あつまれ短編集の森【一生リクエスト募集】
[太字]無意識[/太字]
原作…ブルーロック
人物…凪誠士郎、御影玲王
・・・
俺には最近気になる人がいる。
玲王の側近、みたいな人で
いつも丁寧な物腰が印象的な人だ。
淡い水色の混濁した目と
奇抜なメッシュが入れられた黒髪。
目が合って、ふわりと髪が揺れた瞬間
柄にもなく一目惚れをした。
それからというものゲームなんか
なにも楽しくなくていつも浮かぶのはあの人。
勉強にも身が入らなくて、は相変わらず。
とにかく好きだということが言いたい。
玲王「お、凪!」
ばしんと叩かれた背中の痛みで
一気に現実へ戻される。
いつの間にか落としていたスマホを
のっそりと拾い、それから玲王に目を向けた。
凪「あ」
一番に見えるのはやっぱり玲王で、
普段と違うのはその後ろ。
●●「...どうかされましたか凪様」
怪訝そうに黒い髪をゆらして
軽く会釈をしてくれる。
鈴を転がすような綺麗な声が
耳で心地よく響いた。
所作すべてがどこか几帳面で
思わず見惚れるほど。
これだけ褒めちぎっておいて最後に思ったことは
凪「かわいい」
玲王「だろ?」
食い気味な俺に嫌な顔ひとつ見せず
特別な笑顔を見せることもなく。
変わることない真顔が俺を貫いた。
凪「ねえ君、名前は?」
●●「成田●●です。なんとでもお呼び下さい」
凪「...ふーん」
不覚にも玲王が羨ましくなった。
お金とかじゃなくて
成田さんの隣にいられることが。
玲王「...!凪、いい提案してやる」
やけに楽しそうな顔をした玲王が口を開く。
いい提案って...
どうせサッカーでしょ、とかいう
考えは次の言葉で無いものとなる。
玲王「一ヶ月●●貸してやるよ!」
拾ったばかりのスマホが手からすり抜け、
凪「え、いーの?」
口から出たのは情けないくらい
まぬけな声だった。
原作…ブルーロック
人物…凪誠士郎、御影玲王
・・・
俺には最近気になる人がいる。
玲王の側近、みたいな人で
いつも丁寧な物腰が印象的な人だ。
淡い水色の混濁した目と
奇抜なメッシュが入れられた黒髪。
目が合って、ふわりと髪が揺れた瞬間
柄にもなく一目惚れをした。
それからというものゲームなんか
なにも楽しくなくていつも浮かぶのはあの人。
勉強にも身が入らなくて、は相変わらず。
とにかく好きだということが言いたい。
玲王「お、凪!」
ばしんと叩かれた背中の痛みで
一気に現実へ戻される。
いつの間にか落としていたスマホを
のっそりと拾い、それから玲王に目を向けた。
凪「あ」
一番に見えるのはやっぱり玲王で、
普段と違うのはその後ろ。
●●「...どうかされましたか凪様」
怪訝そうに黒い髪をゆらして
軽く会釈をしてくれる。
鈴を転がすような綺麗な声が
耳で心地よく響いた。
所作すべてがどこか几帳面で
思わず見惚れるほど。
これだけ褒めちぎっておいて最後に思ったことは
凪「かわいい」
玲王「だろ?」
食い気味な俺に嫌な顔ひとつ見せず
特別な笑顔を見せることもなく。
変わることない真顔が俺を貫いた。
凪「ねえ君、名前は?」
●●「成田●●です。なんとでもお呼び下さい」
凪「...ふーん」
不覚にも玲王が羨ましくなった。
お金とかじゃなくて
成田さんの隣にいられることが。
玲王「...!凪、いい提案してやる」
やけに楽しそうな顔をした玲王が口を開く。
いい提案って...
どうせサッカーでしょ、とかいう
考えは次の言葉で無いものとなる。
玲王「一ヶ月●●貸してやるよ!」
拾ったばかりのスマホが手からすり抜け、
凪「え、いーの?」
口から出たのは情けないくらい
まぬけな声だった。
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