あつまれ短編集の森
[太字]記憶の交差点でキスしよう[/太字]
創作元:僕のヒーローアカデミア
キャラ:死柄木弔、轟焦凍、女子クラスメイトほぼ全員
・・・
死柄木「なんで、待ってよ!」
死柄木「お願いだから置いて行かないで!」
ずいぶんと昔。
仲の良かった男の子とケンカした。
なんという不運か。
それっきり会うことはなくもう十年の年月が経った。
それでもやっぱり歳を重ねても記憶からは消えないままで
あの日の転弧くんを忘れられない。
死柄木「ゆるして、●●ちゃん」
首をひどくむしって、今にも泣きそうな顔で
「ごめん」「ごめん」って。
普段滅多に謝ることなんてないのに
そのときだけは何回もそればっか繰り返して。
だから記憶から消えてくれない。
私はいつだってあの日を思い出す。
それで、たくさん後悔するんだ。
轟「志村、おい」
●●「っあ、ごめんなにかあった?」
そんな私も今となっては立派な雄英生。
1年A組の期待の星として毎日を過ごしている。
___
芦戸「〜〜!●●!最近轟といい感じじゃーん!」
その日のおひる休み。
ミナちゃんを中心にしたわたしを囲む
女子生徒はいつもに増して興奮気味だ。
それで、ミナちゃんの口から出た名前に眉をひそめる。
葉隠「たぶんぜったい轟くん●●のこと好きだよ!!!」
麗日「ウンウンウンウン!」
芦戸「キャー!」
騒ぎ立てる女子生徒へ苛つく気持ちを抑え
小さく息を吐く。
幾分と苛立ちが収まったような気がする。
●●「...そう、だったら良いけどね」
透ちゃんの興奮を収めるためだけの
わたしの返しが予想外だったのか、
誰一人としてうごかず固まってしまった。
お昼ごはん、食べなくて大丈夫なのかな。
そう思いつつも特に気には留めず
ずるずるとひとり蕎麦をすする。
耳郎「マ、まじ...?」
しばらく静かだったみんなが声を上げたので
蕎麦から目を外して響香ちゃんを見た。
そのうしろにいる美少年が、
わたしをまっすぐ見つめていた。
轟「あ、その、わりぃ...聞くつもりはなかった」
「「「「「ええええぇぇえ!!!」」」」」
叫ぶみんなの中心でわたしと轟くんの目が重なる。
なにやら、面倒くさいことになったようだ。
創作元:僕のヒーローアカデミア
キャラ:死柄木弔、轟焦凍、女子クラスメイトほぼ全員
・・・
死柄木「なんで、待ってよ!」
死柄木「お願いだから置いて行かないで!」
ずいぶんと昔。
仲の良かった男の子とケンカした。
なんという不運か。
それっきり会うことはなくもう十年の年月が経った。
それでもやっぱり歳を重ねても記憶からは消えないままで
あの日の転弧くんを忘れられない。
死柄木「ゆるして、●●ちゃん」
首をひどくむしって、今にも泣きそうな顔で
「ごめん」「ごめん」って。
普段滅多に謝ることなんてないのに
そのときだけは何回もそればっか繰り返して。
だから記憶から消えてくれない。
私はいつだってあの日を思い出す。
それで、たくさん後悔するんだ。
轟「志村、おい」
●●「っあ、ごめんなにかあった?」
そんな私も今となっては立派な雄英生。
1年A組の期待の星として毎日を過ごしている。
___
芦戸「〜〜!●●!最近轟といい感じじゃーん!」
その日のおひる休み。
ミナちゃんを中心にしたわたしを囲む
女子生徒はいつもに増して興奮気味だ。
それで、ミナちゃんの口から出た名前に眉をひそめる。
葉隠「たぶんぜったい轟くん●●のこと好きだよ!!!」
麗日「ウンウンウンウン!」
芦戸「キャー!」
騒ぎ立てる女子生徒へ苛つく気持ちを抑え
小さく息を吐く。
幾分と苛立ちが収まったような気がする。
●●「...そう、だったら良いけどね」
透ちゃんの興奮を収めるためだけの
わたしの返しが予想外だったのか、
誰一人としてうごかず固まってしまった。
お昼ごはん、食べなくて大丈夫なのかな。
そう思いつつも特に気には留めず
ずるずるとひとり蕎麦をすする。
耳郎「マ、まじ...?」
しばらく静かだったみんなが声を上げたので
蕎麦から目を外して響香ちゃんを見た。
そのうしろにいる美少年が、
わたしをまっすぐ見つめていた。
轟「あ、その、わりぃ...聞くつもりはなかった」
「「「「「ええええぇぇえ!!!」」」」」
叫ぶみんなの中心でわたしと轟くんの目が重なる。
なにやら、面倒くさいことになったようだ。
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