[明朝体]

私には愛せる人がいない。

「………」

愛していた人は変わり果ててしまった。

○○「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね！！！！！」

○○「生きる価値なしのブスのくせに！！！」

[小文字]「………っ、」[/小文字]

疲れたんだ。

我慢し続けるのが。

嫌になってしまったんだ。

こんな生活が。


この現状を誰かに知って欲しくて、愚痴りたくなって、

匿名掲示板を利用し始めた。

「………」

ｶﾁｶﾁｶﾁ

[太字]『兄のゲーム中に言う暴言が毎回酷くなっている。
「死ね」「消えろ」「ブス」「デブ」「ゴミ」「殺す」
「デブ」「なんなん今日？！」「殺す殺す殺す」
「殺せるな、こんなゴミ」「邪魔すんな死ね」
「ゴミはゴミらしくしてろ」「舐めやがって」
「カスカスカスカス」「いっぺん死ね」
「運営ゴミ」「マジでゴミ。運営消えろ」
「俺を救ってくれる奴なんかいねーんだよ」
「公式マジでしっかりしろよ。おめーがしっかりしねぇから俺に不運がくるんだよ」
とか、毎回言いながら怒鳴ってくる。
ゲームで負けると運営のせいにしたり、私のせいにしたり。
もう限界。死にたい。』[/太字]

ただの気まぐれだった。

でも心のどこかは限界だった。

だから、投稿のボタンを押した。

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▶︎投稿しますか？

▹はい

▹いいえ

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▶︎はい

▹いいえ



【投稿しました 。】


「……何やってるんだろ、[小文字]笑[/小文字]」

馬鹿馬鹿しくなって、スマホをベットの方へと投げた。

「…あーあ。」













＿＿＿＿「誰か私を、救ってくれないかな」


( お兄ちゃんと全く同じセリフを言うなんて、ほんと...どうかしてるよな )

眠りについた私は、

スマホの大量の通知音に気づかずに明日を迎えていた＿＿＿＿。



[/明朝体]