君からもらった宝物。
今日は待ちに待った、2回目の生徒会の日!
会長に会えるからワクワク!!!
この前、会長が私を心配してくれて、あり得ないぐらい嬉しかったなー
色々妄想していると、授業中にキャーと言ってしまいそうで危なかった。
その日の昼休み。
結花と廊下でたまたま顔を合わせた。
結花は理科の教科書を抱えて、同じクラスの友人であろう人たちと移動をしていた。
楽しそうだな。
少し羨ましかった。
私にはまだクラスに友人がいない。
話せる人はいるけど、まだどこのグループにも属していない状況だった。
私はなんとなく気まずくなって、その場から逃げた。
前の件もあったからか、結花と話すのがいやになっていたのだ。
「真希ー」
結花が私を見つけたらしく、追いかけてきた。
私は無視するわけにもいかなくて仕方なく振り向いた。
「この前は会長に勉強教えてもらってただけなんだ。なんか私……悪いことしたかも。」
「悪いこと?何もしてないじゃん。私のことは全然気にする必要ないよ。別に会長が好きとか、彼女とか、そういう関係じゃないから。」
私は最近嘘ばかりついているような気がする。会長にも、親友にも。
謝らないといけないのは私の方だ….そう心の中で考えていた。
すると結花が曇った顔でこう言った。
「そうだよね……でもこれだけは言える。昨日はホントにたまたま会長と会ったんだ…会長、まさか生徒会室にいるとは思わなくて。忘れ物取りに来たら、ちょうどいたから…」
まあ、結花がそう言うなら仕方ない。待ち合わせたりしたわけじゃないんだな。
自然と自分がそう思って安心してるのが分かった。
結花もそう言うなら信じよう。
私は自然とそう思えた。
その理由としては長年の親友だから、今までけんかしても乗り越えてきて、絆が強いから、というのもあるかもしれないけどね。
結花とは何があっても一緒だった。
私がいじめられた時も、助けてくれた。
つらくて泣いてるときも、楽しいときも……いつもそばにいたのは結花だった。
結花の顔は曇ったままだった。
「それにしても、なんかホント罪悪感あるな。会長には彼女いるのにね。彼女が今、生徒会のメンバーの中にいるっていうから、配慮してあげないと……」
ウ、ソ……………
彼女はまさかの生徒会メンバーだっていうのは、初耳ですけど……!?
今、結花、なんて言った???
同じ生徒会にいるって、言ったよね?
結花が何か話しているが、全くその話が耳に入ってこない。
胸がズキッとした。
まただ……私はどれだけ会長に恋してしまっているんだろう。
会長の、あの笑顔が大好きだ。
好きになってしまったのは紛れもない事実。
私は恐る恐る聞いてみた。
「あのー、会長の彼女って、誰?」
「今言ったじゃない、桂田みみよ。インスタで繋がって、そこから付き合ってるらしい。」
えっ……
前に会ったとき、会長に近づかない方が良いよとか私に言ってきた子だ。
最悪だ。
私が会長と仲良いの見て嫉妬して……私にあんなこと言ったんだ。
よりによってなんであんな最低な人が会長の彼女なの?
どうやって会長の気を引いたの?
あんなひどいやつが、あんな素敵な会長の彼女……
どう考えても、あの2人は合わないよ。
頭が真っ白になった。
あんなひどい性格の人に、私は負けてるんだ。
まあ、頭脳では勝ってるけどね。
でも、モヤモヤが止まらない。
「ねーねー、会長。駅前に素敵なカフェがあるみたいなんですけど、今度一緒に行きません??」
「いいよーいつにする?」
「会長がオッケーならいつでも!!楽しみだな!」
ちょうど、桂田みみと会長が2人で並んで歩いていた。
私のすぐそばを通り過ぎていった。
でも一ついえること。
桂田みみは性格は最悪だけど、スタイルはきれいだし、めっちゃ美人。
ルックスでは私、負けてるな。
すでに心は、折れかけていた。
みみは、私を見つけるなり、睨んできた。
こっちも睨み返してやった。
さあ、心折れてるとか言ってる場合じゃない。真剣勝負だ。
会長を私の方に、振り向かせてやる。
そう意気込んでいた。
会長に会えるからワクワク!!!
この前、会長が私を心配してくれて、あり得ないぐらい嬉しかったなー
色々妄想していると、授業中にキャーと言ってしまいそうで危なかった。
その日の昼休み。
結花と廊下でたまたま顔を合わせた。
結花は理科の教科書を抱えて、同じクラスの友人であろう人たちと移動をしていた。
楽しそうだな。
少し羨ましかった。
私にはまだクラスに友人がいない。
話せる人はいるけど、まだどこのグループにも属していない状況だった。
私はなんとなく気まずくなって、その場から逃げた。
前の件もあったからか、結花と話すのがいやになっていたのだ。
「真希ー」
結花が私を見つけたらしく、追いかけてきた。
私は無視するわけにもいかなくて仕方なく振り向いた。
「この前は会長に勉強教えてもらってただけなんだ。なんか私……悪いことしたかも。」
「悪いこと?何もしてないじゃん。私のことは全然気にする必要ないよ。別に会長が好きとか、彼女とか、そういう関係じゃないから。」
私は最近嘘ばかりついているような気がする。会長にも、親友にも。
謝らないといけないのは私の方だ….そう心の中で考えていた。
すると結花が曇った顔でこう言った。
「そうだよね……でもこれだけは言える。昨日はホントにたまたま会長と会ったんだ…会長、まさか生徒会室にいるとは思わなくて。忘れ物取りに来たら、ちょうどいたから…」
まあ、結花がそう言うなら仕方ない。待ち合わせたりしたわけじゃないんだな。
自然と自分がそう思って安心してるのが分かった。
結花もそう言うなら信じよう。
私は自然とそう思えた。
その理由としては長年の親友だから、今までけんかしても乗り越えてきて、絆が強いから、というのもあるかもしれないけどね。
結花とは何があっても一緒だった。
私がいじめられた時も、助けてくれた。
つらくて泣いてるときも、楽しいときも……いつもそばにいたのは結花だった。
結花の顔は曇ったままだった。
「それにしても、なんかホント罪悪感あるな。会長には彼女いるのにね。彼女が今、生徒会のメンバーの中にいるっていうから、配慮してあげないと……」
ウ、ソ……………
彼女はまさかの生徒会メンバーだっていうのは、初耳ですけど……!?
今、結花、なんて言った???
同じ生徒会にいるって、言ったよね?
結花が何か話しているが、全くその話が耳に入ってこない。
胸がズキッとした。
まただ……私はどれだけ会長に恋してしまっているんだろう。
会長の、あの笑顔が大好きだ。
好きになってしまったのは紛れもない事実。
私は恐る恐る聞いてみた。
「あのー、会長の彼女って、誰?」
「今言ったじゃない、桂田みみよ。インスタで繋がって、そこから付き合ってるらしい。」
えっ……
前に会ったとき、会長に近づかない方が良いよとか私に言ってきた子だ。
最悪だ。
私が会長と仲良いの見て嫉妬して……私にあんなこと言ったんだ。
よりによってなんであんな最低な人が会長の彼女なの?
どうやって会長の気を引いたの?
あんなひどいやつが、あんな素敵な会長の彼女……
どう考えても、あの2人は合わないよ。
頭が真っ白になった。
あんなひどい性格の人に、私は負けてるんだ。
まあ、頭脳では勝ってるけどね。
でも、モヤモヤが止まらない。
「ねーねー、会長。駅前に素敵なカフェがあるみたいなんですけど、今度一緒に行きません??」
「いいよーいつにする?」
「会長がオッケーならいつでも!!楽しみだな!」
ちょうど、桂田みみと会長が2人で並んで歩いていた。
私のすぐそばを通り過ぎていった。
でも一ついえること。
桂田みみは性格は最悪だけど、スタイルはきれいだし、めっちゃ美人。
ルックスでは私、負けてるな。
すでに心は、折れかけていた。
みみは、私を見つけるなり、睨んできた。
こっちも睨み返してやった。
さあ、心折れてるとか言ってる場合じゃない。真剣勝負だ。
会長を私の方に、振り向かせてやる。
そう意気込んでいた。
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