君からもらった宝物。
なんかモヤモヤするな…
彼女が同じ生徒会メンバーの桂田みみだってことを知ってから複雑な心情だった。
これからイチャイチャとしている様子を眺めたりしないといけないのか。
でも私、もういいやとは思えなかった。
どうしても会長を諦めきれない。
たとえ彼女がいるとしても。
彼を諦めようとすればするほど、頭に彼の笑顔の残像が焼き付くのだった。
彼の言った言葉が、離れずに頭にまとわりつくのだった。
まだ会って間もないのに、何でこんなこと考えるんだろう。
よし勉強勉強。
とりあえず無心で午後の授業に集中しようとする。
だけど………何も手につかない。
外はすっきりしない曇り空。
私の心を映し出しているようだった。
いつの間にか放課後になっていた。
私は終礼が終わった瞬間、生徒会室へと走っていた。
今日は実は…補習なくなったんだー
先生の都合が悪いらしくて。
急いで生徒会室のドアを開けると、そこにいたのは古田先生。
「お、梅野、お疲れ様。」
「お疲れ様です。今日の仕事は?」
「今日はね、色々すること多いよ。」
「例えば?」
「もうそろそろ、文化祭の用意もしていかないといけないから」
「もうそんな時期ですか?文化祭って、9月じゃ…」
「いや、そうなんだけど、あいつが張り切ってるからさ。早速文化祭の準備やってやるーって。だからもう始めたいんだって。」
「会長が?」
「うん。計画するの楽しいらしくて。少し前に僕の書いた企画書のチェックしてください、次の生徒会で修正するのでって僕に出してきた」
「へえーそれで点検の結果は?」
すごい。熱心なところあるんだな。誰よりも、文化祭への思いが強いらしかった。
「直しなし。ホント完璧だよ。」
するとドアが開いて、桂田みみが入ってきた。
こいつめ。私は昼休みの出来事を忘れてなかったから思いっきり睨んでしまった。
みみは気にもしてないようだ。調子に乗って、私の前で仲いいアピールしやがって。
そうは思ったけど、諦めなければいけないのは私の方かもしれない……?とも既に思ってきた。
「桂田お疲れー」
「古田先生聞いてください!!今度会長とカフェ行くんですよ!」
「へー会長と?何どうしたん付き合ってるん?」
「はい!インスタで知り合って。」
何だと?!
自慢して何が楽しいんだか。
しかも古田先生と私話してたのに勝手に割り込んできて。
やっぱり……許せん。
「一つ思うんだけど、インスタとかで知り合っても長続きってしなくない?」
そうだそうだ、先生頑張れ!!みみの話になんて乗らないで。
なぜか先生を応援していた。
「てことは先生、経験あるんですか?」
「ないよ」
「そういえば先生結婚してるんですか?」
「してないよ」
「じゃあ恋人は?」
「いません」
めっちゃ聞くじゃん。
そばで会話聞いてて笑ってしまいそうだった。
「これはいるでしょー好きな人!」
「残念、いませーん」
「ホントはいるんでしょーそんなこと言って」
「言ってるじゃんいないって。」
本気で好きな人とかもいないのだろうと思った。
先生、すっごい真面目な顔して言ってるから。
私を抜いて盛り上がる2人が気に食わなかったので、私はこう言った。
「やめなよ。それ以上追及するの。」
するとみみはこう返した。
「そう言うあなたは好きな人いるの?」
「いないに決まってるじゃん。」
「なわけない。会長でしょー私の彼氏でしょ。先生ひどくない?この子前に私の彼氏が好きだって私に」
私は必死で否定した。
「いつそんなこと言ったっけ?」
みみはにやりと笑った。
「あんたの目が、そう言ってる」
私は古田先生を見つめた。何か言ってほしかった。私を助けて欲しかった。
「違うんじゃない?梅野は恋愛より勉強で必死だから。」
みみはやられたというような顔をしていた。
私は思う存分心の中で、みみに向けてあっかんべーとしてやった。
相当、みみに根に持っているようで自分自身、正直驚いた。
なんでこんな必死なんだろ。
会長を好きだから?でもその現実はもう少しずつ受け入れられてる、そんな気がした。
でも……なぜか先生に彼女も配偶者も好きな人もいないのがチャンスだと思ってしまった私は―――きっとどうかしてる。
まあ、また前みたいな叶わない恋を繰り返すわけじゃないけど…
そうしているとみんながそろい、生徒会が始まった。
生徒会の途中ずっとモヤモヤしていた。
なぜだろう。
2つの気持ちで揺れていた。
なんか、私、古田先生のこと好きになりそう。
でもだめだ。
私はブレーキをかけた。
どうすればいいんだろう。
いつの間にか生徒会は終わっていて、生徒会室は会長と2人きりだった。
「ほかのみんなは?みみは?」
「みみは先帰った。親が迎えに来てるからって。みんな帰っちゃった。俺はただのバス待ち。7時半までないからさ。」
私は涙目になってしまった。夢を見ているようで。
「どうしたん?なんかあったん?このシチュエーション、俺が梅野を泣かせたみたいになってまうやろ」
「違います、そんなことないです。ちょっと疲れただけ………………」
私は必死で嘘をついた。
「なんかあったやろ?言うてみて。話聞くから」
「なんか最近いろいろとうまくいかないんですよねー」
「俺も。みみと俺付き合ってるんだけどさ、みみに話とか合わせるの最近きついんだよな。」
私は涙が止まってしまった。ラブラブに見えたのに。
いや、「見えた」だけかもしれない。本質はどうなのかわからない。
「そうなんですね。難しいですよね。なんか私、最近会長と話すと少し元気が出ます。」
「ホント?よかった。少しでも役に立ててるなら。」
私はやはりこうして話せる瞬間が幸せだった。
何もかもどうでもよく思えてしまう。
私はしばらく会長と2人きりで話していた。
何話してたかよく覚えてない。
だけど気分は最高だった。
フワフワとした感じで笑いが止まらない。
楽しすぎる。
一緒にいるだけで、嫌なこととか、みみとの出来事とか何もかも忘れられる。
その感覚は帰ってからも残っていて、ずっと余韻に浸っていた。
彼女が同じ生徒会メンバーの桂田みみだってことを知ってから複雑な心情だった。
これからイチャイチャとしている様子を眺めたりしないといけないのか。
でも私、もういいやとは思えなかった。
どうしても会長を諦めきれない。
たとえ彼女がいるとしても。
彼を諦めようとすればするほど、頭に彼の笑顔の残像が焼き付くのだった。
彼の言った言葉が、離れずに頭にまとわりつくのだった。
まだ会って間もないのに、何でこんなこと考えるんだろう。
よし勉強勉強。
とりあえず無心で午後の授業に集中しようとする。
だけど………何も手につかない。
外はすっきりしない曇り空。
私の心を映し出しているようだった。
いつの間にか放課後になっていた。
私は終礼が終わった瞬間、生徒会室へと走っていた。
今日は実は…補習なくなったんだー
先生の都合が悪いらしくて。
急いで生徒会室のドアを開けると、そこにいたのは古田先生。
「お、梅野、お疲れ様。」
「お疲れ様です。今日の仕事は?」
「今日はね、色々すること多いよ。」
「例えば?」
「もうそろそろ、文化祭の用意もしていかないといけないから」
「もうそんな時期ですか?文化祭って、9月じゃ…」
「いや、そうなんだけど、あいつが張り切ってるからさ。早速文化祭の準備やってやるーって。だからもう始めたいんだって。」
「会長が?」
「うん。計画するの楽しいらしくて。少し前に僕の書いた企画書のチェックしてください、次の生徒会で修正するのでって僕に出してきた」
「へえーそれで点検の結果は?」
すごい。熱心なところあるんだな。誰よりも、文化祭への思いが強いらしかった。
「直しなし。ホント完璧だよ。」
するとドアが開いて、桂田みみが入ってきた。
こいつめ。私は昼休みの出来事を忘れてなかったから思いっきり睨んでしまった。
みみは気にもしてないようだ。調子に乗って、私の前で仲いいアピールしやがって。
そうは思ったけど、諦めなければいけないのは私の方かもしれない……?とも既に思ってきた。
「桂田お疲れー」
「古田先生聞いてください!!今度会長とカフェ行くんですよ!」
「へー会長と?何どうしたん付き合ってるん?」
「はい!インスタで知り合って。」
何だと?!
自慢して何が楽しいんだか。
しかも古田先生と私話してたのに勝手に割り込んできて。
やっぱり……許せん。
「一つ思うんだけど、インスタとかで知り合っても長続きってしなくない?」
そうだそうだ、先生頑張れ!!みみの話になんて乗らないで。
なぜか先生を応援していた。
「てことは先生、経験あるんですか?」
「ないよ」
「そういえば先生結婚してるんですか?」
「してないよ」
「じゃあ恋人は?」
「いません」
めっちゃ聞くじゃん。
そばで会話聞いてて笑ってしまいそうだった。
「これはいるでしょー好きな人!」
「残念、いませーん」
「ホントはいるんでしょーそんなこと言って」
「言ってるじゃんいないって。」
本気で好きな人とかもいないのだろうと思った。
先生、すっごい真面目な顔して言ってるから。
私を抜いて盛り上がる2人が気に食わなかったので、私はこう言った。
「やめなよ。それ以上追及するの。」
するとみみはこう返した。
「そう言うあなたは好きな人いるの?」
「いないに決まってるじゃん。」
「なわけない。会長でしょー私の彼氏でしょ。先生ひどくない?この子前に私の彼氏が好きだって私に」
私は必死で否定した。
「いつそんなこと言ったっけ?」
みみはにやりと笑った。
「あんたの目が、そう言ってる」
私は古田先生を見つめた。何か言ってほしかった。私を助けて欲しかった。
「違うんじゃない?梅野は恋愛より勉強で必死だから。」
みみはやられたというような顔をしていた。
私は思う存分心の中で、みみに向けてあっかんべーとしてやった。
相当、みみに根に持っているようで自分自身、正直驚いた。
なんでこんな必死なんだろ。
会長を好きだから?でもその現実はもう少しずつ受け入れられてる、そんな気がした。
でも……なぜか先生に彼女も配偶者も好きな人もいないのがチャンスだと思ってしまった私は―――きっとどうかしてる。
まあ、また前みたいな叶わない恋を繰り返すわけじゃないけど…
そうしているとみんながそろい、生徒会が始まった。
生徒会の途中ずっとモヤモヤしていた。
なぜだろう。
2つの気持ちで揺れていた。
なんか、私、古田先生のこと好きになりそう。
でもだめだ。
私はブレーキをかけた。
どうすればいいんだろう。
いつの間にか生徒会は終わっていて、生徒会室は会長と2人きりだった。
「ほかのみんなは?みみは?」
「みみは先帰った。親が迎えに来てるからって。みんな帰っちゃった。俺はただのバス待ち。7時半までないからさ。」
私は涙目になってしまった。夢を見ているようで。
「どうしたん?なんかあったん?このシチュエーション、俺が梅野を泣かせたみたいになってまうやろ」
「違います、そんなことないです。ちょっと疲れただけ………………」
私は必死で嘘をついた。
「なんかあったやろ?言うてみて。話聞くから」
「なんか最近いろいろとうまくいかないんですよねー」
「俺も。みみと俺付き合ってるんだけどさ、みみに話とか合わせるの最近きついんだよな。」
私は涙が止まってしまった。ラブラブに見えたのに。
いや、「見えた」だけかもしれない。本質はどうなのかわからない。
「そうなんですね。難しいですよね。なんか私、最近会長と話すと少し元気が出ます。」
「ホント?よかった。少しでも役に立ててるなら。」
私はやはりこうして話せる瞬間が幸せだった。
何もかもどうでもよく思えてしまう。
私はしばらく会長と2人きりで話していた。
何話してたかよく覚えてない。
だけど気分は最高だった。
フワフワとした感じで笑いが止まらない。
楽しすぎる。
一緒にいるだけで、嫌なこととか、みみとの出来事とか何もかも忘れられる。
その感覚は帰ってからも残っていて、ずっと余韻に浸っていた。