あつまれ短編集の森【一生リクエスト募集】
[太字]私を忘れないで[/太字]
原作…呪術廻戦、僕のヒーローアカデミア
特別…クロスオーバー
人物…伏黒恵、轟焦凍
・・・
これが終わったら告白しようって。
全部終わらせてしまえたら伝えようって。
そのために耐えてきた呪術界の闇。
伏黒「...、はぁ?」
だから疲れ切ったこの体には
目の前の光景がひどく苦しく思えて、
歯を食いしばる以外できなかった。
●●「めぐみ、じゃじゃーん人生初彼氏」
轟「どうも」
●●の姿が見えて、気が舞った直後のこれだ。
●●「かっこいいでしょ!」
彼氏を褒め無邪気に笑う●●を見て複雑な心境へ陥る。
こうなると知っていたなら記憶なんて消さなかった。
後悔しても遅いだとか彼女が幸せならそれでいいだとか。
そんな綺麗事はいらない。
伏黒「絶対、●●のこと泣かせるな」
彼氏をきつく睨んだあと、それらしい一言を吐いて
禍々しく渦巻く感情を押し殺した。
耳鳴りがひどい。
目眩がする。
頭が痛い。
生きた心地がしない。
まるで、死んだみたいだ。
轟「泣かせるような真似はしない」
轟「お前の大事な相方なんだろ」
その整った顔立ちにぴったりな言い回しは、
到底俺の耳に届くはずなかった。
___
その日の晩は良い夢を見た。
俺が●●に告白して、それをOKしてもらえる。
幸せの他ない良い夢だった。
いや、記憶さえ消さなかったらあったはずの未来で。
●●『記憶がなくなってもまためぐみを好きになるよ』
俺に残る記憶と声が、あったはずの未来を指し示して。
いつか●●に貰ったワスレグサが
やけにきれいに儚く見えて息がしづらかった。
●●『これ任務先で見つけたの。めぐみにあげるから花言葉調べてみてよ』
にやにやしてたのを今でもよく覚えてる。
「私を忘れないで」なんて、こっちの台詞だ。
伏黒「俺は覚えてる。なのに、!」
俺のことが好きだって、そう言ったくせに。
記憶がなくなっても好きになるって、俺を呪ったくせに。
伏黒「この気持ちは、どうすればいい?」
●●との記憶が俺の首を締めるから、
今だってまともに息ができない。
原作…呪術廻戦、僕のヒーローアカデミア
特別…クロスオーバー
人物…伏黒恵、轟焦凍
・・・
これが終わったら告白しようって。
全部終わらせてしまえたら伝えようって。
そのために耐えてきた呪術界の闇。
伏黒「...、はぁ?」
だから疲れ切ったこの体には
目の前の光景がひどく苦しく思えて、
歯を食いしばる以外できなかった。
●●「めぐみ、じゃじゃーん人生初彼氏」
轟「どうも」
●●の姿が見えて、気が舞った直後のこれだ。
●●「かっこいいでしょ!」
彼氏を褒め無邪気に笑う●●を見て複雑な心境へ陥る。
こうなると知っていたなら記憶なんて消さなかった。
後悔しても遅いだとか彼女が幸せならそれでいいだとか。
そんな綺麗事はいらない。
伏黒「絶対、●●のこと泣かせるな」
彼氏をきつく睨んだあと、それらしい一言を吐いて
禍々しく渦巻く感情を押し殺した。
耳鳴りがひどい。
目眩がする。
頭が痛い。
生きた心地がしない。
まるで、死んだみたいだ。
轟「泣かせるような真似はしない」
轟「お前の大事な相方なんだろ」
その整った顔立ちにぴったりな言い回しは、
到底俺の耳に届くはずなかった。
___
その日の晩は良い夢を見た。
俺が●●に告白して、それをOKしてもらえる。
幸せの他ない良い夢だった。
いや、記憶さえ消さなかったらあったはずの未来で。
●●『記憶がなくなってもまためぐみを好きになるよ』
俺に残る記憶と声が、あったはずの未来を指し示して。
いつか●●に貰ったワスレグサが
やけにきれいに儚く見えて息がしづらかった。
●●『これ任務先で見つけたの。めぐみにあげるから花言葉調べてみてよ』
にやにやしてたのを今でもよく覚えてる。
「私を忘れないで」なんて、こっちの台詞だ。
伏黒「俺は覚えてる。なのに、!」
俺のことが好きだって、そう言ったくせに。
記憶がなくなっても好きになるって、俺を呪ったくせに。
伏黒「この気持ちは、どうすればいい?」
●●との記憶が俺の首を締めるから、
今だってまともに息ができない。
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