夢の学校
数日後、学校に行くと、背面黒板に大きく“テストまであと3週間”と書いてあった。
最近、この学校のシステムを知ったのに。
「勉強、教えてあげようか?」と純希が言ってきたが、悔しかったので、断った。
今、思うと断ったことを後悔している。だが、断ったのに「教えて」とは言いづらい。
俺はしょうがなく一人で勉強することを決めた。
「テストまであと三週間です。しっかりと勉強し、悔いのないテストにしましょう。」と先生が言う。
数週間通ってきた。弱点はそこそこ見つかった。
数学とゲーム科が苦手だ。だからその二つを中心に勉強すればいいか。
「なあ、テストってどんな感じに出るん?」
「数学と国語と社会と英語は普通。ゲーム科だけ、違ってゲームする。」
「ゲームするって……もう少し詳しく教えて」
純希はうーんと考えて、「あるゲームを数分プレイして、仕組みを書く感じかな。簡単に言うと記述。」と教えてくれた。
面白そうだと思ったが、難しそうだ。
普通に授業を受けてて分かる。ゲーム科が一番難しい。
ゲームの仕組みを丁寧に先生が教えてくれるが、全然分からない。
元々俺は、プログラミングが苦手だからしょうがないという思いもある。
だが、ほったらかしててテストの成績が悪い事を知った両親の怒る顔が浮かぶ。
恐怖を感じる。
「へぇー。難しいの?」と思った事をすぐに言ってしまった。
純希は「難しい。」と迷うことなく真剣に言った。
あまりにも真剣な顔だった為、難しさが伝わった。
それから純希に協力してもらい、過去の問題を見て勉強した。
とても難しいのでサボりたくなる。
−1日と減っていく。
睡眠時間を削りながら勉強する。
未来の自分のためでもあるが、一番勉強する理由は、親の怒る顔が見たくないからだ。
普通の学校の時は、とても叱られた。
世界中に響き渡るような怒鳴り声で。
もう二度と怒る顔も見たくないし怒鳴り声も聞きたくない。
だから後悔せずに勉強する。
やばい。おかしくなった。
「勉強ってこんなに楽しいんだ!」
すると、「勉強もいいけどゲームもちゃんとしてよ」と母から意外な言葉が出た。
いつもは逆だ。「ゲームばっかりしないで勉強もしなさい」が口癖だった。
「課題が出てるんじゃないの?」
「今はそれどころじゃない、後でいいでしょ」
「課題の方が先じゃないの⁈」
危機感を持った。[小文字][小文字][小文字]ジョージ[/小文字][/小文字][/小文字]
もうすぐで怒りが爆発する。
怒りが爆発すると面倒臭い。
「はーい。」
とりあえず言っとけば大丈夫。
最近、この学校のシステムを知ったのに。
「勉強、教えてあげようか?」と純希が言ってきたが、悔しかったので、断った。
今、思うと断ったことを後悔している。だが、断ったのに「教えて」とは言いづらい。
俺はしょうがなく一人で勉強することを決めた。
「テストまであと三週間です。しっかりと勉強し、悔いのないテストにしましょう。」と先生が言う。
数週間通ってきた。弱点はそこそこ見つかった。
数学とゲーム科が苦手だ。だからその二つを中心に勉強すればいいか。
「なあ、テストってどんな感じに出るん?」
「数学と国語と社会と英語は普通。ゲーム科だけ、違ってゲームする。」
「ゲームするって……もう少し詳しく教えて」
純希はうーんと考えて、「あるゲームを数分プレイして、仕組みを書く感じかな。簡単に言うと記述。」と教えてくれた。
面白そうだと思ったが、難しそうだ。
普通に授業を受けてて分かる。ゲーム科が一番難しい。
ゲームの仕組みを丁寧に先生が教えてくれるが、全然分からない。
元々俺は、プログラミングが苦手だからしょうがないという思いもある。
だが、ほったらかしててテストの成績が悪い事を知った両親の怒る顔が浮かぶ。
恐怖を感じる。
「へぇー。難しいの?」と思った事をすぐに言ってしまった。
純希は「難しい。」と迷うことなく真剣に言った。
あまりにも真剣な顔だった為、難しさが伝わった。
それから純希に協力してもらい、過去の問題を見て勉強した。
とても難しいのでサボりたくなる。
−1日と減っていく。
睡眠時間を削りながら勉強する。
未来の自分のためでもあるが、一番勉強する理由は、親の怒る顔が見たくないからだ。
普通の学校の時は、とても叱られた。
世界中に響き渡るような怒鳴り声で。
もう二度と怒る顔も見たくないし怒鳴り声も聞きたくない。
だから後悔せずに勉強する。
やばい。おかしくなった。
「勉強ってこんなに楽しいんだ!」
すると、「勉強もいいけどゲームもちゃんとしてよ」と母から意外な言葉が出た。
いつもは逆だ。「ゲームばっかりしないで勉強もしなさい」が口癖だった。
「課題が出てるんじゃないの?」
「今はそれどころじゃない、後でいいでしょ」
「課題の方が先じゃないの⁈」
危機感を持った。[小文字][小文字][小文字]ジョージ[/小文字][/小文字][/小文字]
もうすぐで怒りが爆発する。
怒りが爆発すると面倒臭い。
「はーい。」
とりあえず言っとけば大丈夫。