君からもらった宝物。
私は恐る恐る、トイレを出た。もうあの女子グループはいなくてホッとした。トイレに30分近くいたということに気づいた。
そろそろ、私のシフトが回ってくるから行かないと。そういえば、古田先生と会長、あれからどうなったかな。私を探し回ってずっと心配してたらどうしよう。そう思いながらスーパーボールすくいの屋台にいくと会長がいた。
「よかった!!どこ行ったのかと思ってた。さっき古田先生、学校中探し回ったけど、見つからないって諦めて戻ってきたから。1時間のシフト、一緒に頑張ろう💪」
私は会長の笑顔に見とれてしまった。
ああ、好きだ。
私が彼に恋したのはいつからだろうか。もう大野先生の顔なんて忘れそうなぐらい彼に夢中だった。
そこに古田先生がきた。
「おお、よかった!!どこ行ってたの?」
「友達に声かけられていろいろと回ってました、ごめんなさい」
「大丈夫!じゃあ僕は授業行ってきまーす!」
古田先生は安心した顔で去って行った。
すると、スーパーボールすくいのコーナーにさっきの女子生徒グループが来た。
大野先生はいない。違うところ行ってるのかな。
もう好きじゃないはずなのに、大野先生がこの女子グループについてきていないことに安心した。
「スーパーボールだってー!なんて子どもっぽい。」
私の顔を見つけてそう言ってきた。大野先生とさっき話したこともあってか、この女子グループに目をつけられてるのかも。
女子グループのうちの1人が私を睨んで言った。
「あんた、大野先生のこと好きなの?最近中学校の方で結構話題なんですけど―――!!大野先生とめっちゃ仲良かった人がいま蒼井高校にいるんだって」
………なんだよ。
こいつら、先輩になんて口利くんだ。私は何も言えずに黙り込んだ。
横で会長はあり得ないという顔をして見ていた。
「梅野さん、ホント?」
会長は急に、何も反応しない私の腕を掴んで、すごいスピードで走り出した。
ついて行けないぐらい速くって。
人混みの中、何も見えないぐらいのスピードで、彼に引っ張られる。
世界が目まぐるしいほどに動いていて………彼の必死な顔に吸い込まれて。
私は何がなんだか分からず、人気のないところまで会長に連れて行かれた。
「真希、あんなのウソやよね??」
会長の顔が近い。私をじっと見つめる。
てか、会長、初めて私のこと下の名前で呼んだよね?
心臓が強く動く。
彼の顔が真ん前にあって、あり得ないぐらいにドキドキする。
「俺、真希のこと信じてたのに……マジかよ、本当のこと言ってくれ!!他に…」
「あの……!!」
私はやっとの思いで声を絞り出す。
会長は私の目をじっと見つめる。
顔がくっつきそうだ。
そして、会長の目に吸い込まれて息が止まりそうだった。
人生で初めてだ、こんなに私の心の奥に入り込んでくる人は。会長は声を振り絞った。
「じゃあ、俺のこと……」
その瞬間、どこかから声が聞こえた。
「梅野!!」
横を見ると、大野先生だった。
いつの間に現れたんだろう。
「何やってるんだ?やめろ!」
大野先生はそう叫んで会長を私から離そうとする。
その瞬間、会長の顔が本気になった。
「どうしてあなたに、そんなことを言う権利があるんです?僕たちの勝手でしょう。」
大野先生に向かって、会長はそう言い放ち、私に向かって小声で言った。
「こいつか、真希の人生を狂わせた奴は。」
大野先生は首をかしげた。
「今の聞こえたぞ、そんな大げさな。」
会長は怖い顔で言った。
「俺、今、こいつと一緒に生徒会やってるんですけど、あんたに似合うような子じゃないですわ。帰ってください」
大野先生はそれを聞き、うっすらと笑みを浮かべた。
「さっきから何の話だ?似合うとか似合わないだとか」
それを受けて会長は叫んだ。
「とぼけるな!!!!!」
「やめて!!けんかしないで!!」
私はそう言って、会長を引っ張っていった。
「ごめん、さっきはついカッとなってしまって、戻ろう、ホントごめん。」
会長は申し訳なさそうでシュンとしていた。
私は思いっきりの笑顔を返した。
「ありがと!さっきは私を守ってくれて。」
急に会長が早足になった。
照れちゃった、かな?
私たちはそして、オープンスクール後、シフトを放棄したってことで古田先生から軽ーく説教を受けました。
最後は大目に見てくれたけどね。
あの女子グループは中学校で学年主任から厳しくお叱りを受けたそうです。
ざまあみろって感じ。
だけどみみは、相変わらず不服そうです。
なんか、会長との仲が深まった気がする。
あのとき、会長何を言おうとしたんだろ。
「俺のこと……」
ずっと脳内再生されるワンフレーズ。
キャー!ってなっちゃうよ。
何言おうとしたか今はわからないけど、きっとそのうち分かるでしょ。
私はもう「今」にしか目が向かない。
そして何より来週の神奈川研修が楽しみ!
そろそろ、私のシフトが回ってくるから行かないと。そういえば、古田先生と会長、あれからどうなったかな。私を探し回ってずっと心配してたらどうしよう。そう思いながらスーパーボールすくいの屋台にいくと会長がいた。
「よかった!!どこ行ったのかと思ってた。さっき古田先生、学校中探し回ったけど、見つからないって諦めて戻ってきたから。1時間のシフト、一緒に頑張ろう💪」
私は会長の笑顔に見とれてしまった。
ああ、好きだ。
私が彼に恋したのはいつからだろうか。もう大野先生の顔なんて忘れそうなぐらい彼に夢中だった。
そこに古田先生がきた。
「おお、よかった!!どこ行ってたの?」
「友達に声かけられていろいろと回ってました、ごめんなさい」
「大丈夫!じゃあ僕は授業行ってきまーす!」
古田先生は安心した顔で去って行った。
すると、スーパーボールすくいのコーナーにさっきの女子生徒グループが来た。
大野先生はいない。違うところ行ってるのかな。
もう好きじゃないはずなのに、大野先生がこの女子グループについてきていないことに安心した。
「スーパーボールだってー!なんて子どもっぽい。」
私の顔を見つけてそう言ってきた。大野先生とさっき話したこともあってか、この女子グループに目をつけられてるのかも。
女子グループのうちの1人が私を睨んで言った。
「あんた、大野先生のこと好きなの?最近中学校の方で結構話題なんですけど―――!!大野先生とめっちゃ仲良かった人がいま蒼井高校にいるんだって」
………なんだよ。
こいつら、先輩になんて口利くんだ。私は何も言えずに黙り込んだ。
横で会長はあり得ないという顔をして見ていた。
「梅野さん、ホント?」
会長は急に、何も反応しない私の腕を掴んで、すごいスピードで走り出した。
ついて行けないぐらい速くって。
人混みの中、何も見えないぐらいのスピードで、彼に引っ張られる。
世界が目まぐるしいほどに動いていて………彼の必死な顔に吸い込まれて。
私は何がなんだか分からず、人気のないところまで会長に連れて行かれた。
「真希、あんなのウソやよね??」
会長の顔が近い。私をじっと見つめる。
てか、会長、初めて私のこと下の名前で呼んだよね?
心臓が強く動く。
彼の顔が真ん前にあって、あり得ないぐらいにドキドキする。
「俺、真希のこと信じてたのに……マジかよ、本当のこと言ってくれ!!他に…」
「あの……!!」
私はやっとの思いで声を絞り出す。
会長は私の目をじっと見つめる。
顔がくっつきそうだ。
そして、会長の目に吸い込まれて息が止まりそうだった。
人生で初めてだ、こんなに私の心の奥に入り込んでくる人は。会長は声を振り絞った。
「じゃあ、俺のこと……」
その瞬間、どこかから声が聞こえた。
「梅野!!」
横を見ると、大野先生だった。
いつの間に現れたんだろう。
「何やってるんだ?やめろ!」
大野先生はそう叫んで会長を私から離そうとする。
その瞬間、会長の顔が本気になった。
「どうしてあなたに、そんなことを言う権利があるんです?僕たちの勝手でしょう。」
大野先生に向かって、会長はそう言い放ち、私に向かって小声で言った。
「こいつか、真希の人生を狂わせた奴は。」
大野先生は首をかしげた。
「今の聞こえたぞ、そんな大げさな。」
会長は怖い顔で言った。
「俺、今、こいつと一緒に生徒会やってるんですけど、あんたに似合うような子じゃないですわ。帰ってください」
大野先生はそれを聞き、うっすらと笑みを浮かべた。
「さっきから何の話だ?似合うとか似合わないだとか」
それを受けて会長は叫んだ。
「とぼけるな!!!!!」
「やめて!!けんかしないで!!」
私はそう言って、会長を引っ張っていった。
「ごめん、さっきはついカッとなってしまって、戻ろう、ホントごめん。」
会長は申し訳なさそうでシュンとしていた。
私は思いっきりの笑顔を返した。
「ありがと!さっきは私を守ってくれて。」
急に会長が早足になった。
照れちゃった、かな?
私たちはそして、オープンスクール後、シフトを放棄したってことで古田先生から軽ーく説教を受けました。
最後は大目に見てくれたけどね。
あの女子グループは中学校で学年主任から厳しくお叱りを受けたそうです。
ざまあみろって感じ。
だけどみみは、相変わらず不服そうです。
なんか、会長との仲が深まった気がする。
あのとき、会長何を言おうとしたんだろ。
「俺のこと……」
ずっと脳内再生されるワンフレーズ。
キャー!ってなっちゃうよ。
何言おうとしたか今はわからないけど、きっとそのうち分かるでしょ。
私はもう「今」にしか目が向かない。
そして何より来週の神奈川研修が楽しみ!