幼い喋り方が好きだ」
国見「●●の丁寧な言葉遣いが好きだ」
国見「●●の愛嬌のある顔立ちが好きだ」
国見「●●の決めたら最後までやりきるところが好きだ」
国見「●●の人を気遣う優しさが好きだ」
国見「●●の凛とした姿勢が好きだ」
国見「●●っていう存在が好きなんだ」
最後に息を吸って、
「俺じゃだめかよ」
と小さくぼやいた。
●●「そうね、だめかしら」
返ってきたのは、
いちばんほしくない返事だった。
夢主の喋り方はベアトリスちゃんをイメージしてます。
創作元:ハイキュー‼️
キャラ:影山飛雄、国見英
・・・
忘れないよ。
だってとびおったら、わたしのことだいすきだもんね。
知ってるよ。
国見たちにさけられてこりつしちゃってるの。
当たり前だよ。
わたし、とびお以外どうなってもいいもの。
とびおのためなら何だってするし
とびおがいうなら人だって見殺しにするよ。
それくらい好きなの。
いつかわかってもらえたらいいなあ。
___
バレーボールに滴る涙。
だれにもみせてこなかったであろうすがた。
それに、どうしようもなく興奮した。
影山「俺は、どうしたらいい?」
影山「バレーが好きなだけなのに、」
影山「どうして俺のテンポについて来れない」
とびおのあたまをしきりになでる。
過呼吸気味の肩のゆれと冷えゆく体温。
中学さいごの大会は、
惨敗でおわりをむかえた。
国見「なに、影山の奴隷さんじゃん」
●●「まちがってはないね」
国見「あんなやつのどこがいいんだか」
はあーと大げさなためいきをこぼす国見。
かれはこんなでもわたしに好意を寄せているみたい。
好きの裏返しとやらかしら。
くだらなくてへどが出そうだけれどね。
●●「とびお___」
国見「俺ら悪くないけど」
またそれか、と国見が吐き捨てる。
ポケットにつっこまれた手がひどくにくらしい。
まだいいきってないというのに...
どうでもいいとでも?
頭に血がのぼってどうにかなってしまいそうだったので
●●「善悪はどうでもいいの」
●●「...いいえ、とびおを悲しませることが悪なの」
それだけいうと、国見に背を向け
なるべくいらだちを隠して踏み出した。
___
去っていこうとするその背中を抱きしめて行く手を阻む。
なんでこうなんだよ。
どこでこいつを口説き落としたんだ。
どうしてこいつは影山に付きっきりなんだ。
寒い冬だからか案外頭というものは
すぐ冷めるもので、吊り上がった
眉毛はすっかりいつもの調子を戻していた。
国見「いつからこうなったんだろうな」
俺の後ろをついて回って、俺がいなくなれば
なにも出来ないようなやつだったのに。
俺だけで良かったのに。
影山なんかに絆されてんじゃねえよ。
醜い嫉妬の渦がドロドロ巡って
冷めきった頭に再度熱がこもるようだった。
●●「くるしい、やめて」
国見「なあ俺がお前のこと好きなの知ってるだろ」
国見「なんでそんな嫌そうな顔すんだよ」
一方的にまくしたてて、抱きしめる力を強める。
締め付けられる心臓も痛いくらいで
かすかに呼吸が乱れた。
国見「俺、●●のこと好きだ」
国見「なんであきらって呼んでくれなくなった」
国見「なんで影山に付きっきりになった」
国見「なんで、なんでなんだよ、」
中学生最後、長年収めてきた想い。
それはこんなもので終わりはしない。
国見「●●のひらがな混じりな幼い喋り方が好きだ」
国見「●●の丁寧な言葉遣いが好きだ」
国見「●●の愛嬌のある顔立ちが好きだ」
国見「●●の決めたら最後までやりきるところが好きだ」
国見「●●の人を気遣う優しさが好きだ」
国見「●●の凛とした姿勢が好きだ」
国見「●●っていう存在が好きなんだ」
最後に息を吸って、
「俺じゃだめかよ」
と小さくぼやいた。
●●「そうね、だめかしら」
返ってきたのは、
いちばんほしくない返事だった。
夢主の喋り方はベアトリスちゃんをイメージしてます。
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