- 閲覧前にご確認ください -

05の後半、いじめのシーンが含まれます。
いじめシーンが苦手な方は注意!!

文字サイズ変更

君からもらった宝物。

#18

揺らぐ思い。

後ろを見ると、大野先生だった。
大野先生は、中学校の頃私が大好きだった先生だ。

もう忘れていた感情が…一気に爆発しそうだった。
「大野先生…」
「蒼井高校で頑張ってるんだね。今日はオープンスクールのお手伝い?」
「そうですけど。先生こそなんで?」
「中学校の生徒の引率だよ、だけど生徒たちとはぐれちゃってさ。探してるんだけど見かけた?」
「そっか……私は見てないです」
「分かった、大丈夫。手伝いってことは生徒会とか部活?」
「今私生徒会入ってるんです。すごく楽しくて。」
「それなら良かった。」
先生は笑顔になった。またあの頃の感情を思い出した。放課後、先生と残って話した日々。たくさん悩みを相談して、たくさん励ましてもらった。いっぱい2人で笑い合った。本当は県内屈指の進学校である、第一高校に受かって、先生に褒めてもらいたかった。
まさか、こんな形で会ってしまうとは。その頃の思いが溢れかえった。今、2人で見つめ合っていると幸せだった。

「大野先生、こんなところにいたんですか?」
見ると、すごくビジュアルのいい女子生徒グループが話しかけてきた。
「お、見つけた!じゃあ、生徒会頑張って!」
大野先生は去って行った。
私は涙が止まらなくなってトイレの個室にかけこんだ。トイレで思いっきり泣いた。こんな顔誰にも見せられないよ。お願いだから誰も来ないで。
しばらくすると、さっき大野先生に話しかけていた女子生徒のグループがトイレに入ってきた。どうやらメイクをしにきたようだ。
トイレの中に香水の香りが漂ってきて、彼女らはいかにもおしゃれだなというような感じだった。
「大野先生ってホントカッコよくない?マジで好きだわ。」
「性格いいよねー授業分かりやすいし。あたし、放課後もよく残って勉強教えてもらってるんだよね。」
「うらやましい!きっとお気に入りなんだよ」
もう耐えられない。
せっかく今の生活で、思い出を上書きできていたのに。しんどい。
心が本当に重かった。
私だけの先生じゃない、そんなの好きになったときから知っていた。
でも、先生の中にもう、私はいない。
先生は他の生徒たちに囲まれて、楽しくやってるんだ。
そういえば、オープンスクールに先生が来てるって話は今年初めて聞いた。女子生徒に誘われて、来たに違いない。
そう思うと、先生を嫌いになれる気がした。
「せっかくだからトイレしてくわ」
「私もー」
お願いだからこのグループ、早くどっか行ってくれ。メイク直しに来ただけじゃなかったのか。

会長と古田先生のところに戻りたい。今は切実にそれを願っていた。
「この奥のトイレ誰かいるのー?鍵閉まってる」
「え、じゃあ会話ずっと聞かれてた?最悪なんですけど。この人トイレ長過ぎー笑」
ドアを強くノックされた。私はただじっとしているしかなかった。ここで出て行ったら、さっきの女の子じゃんとか言われる。ホントにやめて。
「返事しないわ。オバケとかじゃない?それかまさか………」
「そんなのヤダーーーーー!!」
「行こうよ行こうよ、違うトイレ」
ギャーギャー言いながら去って行った。

なんとも非常識な人たち。そんな人たちには是非とも違う学校にいっていただきたい、と思ってしまった。この学校に来ないで。

2026/02/22 15:20

アイ ID:≫ 02lxUHJaxjf0I
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 19

コメント
[9]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL