あつまれ短編集の森【一生リクエスト募集】
[太字]三文関係[/太字]
原作…僕のヒーローアカデミア
人物…緑谷出久、爆豪勝己
※爆豪くんがクソ野郎です
・・・
幼馴染なんてたいそれた名ばかりで
実際ひとことも会話を交わしたりしない。
なんならその幼馴染に
爆豪「ザコ個性のくせにしゃしゃってんじゃねえ!」
いじめられていたりする。
涙が出るほど悲しかったのは最初だけで
今となっては何も感じなくなった。
それと私の志望校がかっちゃんと同じ
雄英校なのは絶対、口が裂けても言えない。
___
●●「い、いずく!」
緑谷「あ、えっ●●ちゃん、!?」
長らく話していなかった出久くんに声をかけた。
同じクラスではあるのだけれど
なかなか話す機会がなくて、もう1年はなにも話していない。
だからすこし気恥ずかしくって
うつむきがちにもう一度声を出した。
●●「い、いっしょに、かえろ」
視界の端でとらえた出久は
びっくりした様子で、まばたきを繰り返している。
緑谷「へ、」
そりゃそうだ。
1年近く話していない幼馴染から一緒に帰ろうと言われても
困らせてしまうだけだろう。
●●(でも、どうしてもいずくと帰りたい)
なんだかんだつい最近まで一緒に帰っていた
かっちゃんはもう一緒に帰ってくれないみたいで。
それでも不思議と悲しくはなかった。
●●「だ、めかな」
緑谷「ううん、一緒に帰ろう」
小学生ぶりに手をつなぎつつ
家までの道をふたり喋って帰った。
自分より小さかったはずの出久の手は
私の手を包み込むくらいには大きくなっていて。
成長期を迎えるまでの長い間、出久と
関わってこなかった過去が浮き彫りになった。
だから、まっすぐ前を向けなかった。
だから、心が痛んだ。
___
かっちゃんに呼び出された。
心当たりなんて1つしかない。
爆豪「珍しく●●が着いてこねェと思ったらてめえか」
緑谷「か、かっちゃ、」
キレてる。
●●ちゃんのことだ。
やばい。
そう判断して咄嗟に名前を呼ぼうとしたが
呼ぶ隙もなく胸ぐらを掴まれた。
爆豪「るっせぇンだよ!今更なんだ、●●と話すな近付くな!」
爆豪「あいつは俺の所有物だ...!無個性のザコが手出していい奴じゃねえ!!」
怒鳴られて、それから投げ飛ばされる。
ガタガタぶつかる机や椅子が痛い。
おかげで口の中が切れて、血が流れた。
でもそんなことが気にならないほどには
頭に血が昇っていた。
緑谷「所有物って...そんなのあんまりだ!」
喉に流れ込む血でむせつつ
決死の思いで叫ぶ。
僕はずっと●●ちゃんを見てきた。
なのに●●ちゃんはかっちゃんばっかりで。
それがこんな結果を巻き起こして。
緑谷「●●ちゃんが泣いてるんだ、かっちゃんのせいで!」
そんなの、黙ってられるはずがない。
原作…僕のヒーローアカデミア
人物…緑谷出久、爆豪勝己
※爆豪くんがクソ野郎です
・・・
幼馴染なんてたいそれた名ばかりで
実際ひとことも会話を交わしたりしない。
なんならその幼馴染に
爆豪「ザコ個性のくせにしゃしゃってんじゃねえ!」
いじめられていたりする。
涙が出るほど悲しかったのは最初だけで
今となっては何も感じなくなった。
それと私の志望校がかっちゃんと同じ
雄英校なのは絶対、口が裂けても言えない。
___
●●「い、いずく!」
緑谷「あ、えっ●●ちゃん、!?」
長らく話していなかった出久くんに声をかけた。
同じクラスではあるのだけれど
なかなか話す機会がなくて、もう1年はなにも話していない。
だからすこし気恥ずかしくって
うつむきがちにもう一度声を出した。
●●「い、いっしょに、かえろ」
視界の端でとらえた出久は
びっくりした様子で、まばたきを繰り返している。
緑谷「へ、」
そりゃそうだ。
1年近く話していない幼馴染から一緒に帰ろうと言われても
困らせてしまうだけだろう。
●●(でも、どうしてもいずくと帰りたい)
なんだかんだつい最近まで一緒に帰っていた
かっちゃんはもう一緒に帰ってくれないみたいで。
それでも不思議と悲しくはなかった。
●●「だ、めかな」
緑谷「ううん、一緒に帰ろう」
小学生ぶりに手をつなぎつつ
家までの道をふたり喋って帰った。
自分より小さかったはずの出久の手は
私の手を包み込むくらいには大きくなっていて。
成長期を迎えるまでの長い間、出久と
関わってこなかった過去が浮き彫りになった。
だから、まっすぐ前を向けなかった。
だから、心が痛んだ。
___
かっちゃんに呼び出された。
心当たりなんて1つしかない。
爆豪「珍しく●●が着いてこねェと思ったらてめえか」
緑谷「か、かっちゃ、」
キレてる。
●●ちゃんのことだ。
やばい。
そう判断して咄嗟に名前を呼ぼうとしたが
呼ぶ隙もなく胸ぐらを掴まれた。
爆豪「るっせぇンだよ!今更なんだ、●●と話すな近付くな!」
爆豪「あいつは俺の所有物だ...!無個性のザコが手出していい奴じゃねえ!!」
怒鳴られて、それから投げ飛ばされる。
ガタガタぶつかる机や椅子が痛い。
おかげで口の中が切れて、血が流れた。
でもそんなことが気にならないほどには
頭に血が昇っていた。
緑谷「所有物って...そんなのあんまりだ!」
喉に流れ込む血でむせつつ
決死の思いで叫ぶ。
僕はずっと●●ちゃんを見てきた。
なのに●●ちゃんはかっちゃんばっかりで。
それがこんな結果を巻き起こして。
緑谷「●●ちゃんが泣いてるんだ、かっちゃんのせいで!」
そんなの、黙ってられるはずがない。
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