文字サイズ変更

デストロイワールド-Destroy World『火種編』

#1

火種編 第1話「火種」

[大文字][太字]第1話「火種」[/太字][/大文字]
___主な登場人物____
フレイ・ベルージュ(この作中では主人公)

マリン・ハーティ

鳴響 雷斗
_____________

"これは、2年前の物語"

"俺が中学2年のころの物語だ"

"あの頃の記憶は忘れない"

"俺の、決断の時"

[太字]"あの時に、戻れたらな............."[/太字]

〜〜〜〜〜〜

(なんだこの空気感は.............)
[斜体]フレイと同じクラスの人がフレイと見つめ合いながら心で思った。[/斜体]
(なんでクラスで1番フツーにしている俺がクラスで1番やばいって言われてる、フレイとチームなんだよ.............)
[斜体]クラスメイトがそう思っているとフレイも心の中で呟いた。[/斜体]
(やばい、緊張で口が動かねぇ........多分俺がしゃべったら変なこと言ってしまう.............相手からきてくんねぇと........)
[斜体]しばらく沈黙が続くと、クラスメイトは心で腹を決めた。[/斜体]
(っち、仕方ない.............)
[斜体]そうして、クラスメイトが口を開いた。[/斜体]
「あの、フレイ?」
「あ゙ぁ゙?」
[斜体]クラスメイトが話しかけると、フレイは怒った口調で返事をしていた。[/斜体]
「いやまぁ、そう怒らないで?僕、仲良くしたいだけだからさ.............」
「雑魚のくせに歯向かってんじゃねぇよ..................殺すぞ?」
[斜体]はっきり言われたクラスメイトは心の中で呟きながらフレイを見つめる。[/斜体]
(いやマジでさ........どしたらいいのこれ?こいつ能力値無駄に高いし...........まじで殺されそうなんだけど.............)
[斜体]フレイはそう思っているクラスメイトに構いもせず続ける。[/斜体]
「お前、なんだその目は.......やられたいのか?ならやってやるよ.............!!!」
[斜体]フレイが本当に武器を構えようとした直前に教室へ1人の少女が入ってきた。[/斜体]
「先生、戻りました!遅くなってすいません!」
[斜体]その少女はそう一言言うと、フレイの前へ出てクラスメイトへ言った。[/斜体]
「ごめんねうちのフレイが......この子ほんとはこんな事言いたくないのに、口下手だから.............」
「な、何言ってんだよマリン!!そいつが俺に変な目で見てきて.............」
[斜体][太字]『マリン』[/太字]という少女は、そのままフレイに突っ込むようにして言う。[/斜体]
「それはあなたがそう感じただけでしょ?ほんとはあなたと仲良くなりたかったんじゃないかしら?」
「ふ........ふん、そんなことあるか」
「全く.............不器用なんだから................まぁ、みんなで仲良くやりましょ!!」
[斜体]マリンがそう言うと、後ろから誰かに声をかけられる。[/斜体]
「なぁ、マリン、聞いたぞ。お前ついに...........能力値〈10〉に上がったそうだな」
[斜体]声をかけた人は[太字]『雷斗』[/太字]だった。[/斜体]
「あ!雷斗聞いたんだ!!うん!やっとなれたよ!」
「...........これで正真正銘、この学校で最強になったな」
「そうなのかな.........私自身も、未だに実感がなくて.........でもなれてうれしいわ!!」
「そんなお前に俺は............[太字]”挑戦状を叩きつけてやる”[/太字]」
「挑戦状........?」
「そうだ。場所は校内闘技場、仮想空間での戦闘だ。時間は今日の放課後すぐ。もちろん来るよな.............?」
「ふふふ.............[太字]”乗ったわ”[/太字]」
[斜体]それを聞いていたフレイは呟いた。[/斜体]
「いや、乗るんかい...............」
[斜体]雷斗はそのまま続けて言う。[/斜体]
「決まりだな。それじゃあ授業終わったらすぐに来いよ?真っ二つにしてやるからな..........」
[斜体]雷斗はそう言い終えるとその場を去った。そしてフレイがマリンに話しかける。[/斜体]
「な、なぁマリン??」
「ん?どうしたの?フレイ」
「あいつも一応能力値〈8+〉だ。ほんとに勝てるのか?」
「んー.............でもフレイより弱いでしょ?なら余裕に決まってるわよ!!」
「いやシンプルにひどいこと言うなよ」
「ごめんごめん、でも大丈夫よ。私、強いから」
[斜体]そう言ってマリンは歩いてしまった。[/斜体]

〜〜〜〜〜〜

"マリンとは幼稚園からずっと一緒だ"

"誰にでも優しくできて、明るくて親しみやすい"

"だが俺にだけは物事をしっかりと言ってくれる"

"俺は昔からすぐに人を怖がらせてしまう"

"だからマリンはいつも言ってくれる"

"[太字]『この子は口下手だから.............』[/太字]と............."

"おかげでみんなと少しは仲良くできてるし"

"話しやすくなってる"

"俺はあいつに救われた"

"だから俺もマリンの役に立ちたい"

"助けたい、守ってあげたい"

"なのにどうしても"

"あいつより上に行けない"

"どうすれば.........."

〜〜〜〜〜〜

「さて、じゃあ、早く始めましょう?」
[斜体]放課後、マリンは学校の闘技場にて雷斗に言った。[/斜体]
「びびって逃げんじゃねぇねぇぞ?」
「それはこっちのセリフよ?まぁいいわ..........バトルスタートよ」
[斜体]マリンは雷斗へ急接近し、雷斗もそれに続いてマリンへ向かう。
そしてマリンは瞬時に鋭い氷の弾を飛ばすしたが避けられてしまう。[/斜体]
「..........っ!やっぱり速いわね........」
[斜体]そう呟いているとすかさず背後から雷斗が斬りかかる。
マリンもそれに素早く反応して避ける。[/斜体]
「反応が間に合ってよかった......目で追えない速さ......さすが挑んできただけあるわね.....でも......[太字]”もう勝てるわよ?”[/太字]」

[大文字][太字]第1話「火種」 終わり[/太字][/大文字]

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

1章からちょっと時間がたってついに火種編開幕です!!
予定としては5話ほどの短編サイドストーリーとなりますが、
物語に重要な伏線を詰め込むので考察しながら見てください!!

2024/10/18 19:52

桜月ゞ幻夜 ID:≫ppGN7j1BYJFDg
続きを執筆
小説を編集
/ 1

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL