君からもらった宝物。
目の前に飛び込んできた光景は…
笑い合う2人の男女。
会長と…その横で顔を赤らめていたのは、
なんと、親友の結花だった。
私は頭が真っ白になった。
どうして、結花が??
そして頭の中が??だらけになった。
それと同時に胸がギュッとするような初めての感覚。
彼は……私だけのものじゃない。
彼女もいるし、そっちの方が大事なのはもちろんだ。
そんなことは知っている。
でもなんで、よりによって結花が………
「お疲れー、真希!私今、会長に…」
結花が話そうとしているのがわかった。
でも結花の言葉を聞くのが怖かった。
何を言うか分からない。
会長のこと好きなんだ。
そんな言葉が出て来るのではないかと思ってつらくなった。
私はいつの間にか生徒会室を飛び出していた。
すっかり暗くなった道をどこまでも走った。
ただただつらくて。
泣きたくて。
彼を好きになったことにすでに後悔して。でも忘れられなくて。
今から、生徒会の前期はずっと関わっていかないといけないし。
それに結花。今更、言い訳したって遅いよ。
どうせ、会長とイチャイチャしてないよなんて、言おうとしたんでしょ。
私が彼を気になっているということを、知らない可能性はあるんだけど…
勘の良い結花なら気づいているはず。
私は、勝手に裏切られた気分になった。
何を言われたわけでも、されたわけでもないのに。
「梅野さん!!」
後ろからそう呼ばれた。
振り返るとそこには会長がいた。
「どないしたん?急に何も言わず走って出ていって。」
「……」
私は言葉が出なくなった。
理由は分からない。
私の泣き顔を見られたくなかった。
少なくともあなただけには…
でも絶望の中にいる私を救ってくれそうな気がして嬉しかった。
暗い中に差し込んできた光が眩しすぎた。
また、その素晴らしさに驚いていた。
会長はゆっくりと言った。
「なんかあったなら僕に言ってみて」
こんな相談なんて、あなたには出来ないな。
だって言ってしまったら、私は会長が気になるって、自然と言う流れになってしまう。
会長が好きなんて、言えないな。
彼女がいるんだもんね。
苦しかった。
これが恋。
「実は……この前のテスト、クラス2位だったんですけどずっと納得いっていないんですよね。次頑張らないといけないのに、切り替えもできずに、集中できず、ずっと落ち込んでます。どうすればいいんですかね……会長の意見を聞きたくて。」
私は一気にそう言った。
やっぱり…言えるはずなんてなかった。
あなたのことがずっと気になるなんて。
言ってはいけなかった。
だから、、私は嘘をついてしまった。
そして会長と途中まで一緒に帰ることになった。
「そっか……でも最初のテストで2位、すごいやん。悔しいかも知れないけど上位やん。そこは自信持ってええよ。僕は最近クラス1位やけど、いつも内心ハラハラしてる。不動のトップだって言われるけど、誰かに抜かされないかずっと怯えてて。」
「そうなんですね。」
「僕、いつでも勉強教えるから。今日も生徒会室で同じ生徒会メンバーの結花に教えててん。」
私はまた胸が締め付けられるような思いをした。
結花だけ下の名前で呼ぶんだね。
「とりあえず相談乗ってくれてありがとうございます。じゃあ私この辺で!」
そう言って予定より少し前の場所で会長と別れた。
笑い合う2人の男女。
会長と…その横で顔を赤らめていたのは、
なんと、親友の結花だった。
私は頭が真っ白になった。
どうして、結花が??
そして頭の中が??だらけになった。
それと同時に胸がギュッとするような初めての感覚。
彼は……私だけのものじゃない。
彼女もいるし、そっちの方が大事なのはもちろんだ。
そんなことは知っている。
でもなんで、よりによって結花が………
「お疲れー、真希!私今、会長に…」
結花が話そうとしているのがわかった。
でも結花の言葉を聞くのが怖かった。
何を言うか分からない。
会長のこと好きなんだ。
そんな言葉が出て来るのではないかと思ってつらくなった。
私はいつの間にか生徒会室を飛び出していた。
すっかり暗くなった道をどこまでも走った。
ただただつらくて。
泣きたくて。
彼を好きになったことにすでに後悔して。でも忘れられなくて。
今から、生徒会の前期はずっと関わっていかないといけないし。
それに結花。今更、言い訳したって遅いよ。
どうせ、会長とイチャイチャしてないよなんて、言おうとしたんでしょ。
私が彼を気になっているということを、知らない可能性はあるんだけど…
勘の良い結花なら気づいているはず。
私は、勝手に裏切られた気分になった。
何を言われたわけでも、されたわけでもないのに。
「梅野さん!!」
後ろからそう呼ばれた。
振り返るとそこには会長がいた。
「どないしたん?急に何も言わず走って出ていって。」
「……」
私は言葉が出なくなった。
理由は分からない。
私の泣き顔を見られたくなかった。
少なくともあなただけには…
でも絶望の中にいる私を救ってくれそうな気がして嬉しかった。
暗い中に差し込んできた光が眩しすぎた。
また、その素晴らしさに驚いていた。
会長はゆっくりと言った。
「なんかあったなら僕に言ってみて」
こんな相談なんて、あなたには出来ないな。
だって言ってしまったら、私は会長が気になるって、自然と言う流れになってしまう。
会長が好きなんて、言えないな。
彼女がいるんだもんね。
苦しかった。
これが恋。
「実は……この前のテスト、クラス2位だったんですけどずっと納得いっていないんですよね。次頑張らないといけないのに、切り替えもできずに、集中できず、ずっと落ち込んでます。どうすればいいんですかね……会長の意見を聞きたくて。」
私は一気にそう言った。
やっぱり…言えるはずなんてなかった。
あなたのことがずっと気になるなんて。
言ってはいけなかった。
だから、、私は嘘をついてしまった。
そして会長と途中まで一緒に帰ることになった。
「そっか……でも最初のテストで2位、すごいやん。悔しいかも知れないけど上位やん。そこは自信持ってええよ。僕は最近クラス1位やけど、いつも内心ハラハラしてる。不動のトップだって言われるけど、誰かに抜かされないかずっと怯えてて。」
「そうなんですね。」
「僕、いつでも勉強教えるから。今日も生徒会室で同じ生徒会メンバーの結花に教えててん。」
私はまた胸が締め付けられるような思いをした。
結花だけ下の名前で呼ぶんだね。
「とりあえず相談乗ってくれてありがとうございます。じゃあ私この辺で!」
そう言って予定より少し前の場所で会長と別れた。
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