夢の学校。
#1
「あー。今日も学校かー。」
俺は [漢字]古村優[/漢字][ふりがな]こむらゆう[/ふりがな]。中2だ。
学校でゲームができればいいのに。
勉強なんて無くなればいいのに。
カバンに数学の教科書を入れようとしたその時、
「なんで数学の教科書を入れるの!必要ないじゃない!」
と母に言われた。
「いってきま──」
「優?ゲーム機はちゃんと持った?」
「え?持ってないけど?」
いつもと違う。
「いってきます」
「いってらっしゃい。」
学校に持ってきたら怒られそう。
お母さんがおかしいのか?
そう考えていると学校に着いた。
教室に入ると、ゲームをしている人がいた。
「な、何でゲームやってるん?」
「課題忘れちゃってさー。ほら、課題はどれかのキャラクターをレベル45にするっていうの出されたじゃん。」
「うーん。覚えてない。」
カバンから色々取り出す。
すると、国語の教科書が出てきた。
「お、おい!君!それを隠せ!」
「え?何で?」
「教科書は持ち込み禁止だぞ!」
は……?
「う、うん。分かった。」
「1時間目は何?」
「国語。」
国語……さっきの教科書でいいじゃん。と思って口に出そうとしたら、
「あの教科書じゃダメ。ロッカーにこの強化書あると思うけど……」
と言われた。
俺はロッカーの方へ行き、探してみた。
「あった。」
それは漢字練習だった。
「これは漢字練習の強化書だ。まぁ、ワークと言ってもいいけど。ゲームによく出る漢字を練習するんだ。月に1回100問テストがある。全問正解だった人には経験値が沢山もらえる。80問以下だった人には再テスト。だからみんな、真剣にやっているんだ。」
「ちなみに数学もあるよ。君が考えている数学とは少し違うけど。小学校でやったことをまたやるんだ。だけど何故か難しいんだよね。あー。あと、英語もある。英語は英語版のゲームをプレイする時に必要な事を習う。まあ、結構難しいけど。」
「理科は?」
「ない。だけど、ゲーム科はあるけど。」
「どんなの?」
「自分ゲームを作るんだ。」
「へー。面白そう。」
「だけど全然出来ないと怒られるよ。未来に関わるから。」
「あ、1時間始まる。」
「ってか名前は?」
「あー。俺は、[漢字]籔本純希[/漢字][ふりがな]やぶもとじゅんき[/ふりがな]。君は?」
「古村優。」
「じゃあ、また。」
なんかワクワクする。
授業が始まる。
お菓子を食べてる人や、寝ている人がいる。
だけど先生は怒らない。
きっとそれも許されているんだと思う。
よく分からない。だけど前と比べてマシだと思う。
あれ……?純希、何で俺がいた世界の事を知っているのだろう。
色々が分からなくなってくる。
俺は [漢字]古村優[/漢字][ふりがな]こむらゆう[/ふりがな]。中2だ。
学校でゲームができればいいのに。
勉強なんて無くなればいいのに。
カバンに数学の教科書を入れようとしたその時、
「なんで数学の教科書を入れるの!必要ないじゃない!」
と母に言われた。
「いってきま──」
「優?ゲーム機はちゃんと持った?」
「え?持ってないけど?」
いつもと違う。
「いってきます」
「いってらっしゃい。」
学校に持ってきたら怒られそう。
お母さんがおかしいのか?
そう考えていると学校に着いた。
教室に入ると、ゲームをしている人がいた。
「な、何でゲームやってるん?」
「課題忘れちゃってさー。ほら、課題はどれかのキャラクターをレベル45にするっていうの出されたじゃん。」
「うーん。覚えてない。」
カバンから色々取り出す。
すると、国語の教科書が出てきた。
「お、おい!君!それを隠せ!」
「え?何で?」
「教科書は持ち込み禁止だぞ!」
は……?
「う、うん。分かった。」
「1時間目は何?」
「国語。」
国語……さっきの教科書でいいじゃん。と思って口に出そうとしたら、
「あの教科書じゃダメ。ロッカーにこの強化書あると思うけど……」
と言われた。
俺はロッカーの方へ行き、探してみた。
「あった。」
それは漢字練習だった。
「これは漢字練習の強化書だ。まぁ、ワークと言ってもいいけど。ゲームによく出る漢字を練習するんだ。月に1回100問テストがある。全問正解だった人には経験値が沢山もらえる。80問以下だった人には再テスト。だからみんな、真剣にやっているんだ。」
「ちなみに数学もあるよ。君が考えている数学とは少し違うけど。小学校でやったことをまたやるんだ。だけど何故か難しいんだよね。あー。あと、英語もある。英語は英語版のゲームをプレイする時に必要な事を習う。まあ、結構難しいけど。」
「理科は?」
「ない。だけど、ゲーム科はあるけど。」
「どんなの?」
「自分ゲームを作るんだ。」
「へー。面白そう。」
「だけど全然出来ないと怒られるよ。未来に関わるから。」
「あ、1時間始まる。」
「ってか名前は?」
「あー。俺は、[漢字]籔本純希[/漢字][ふりがな]やぶもとじゅんき[/ふりがな]。君は?」
「古村優。」
「じゃあ、また。」
なんかワクワクする。
授業が始まる。
お菓子を食べてる人や、寝ている人がいる。
だけど先生は怒らない。
きっとそれも許されているんだと思う。
よく分からない。だけど前と比べてマシだと思う。
あれ……?純希、何で俺がいた世界の事を知っているのだろう。
色々が分からなくなってくる。
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