君からもらった宝物。
後ろを見ると、大野先生だった。
大野先生は、中学校の頃私が大好きだった先生だ。
もう忘れていたあの頃の感情が………
一気に爆発しそうだった。
「大野先生…」
大野先生はニッコリしていた。また会えるなんて夢みたいだ。
今私は夢を見ているのかもしれない。
「蒼井高校で頑張ってるんだね。今日はオープンスクールのお手伝い?」
「そうですけど。先生こそなんで?」
「中学校の生徒の引率だよ、だけど生徒たちとはぐれちゃってさ。探してるんだけど見かけた?」
「そっか……私は見てないです」
「分かった、大丈夫。手伝いってことは生徒会とか部活?」
「今私生徒会入ってるんです。すごく楽しくて。」
「それなら良かった。」
先生は笑顔になった。
あの頃を思い出した。
放課後、先生と残って話した日々。
たくさん悩みを相談して、たくさん励ましてもらった。いっぱい2人で笑い合った。
本当は県内屈指の進学校である、第一高校に受かって、先生に褒めてもらいたかった。
まさか、こんな形で会ってしまうとは。その頃の思いが溢れかえった。2人で見つめ合っていると幸せだった。
「大野先生、こんなところにいたんですか?」
見ると、すごくビジュアルのいい女子生徒グループが話しかけてきた。
「お、見つけた!じゃあ、生徒会頑張って!」
大野先生は去って行った。
私は涙が止まらなくなってトイレにかけこんだ。
思いっきり泣いた。
こんな顔誰にも見せられないよ。
お願いだから誰も来ないで。
しばらくすると、さっき大野先生に話しかけていた女子生徒のグループがトイレに入ってきた。どうやらメイクをしにきたようだ。
トイレの中に香水の香りが漂ってきて、彼女らはいかにもおしゃれだなというような感じだった。
「大野先生ってホントカッコよくない?マジで好きだわ。」
「性格いいよねー授業分かりやすいし。あたし、放課後もよく残って勉強教えてもらってるんだよね。」
「うらやましい!きっとお気に入りなんだよ」
もう耐えられない。
せっかく今の生活で、思い出を上書きできていたのに。しんどい。
心が本当に重かった。
私だけの先生じゃない、そんなの好きになったときから知っていた。
………でも、先生の中にもう、私はいない。
先生は他の生徒たちに囲まれて、楽しくやってるんだ。
そういえば、オープンスクールに先生が来てるって話は今年初めて聞いた。
女子生徒に誘われて、来たに違いない。
他の生徒を好きになるなんて、わたしよりかわいがるなんて……最低、
先生を嫌いになれる気がした。
「せっかくだからトイレしてくわ」
「私もー」
お願いだからこのグループ、早くどっか行ってくれ。メイク直しに来ただけじゃなかったのか。
会長と古田先生のところに戻りたい。早く昔の感情忘れたい、現実に戻らせてくれ。
今は切実にそれを願っていた。
「この奥のトイレ誰かいるのー?鍵閉まってる」
「え、じゃあ会話ずっと聞かれてた?最悪なんですけど。この人トイレ長過ぎー笑」
ドアを強くノックされた。私はただじっとしているしかなかった。ここで出て行ったら、さっきの女の子じゃんとか言われる。ホントにやめて。
「返事しないわ。オバケとかじゃない?それかまさか………」
「そんなのヤダーーーーー!!」
「行こうよ行こうよ、違うトイレ」
ギャーギャー言いながら去って行った。
なんとも非常識な人たち。そんな人たちには是非とも違う学校にいっていただきたい、と思ってしまった。この学校に来ないで。
大野先生は、中学校の頃私が大好きだった先生だ。
もう忘れていたあの頃の感情が………
一気に爆発しそうだった。
「大野先生…」
大野先生はニッコリしていた。また会えるなんて夢みたいだ。
今私は夢を見ているのかもしれない。
「蒼井高校で頑張ってるんだね。今日はオープンスクールのお手伝い?」
「そうですけど。先生こそなんで?」
「中学校の生徒の引率だよ、だけど生徒たちとはぐれちゃってさ。探してるんだけど見かけた?」
「そっか……私は見てないです」
「分かった、大丈夫。手伝いってことは生徒会とか部活?」
「今私生徒会入ってるんです。すごく楽しくて。」
「それなら良かった。」
先生は笑顔になった。
あの頃を思い出した。
放課後、先生と残って話した日々。
たくさん悩みを相談して、たくさん励ましてもらった。いっぱい2人で笑い合った。
本当は県内屈指の進学校である、第一高校に受かって、先生に褒めてもらいたかった。
まさか、こんな形で会ってしまうとは。その頃の思いが溢れかえった。2人で見つめ合っていると幸せだった。
「大野先生、こんなところにいたんですか?」
見ると、すごくビジュアルのいい女子生徒グループが話しかけてきた。
「お、見つけた!じゃあ、生徒会頑張って!」
大野先生は去って行った。
私は涙が止まらなくなってトイレにかけこんだ。
思いっきり泣いた。
こんな顔誰にも見せられないよ。
お願いだから誰も来ないで。
しばらくすると、さっき大野先生に話しかけていた女子生徒のグループがトイレに入ってきた。どうやらメイクをしにきたようだ。
トイレの中に香水の香りが漂ってきて、彼女らはいかにもおしゃれだなというような感じだった。
「大野先生ってホントカッコよくない?マジで好きだわ。」
「性格いいよねー授業分かりやすいし。あたし、放課後もよく残って勉強教えてもらってるんだよね。」
「うらやましい!きっとお気に入りなんだよ」
もう耐えられない。
せっかく今の生活で、思い出を上書きできていたのに。しんどい。
心が本当に重かった。
私だけの先生じゃない、そんなの好きになったときから知っていた。
………でも、先生の中にもう、私はいない。
先生は他の生徒たちに囲まれて、楽しくやってるんだ。
そういえば、オープンスクールに先生が来てるって話は今年初めて聞いた。
女子生徒に誘われて、来たに違いない。
他の生徒を好きになるなんて、わたしよりかわいがるなんて……最低、
先生を嫌いになれる気がした。
「せっかくだからトイレしてくわ」
「私もー」
お願いだからこのグループ、早くどっか行ってくれ。メイク直しに来ただけじゃなかったのか。
会長と古田先生のところに戻りたい。早く昔の感情忘れたい、現実に戻らせてくれ。
今は切実にそれを願っていた。
「この奥のトイレ誰かいるのー?鍵閉まってる」
「え、じゃあ会話ずっと聞かれてた?最悪なんですけど。この人トイレ長過ぎー笑」
ドアを強くノックされた。私はただじっとしているしかなかった。ここで出て行ったら、さっきの女の子じゃんとか言われる。ホントにやめて。
「返事しないわ。オバケとかじゃない?それかまさか………」
「そんなのヤダーーーーー!!」
「行こうよ行こうよ、違うトイレ」
ギャーギャー言いながら去って行った。
なんとも非常識な人たち。そんな人たちには是非とも違う学校にいっていただきたい、と思ってしまった。この学校に来ないで。