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あつまれ短編集の森【一生リクエスト募集】

#14

わたしを見て ハイキュー

 [太字]わたしを見て[/太字]

原作…ハイキュー‼️
人物…西谷夕、日向翔陽



・・・



  彼氏でもなんでもない友達、西谷夕くん。


  そんな彼を見てもやもやするのは


  一つの理由があるからで。





西谷「潔子さぁーん!」





  これだ。




  つまり


 「ちょっと清水先輩のこと好きすぎじゃないか?」


  ということ。




  いわゆる嫉妬である。




  まあたしかに?清水先輩は絶世の美女だし?


  ああなるのも無理はないけど?


  私だって清水先輩のことは好きだけど、でも....




  でも、すこしくらい私を意識してくれてもいいじゃん。




  そんな乙女心を胸に秘めて


  今日も制服に袖をとおした。




___




西谷「ようアヤセ!」



●●「おはよー、ところでちゃんと課題やった?」



西谷「急にその話は心臓に悪ぃ!」





  うがあああ、と奇声をあげつつ走り回る西谷夕くん。


  さすがに好きな人とは言え冷めた目で見るのは仕方ない。


  変人だな。うん、変人。




  そんな彼を好きになった私も変人なのだけど


  こんな欠点が利点に見えてしまうくらい、


  好きにならずにはいられなかったのだ。




  なんせこの人、ギャップがすごい。


  いつもこんなバカでアホでどうしようもないのに


  いざバレーをやらせてみればそれはそれは。




  一発で心打ち抜かれる女子が増えるわけである。





●●(まあなによりも)





  圧倒的安心感。




  リベロというのもあってか、チームの安定性を感じる。


  だいたいのボールは取ってくれるし


  そのうえ士気をあげることだってできる。




  なにそれ?




  ちょっとかっこよすぎて意味が分からない。



  

日向「西谷先輩おはようございま、ってあれ、」





  人懐こそうな男の子が私を見て目を開く。




  ぱくぱくと落ち着きのない口元と若干赤く火照った顔。


  それがなにを言おうとしているのか物語っていた。





日向「もしかして、かかッ、彼女!?」





  私と西谷を交互に見る男の子。




  やけに輝くその目に、なんだか弁明する気もなくなった。


  勘違いされてたほうが嬉しいのもあるけれど。





西谷「な、な、そんなわけ、」



日向「?」





  横を見てみると、思ったよりうろたえる姿があって。




  あれ、脈ありなんじゃ?




  だとか調子に乗った自分をあとから褒めることになる。





●●「私は勘違いされてたほうが嬉しいなあ...なーんて」





  西谷にだけ聞こえる声でそう言って


  そそくさとこの場から逃げ出した。




  あの赤い西谷を見るに、今は清水先輩じゃなくて


  私のことで頭いっぱいでしょ。





西谷「な、アヤセ待て!」


  


  そう思うと不思議と口角が上がって


  どうにかなりそうだった。




結局、足が遅かったのでそのまま捕まりました。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ルイジェルド好きすぎる。最近無職転生を見返したのですが、
改めてもう一度見ると面白いものですね。
読んでくださる皆様の中でまだ無職転生、ご覧になってない方は
ぜひ見てみて下さい。面白さはこの私が保証します。

山へ行ってきます!今日の更新はないとおもってください!

2024/11/04 08:33

むたです ID:≫ipQfoJGWoroSQ
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