- 閲覧前にご確認ください -

05の後半から、いじめのシーンが含まれます。
いじめシーンが苦手な方は注意!!

文字サイズ変更

君からもらった宝物。

#6

前期生徒会発足!!

今日は生徒会の、最初の集まりだ!!

今までテスト期間だったから、本格始動は今日からということになる。
私たちは、みんな無事に当選した。

朝からワクワクしてたけど、今日で中間テストが全て返ってきた。
結果は……アドバンスコース25人中2位。
結構良いスタート、切ったんじゃない?
我ながらそう思う。

ちなみにアドバンスコース1位の子は………高柳奈海。
私とは合計点で、その差はなんと5点、僅差だった。

高柳奈海は…高柳物産の社長令嬢で、いつもどこか落ち着いており、上品な雰囲気だ。
「高柳だって!アドバンスコース1位は!」
「それって結局、学年1位ってことでしょ?!アドバンスコースってテストも難しいらしいし!」
学年中でそう噂になっていた。
奈海は、順位表を確認してから私の方をチラリと見て言った。

「これからいいライバルになりそうね、梅野さん。」
「だね……」
しかし、どこか勝ち誇ったような笑みを浮かべているのだった。5点差でも今回はとりあえず勝てた、とは思っているのだろう。

次は…絶対に負けたくない…!!
ここで、私の負けず嫌いが発動した。

そうして、テストのことも一段落し…私は生徒会のことを考えるようになった。


あと1時間頑張れば生徒会!
苦手な数学だけど、なんとか頑張ろう!

眠気にも耐えながら、私は授業を受けた。
チャイムが鳴りHRが終わると私はすぐに、教室を飛び出した。

ウキウキしながら、階段を駆け下りる。
アドバンスコースは4階だから、2階まで降りてそこから更にぐるっと2階を一周する感じで生徒会室まで行かないといけない。
私が一番遠いのかもしれない。

あ、でも坂田会長アドバンスコースって言ってたし、同じぐらいかな?どうだろ?

私は生徒会室のドアをノックする。

「お、来た来た!」
そこには6人しか来てなかった。
「教室遠い割には早いじゃん!」
結花がそう言った。前に、こそこそしてた女子2人も会話に入ってきた。
「ねえねえテストどうだったの?アドバンスコースだし、点数良いんでしょ」
「羨ましいなーどうやったら頭良くなれるの?」

「点数は結構よかったよ!えー難しい質問だな。頭よくなるには、ひたすら勉強するしかないかな……私もともと普通ぐらいのところから今の成績にあげたから、めっちゃ努力した記憶はあるな。」

勉強を頑張った全ての理由とモチベはいじめっ子を見返すためだった。
それは……誰にも内緒だ。

「やっぱりそうだねー頑張らないと」

「2年からアドバンスコース入れたら良いな~真希と一緒に頑張りたい」

「私も、結花と一緒のクラスになれたら良いな……」

私は今のクラスでまだ、納得のいく友達ができていないし馴染めない。
みんなの輪になかなか入れない。そう感じることがよくある。

来年から結花が来てくれたらいいな。そう思ってた。

するとドアがガチャと開いて、会長が姿を現した。
「みんなお疲れー!」
会長、勢い良いな…
「じゃあ少しずつ始めよっか。今日やってほしいことって先生から連絡が来て…」
「先生って誰から?」
副会長の3年生の女子がそう聞いた。
会長は少し考えながら答えた。
「古田先生。活動目標を考えてほしいんやって。あとはー………個人の自己紹介ポスターを貼ってほしいらしい」

古田先生って誰だろう?生徒会顧問の笠谷先生じゃないの?
「笠谷先生って忙しいのー?」
「笠谷先生、今年度からバスケ部顧問らしい。それであんまり来れんくなる、って言うてた。」

そのときちょうど生徒会室のドアが開いた。なんか……めっちゃかっこよくて、爽やかな先生だ。20代後半ぐらい、かな?
「初めまして、古田です。今年度から生徒会顧問の笠谷先生がバスケ部顧問を兼任することとなり忙しくなるため、僕が生徒会副顧問になり、これからサポートしていきます。よろしくお願いします。」
みんなから拍手が起こる。
「古田先生って人気だよ。」
結花がそう言う。
「こっちのクラスの公民担当なんだけど、めっちゃ授業分かりやすくて。」
「へー初めて知った。」
その会話が聞こえたらしく、
「あ、それは…どうも」
と少し、先生は照れながらもそう答えペコリとしていた。礼儀正しい。
「あ、、パソコンとポスターの紙おいてきた。今持ってくる」

先生はそう言って急いで職員室に戻っていった。その場に大爆笑が起きる。

「全部置いてくるって天然すぎでしょ、あの先生めっちゃ面白い!」
会計の女子がそう言う。
「ま、良いよな。ああいう感じの雰囲気の先生も。生徒会が和みそう。」

先生は紙とパソコンを持ってきてそこからなんか分からないけど、みんなで少し会話タイムになった。
まあ今日は親睦会だからね。

古田先生が私に話しかけてきた。
「梅野はアドバンスコースの2位だって?職員室で話題になってるよ」
「えっ、そうなんですか?!」
「高柳に5点差か、すごいじゃん。」
「いやー悔しかったですよ。負けるのは。」
「…負けず嫌いなんだね」

その会話を聞いていたみんなは驚いた。
「え――!真希って2番だったの?!」
「スゴすぎる!!!」

「すごっ、やるね!!僕と梅野さん、同じ学年だったらいいライバルかも?」
会長は笑顔でそう言った。
「俺も、頑張らなきゃ…!次もアドバンスコースで1位をとるぞ」

「会長……1位、なんですか?」
私は恐る恐る聞いた。マジか……………尊敬✨
「そうだよ」
古田先生が言った。
「彼はアドバンスコースの首席。まあ全コース共通のテストとか模試になると2位になったり多少変動はするんだけど絶対毎回学年3位以内にはいるね。」

「会長、さすがです!尊敬!」
私はそう言った。みんなからも拍手が起こる。
「ありがと。なんか、そういわれると照れるなぁ…」
すごい……!会長みたいな存在になれたらな。

そんな感じで私たちの親睦会は続く……

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

模試終わったので仕上げましたー!!

2024/10/19 21:25

アイ ID:≫4tWafj.cpInV6
続きを執筆
小説を編集
/ 11

コメント
[9]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL