君からもらった宝物。
会長は悔しそうだった。そして、ずっと俺のせいだ、俺が悪いんだ、真希ごめん、と言っていた。
私は人目のないところに会長を連れて行って、思いっきり会長を抱きしめた。
そして、思いっきり聞いてみた。
「今だけ下の名前で呼んでいいですか?」
会長は少し笑いながら言った。
「なんか恥ずかしいよ笑」
今ならいけそうだ。私は深呼吸して呼んでみた。
「……・ゆうき、大丈夫だよ」
彼は微笑んでいた。
私は、初めて彼を下の名前で呼んだもので、顔が真っ赤になってしまった。
心臓がすごいスピードで動いていた。
「真希、めっちゃ顔赤いよ、大丈夫?」
「うん、なんか幸せです………」
すると、どこかから、カシャッ!とシャッター音が聞こえた。
「誰?」
振り返るとそこには、同じ庶務の1年生、徳井花音がいた。
花音はスマホの画面を見せて笑っていた。
「これ。いろんなところに拡散すれば、あんたたち生徒会クビ確定ね。先生からの信用も失うわ。正直ウザいのよ。特にこいつ」
画面に写っている私をトントンと叩いた。
「梅野真希がね。ただ勉強だけしてればいいものを、みみの彼氏奪って笑ってさ。梅野真希がみみの人生をめちゃくちゃにしたの。責任とってくれる?会長と話してるときの、その笑顔見てるだけで、ホントにムカつくんだけど。生徒会、やめてくれる?あと、パソコンのデータ消したの、言っとくけど私だから。」
それはあながち、間違いではなかった。
私は思わぬ形で会長と仲良くなった。
みみという存在がいながら、会長のことを好きになった私も悪い。
花音は、画面をスクロールして、次々と写真を出してきた。
星空の下、並んでいる私たち。
パソコン作業しながら笑い合ってる私たち。
オープンスクールの時、シフト一緒で2人並んで作業してる写真。
そしてさっき2人で抱き合っていた写真。
「お願いだから、その写真消してよ。」
「なんてことしてくれるんだ…」
花音は言った。
「あんたたちが生徒会やめてくれたら消してあげる」
会長も負けなかった。
「やめるのはあんたの方だろう。あんたが生徒会やめてくれたら、この件も全部許してやる。今から文化祭っていうビックイベント控えてるのに、こんな奴がメンバーにいたんじゃ話にならない」
花音は馬鹿にするような目で見ていた。
「会長と、ただのつまらない女のくだらない恋愛ごっこなんて、見てられませんよ。会長が現を抜かしたそんな状態で、文化祭の仕事が回るとでもお思い?何から何まで生徒会がやらないといけないし会長がちゃんとしないといけないのよ?これは学校中に拡散させていただくわ、生徒会の闇、ってハッシュタグつけて笑笑笑」
花音は高笑いしながら去って行った。
「あいつ……!!!!!真希のこと馬鹿にしやがって!!俺が馬鹿にされるのはいいけど、なんで真希を!!!!!!!!!!」
会長は完全にキレていた。こんなに会長が怒るのって珍しいかも。
私たちは古田先生に相談しに行った。
そして、その日中に徳井花音は生徒会をやめさせられ、3カ月間の停学処分を下されたらしい。
「徳井がそんなことする奴だったなんてな」
古田先生は残念そうにつぶやいた。
古田先生はその日、放課後、ずっと生徒会室にいて私たちの仕事を手伝ってくれている。
もう時間は6時半だった。
私は先生に言った。
「先生、お忙しいのにこんな遅くまですみません、先生の仕事もあるだろうに…」
「いや、僕はそんなに忙しくない。もう通知表もつけ終わって、仕事もひと段落。さっき職員室で次夏休み明けに授業でする範囲の社会の勉強して紅茶飲んでた。」
会長が話に入ってきた。
「先生紅茶お好きなんですね。職員室っていつ行っても、すっごいコーヒーの香りするじゃないですか。だから先生ってみんなコーヒー飲んでるって印象あったんですよ。」
先生は意外そうな顔をしていた。
「そんな先入観あったん?僕もコーヒーは飲むけど、紅茶の方がよく飲むよ。ほかの先生もそんな感じの先生まあまあいるし」
副会長も話に入ってきた。
「先生のおすすめは?」
「アールグレイかな。」
「あれおいしいですよね!!」
「私はアッサムティー好き!」
みみも会話に入ってきた。
花音が抜けてみみが話す人いなくなったからかわからないけど、生徒会メンバーの輪は一つになりつつあるみたい。
会長はみみにそっと言った。
「さっきは疑ってごめんな」
みみは
「大丈夫よ、気にしてない。それより、花音の件で謝るわ。私、花音がそんな風に思っていたなんて知らなかった。そして、さっきはこっちこそあんなこと言ってごめんなさい。会長が好きとか、そんなこと言っちゃダメよね。」
仲直りしていそうでよかった。
いつも私とみみとはライバルだけど、今日は2人が仲直りする様子を、何も余計なこと感じずに見れた。
その日も7時半解散で、研修に行かない人まで、みんな最後まで準備を手伝ってくれた。
そして、私は今日は会長と帰れなかった。
この前の件もあって、親が心配でお迎えに来ていたのだ。ちょうど解散するころの、7時半にラインが入ってきた。
うーん、、、、
口には出さないけど、
ホントに余計なお世話。
私は大分不機嫌だった。母はそれをわかっているのか分かってないのか知らないけど、お構いなしに、母の今日の出来事を自慢げに語ってくるのだった。
私の頭には、もうずっと会長しかなかった。
私は人目のないところに会長を連れて行って、思いっきり会長を抱きしめた。
そして、思いっきり聞いてみた。
「今だけ下の名前で呼んでいいですか?」
会長は少し笑いながら言った。
「なんか恥ずかしいよ笑」
今ならいけそうだ。私は深呼吸して呼んでみた。
「……・ゆうき、大丈夫だよ」
彼は微笑んでいた。
私は、初めて彼を下の名前で呼んだもので、顔が真っ赤になってしまった。
心臓がすごいスピードで動いていた。
「真希、めっちゃ顔赤いよ、大丈夫?」
「うん、なんか幸せです………」
すると、どこかから、カシャッ!とシャッター音が聞こえた。
「誰?」
振り返るとそこには、同じ庶務の1年生、徳井花音がいた。
花音はスマホの画面を見せて笑っていた。
「これ。いろんなところに拡散すれば、あんたたち生徒会クビ確定ね。先生からの信用も失うわ。正直ウザいのよ。特にこいつ」
画面に写っている私をトントンと叩いた。
「梅野真希がね。ただ勉強だけしてればいいものを、みみの彼氏奪って笑ってさ。梅野真希がみみの人生をめちゃくちゃにしたの。責任とってくれる?会長と話してるときの、その笑顔見てるだけで、ホントにムカつくんだけど。生徒会、やめてくれる?あと、パソコンのデータ消したの、言っとくけど私だから。」
それはあながち、間違いではなかった。
私は思わぬ形で会長と仲良くなった。
みみという存在がいながら、会長のことを好きになった私も悪い。
花音は、画面をスクロールして、次々と写真を出してきた。
星空の下、並んでいる私たち。
パソコン作業しながら笑い合ってる私たち。
オープンスクールの時、シフト一緒で2人並んで作業してる写真。
そしてさっき2人で抱き合っていた写真。
「お願いだから、その写真消してよ。」
「なんてことしてくれるんだ…」
花音は言った。
「あんたたちが生徒会やめてくれたら消してあげる」
会長も負けなかった。
「やめるのはあんたの方だろう。あんたが生徒会やめてくれたら、この件も全部許してやる。今から文化祭っていうビックイベント控えてるのに、こんな奴がメンバーにいたんじゃ話にならない」
花音は馬鹿にするような目で見ていた。
「会長と、ただのつまらない女のくだらない恋愛ごっこなんて、見てられませんよ。会長が現を抜かしたそんな状態で、文化祭の仕事が回るとでもお思い?何から何まで生徒会がやらないといけないし会長がちゃんとしないといけないのよ?これは学校中に拡散させていただくわ、生徒会の闇、ってハッシュタグつけて笑笑笑」
花音は高笑いしながら去って行った。
「あいつ……!!!!!真希のこと馬鹿にしやがって!!俺が馬鹿にされるのはいいけど、なんで真希を!!!!!!!!!!」
会長は完全にキレていた。こんなに会長が怒るのって珍しいかも。
私たちは古田先生に相談しに行った。
そして、その日中に徳井花音は生徒会をやめさせられ、3カ月間の停学処分を下されたらしい。
「徳井がそんなことする奴だったなんてな」
古田先生は残念そうにつぶやいた。
古田先生はその日、放課後、ずっと生徒会室にいて私たちの仕事を手伝ってくれている。
もう時間は6時半だった。
私は先生に言った。
「先生、お忙しいのにこんな遅くまですみません、先生の仕事もあるだろうに…」
「いや、僕はそんなに忙しくない。もう通知表もつけ終わって、仕事もひと段落。さっき職員室で次夏休み明けに授業でする範囲の社会の勉強して紅茶飲んでた。」
会長が話に入ってきた。
「先生紅茶お好きなんですね。職員室っていつ行っても、すっごいコーヒーの香りするじゃないですか。だから先生ってみんなコーヒー飲んでるって印象あったんですよ。」
先生は意外そうな顔をしていた。
「そんな先入観あったん?僕もコーヒーは飲むけど、紅茶の方がよく飲むよ。ほかの先生もそんな感じの先生まあまあいるし」
副会長も話に入ってきた。
「先生のおすすめは?」
「アールグレイかな。」
「あれおいしいですよね!!」
「私はアッサムティー好き!」
みみも会話に入ってきた。
花音が抜けてみみが話す人いなくなったからかわからないけど、生徒会メンバーの輪は一つになりつつあるみたい。
会長はみみにそっと言った。
「さっきは疑ってごめんな」
みみは
「大丈夫よ、気にしてない。それより、花音の件で謝るわ。私、花音がそんな風に思っていたなんて知らなかった。そして、さっきはこっちこそあんなこと言ってごめんなさい。会長が好きとか、そんなこと言っちゃダメよね。」
仲直りしていそうでよかった。
いつも私とみみとはライバルだけど、今日は2人が仲直りする様子を、何も余計なこと感じずに見れた。
その日も7時半解散で、研修に行かない人まで、みんな最後まで準備を手伝ってくれた。
そして、私は今日は会長と帰れなかった。
この前の件もあって、親が心配でお迎えに来ていたのだ。ちょうど解散するころの、7時半にラインが入ってきた。
うーん、、、、
口には出さないけど、
ホントに余計なお世話。
私は大分不機嫌だった。母はそれをわかっているのか分かってないのか知らないけど、お構いなしに、母の今日の出来事を自慢げに語ってくるのだった。
私の頭には、もうずっと会長しかなかった。