僕は学校に行った。ただ、少し心配事を抱えながら。
僕は学校にいく前初めて魔力を使うという経験をした。
あれは不思議だった。
衣服を持っている感じがするのに手にはのっていいない。
そして僕がぼーっとして立っていると誰かが叫び声を上げた。
「きゃ〜」
僕はどうしたんだろうと思ってその声のする方へ行った。
するとそのこのヘアゴム浮いていた。
僕は自分の感覚に気づいた。
まただ。
ヘアゴムを持っている感じなのに、手にはのっていない。
僕が女の子にごめん！と言って手からヘアゴムを持っている感覚を落とした。
するとそれと同時にヘアゴムを落とした。
その子は口を開けて言った。
「あなたって魔神？」
僕はあ！と思ったがその時には遅かった。
今までの一部始終をクラスの男子らがみていたのだ。
ヤバっ





　　　　　　＊　　　　　　　　　　＊
「お前って魔神だろ」
いつも迷信なんて信じない！と堂々と言っていた子が真剣な顔で聞いてきた。
その僕の周りに他の男の子もいた。
その人たちも真剣な顔をしていた。
いつもなら「そんなことあるはずねえだろ〜」と言うところなのに。
もういやだ〜
多分ハスミンはこれらの出来事や僕の感情。全て見ているんだろうな。
そう思うと少しホッとした。
僕が悩んでいることを正直に話すことができると思ったからだ。
家に帰ったらハスミンに相談しなくちゃ。