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あつまれ短編集の森

#5

記憶の交差点でキスしよう ヒロアカ

 [太字]記憶の交差点でキスしよう[/太字]

創作元:僕のヒーローアカデミア

キャラ:死柄木弔、轟焦凍、女子クラスメイトほぼ全員


・・・


 死柄木「なんで、待ってよ!」


 死柄木「お願いだから置いて行かないで!」



ずいぶんと昔。

仲の良かった男の子とケンカした。


なんという不運か。

それっきり会うことはなくもう十年の年月が経った。

それでもやっぱり歳を重ねても記憶からは消えないままで

あの日の転弧くんを忘れられない。



 死柄木「ゆるして、●●ちゃん」



首をひどくむしって、今にも泣きそうな顔で

「ごめん」「ごめん」って。

普段滅多に謝ることなんてないのに

そのときだけは何回もそればっか繰り返して。

だから記憶から消えてくれない。


私はいつだってあの日を思い出す。

それで、たくさん後悔するんだ。



 轟「志村、おい」


 ●●「っあ、ごめんなにかあった?」



そんな私も今となっては立派な雄英生。

1年A組の期待の星として毎日を過ごしている。



___



 芦戸「〜〜!●●!最近轟といい感じじゃーん!」



その日のおひる休み。

ミナちゃんを中心にしたわたしを囲む

女子生徒はいつもに増して興奮気味だ。


それで、ミナちゃんの口から出た名前に眉をひそめる。


 
 葉隠「たぶんぜったい轟くん●●のこと好きだよ!!!」


 麗日「ウンウンウンウン!」


 芦戸「キャー!」



騒ぎ立てる女子生徒へ苛つく気持ちを抑え

小さく息を吐く。

幾分と苛立ちが収まったような気がする。



 ●●「...そう、だったら良いけどね」



透ちゃんの興奮を収めるためだけの

わたしの返しが予想外だったのか、

誰一人としてうごかず固まってしまった。


お昼ごはん、食べなくて大丈夫なのかな。


そう思いつつも特に気には留めず

ずるずるとひとり蕎麦をすする。



 耳郎「マ、まじ...?」



しばらく静かだったみんなが声を上げたので

蕎麦から目を外して響香ちゃんを見た。


そのうしろにいる美少年が、

わたしをまっすぐ見つめていた。



 轟「あ、その、わりぃ...聞くつもりはなかった」


 「「「「「ええええぇぇえ!!!」」」」」



叫ぶみんなの中心でわたしと轟くんの目が重なる。

なにやら、面倒くさいことになったようだ。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

夢主ちゃんが志村って名乗るのには理由があります。=この話は続くということです。

私が書く小説一覧表

他創作小説:「境界線で夢を見た」「消えた失敗作と私」
イチオシが「消えた失敗作と私」
そして一番最初に書き始めた「境界線で夢を見た」
どちらもヒロアカの二次創作です。よければ見てください。見ていただけたら喜びます。
※境界線のほうは文が下手くそで読みづらいと思われます。
オリジナル:「好きです、殺させて下さい。」
手紙をモチーフにしたオリジナル小説です。興味がある方は覗いていってほしいです。

2024/10/25 21:19

むたです ID:≫ipQfoJGWoroSQ
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