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扉をこえて

#9

憧れ

「おい、小林」
「は、はい!!」
私はビクッとした。
だって先生の呼ばれることはほとんどないんだもの。
あと、さっきまで集中していたこともある。
手元にはテスト勉強のノートとテキストがあった。
先生はやれやれと言う感じで言った。
「お前はいつも勉強だな。」
えへっと私は笑った。どうせ沙美には届かないけれど。
先生は思い出したように
「そうだ。お前に神海学園中学校の見学会の申込書を私にきた。」
「私に…?」
「前相談したろ?」
「はい…」
「行ってみろ」
「はい」
私は正直に行って神海学園中学校がどんな校舎があるのかどんなコースがあるのか、どれぐらいの偏差値なのかが全くわかっていなかった。
ちょうど良いタイミングだ。
「ありがとうございます」
一礼して申し込み用紙を受け取る。
確かにそこには
神海中学校申込書と書いてあった。
本当にいけるんだ…
私はワクワクした気持ちで家に帰った。
家に帰るとまずお母さんに申込書を見せた。
お母さんは「そうね。玲奈が行ってみたいなら行ってみましょ」
と申込書を出してくれた。
ああ、本当にいけるんだ前のワクワクにさらに感動がプラスされた。

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2024/10/25 09:33

江川由里香 ID:≫95W8biv8iH20g
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