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貴方に恋をした。

#6


「まぁ?そこはやっぱり、長年一緒にいた俺でしょ!」

ふふんと威張る佑京さん。

「やだ。奥さんの方がタイプ」

「ふっ」

笑っちゃダメだ。

──…え、無理だよね?

普通に笑っちゃう。

「そこーーーー!!笑わない!!え、てかなんで!?小さいときはお兄ちゃんと結婚するのー!って言ってたじゃん!?」

「いつの記憶?キモ」

●●さん、結構ズバズバ言うタイプなんだなぁ…。

「じゃあ、誰と寝るの!!?」

そろそろ佑京さんの叫びが悲痛なものになってきている。

「──…ぅぁ、まっ、正木選手で!!」

空気が凍る。

「え?」

僕?聞き間違えじゃない?

「マトモそうなのが正木選手ぐらいしか居なさそうだから」

「ディスってるよね?ホークス結構まともだと思うんだけど」

パ・リーグじゃ、マリーンズが一番まともじゃ…。

──…そんなこともなさそうか。

「嫌だ。とにかく、私、帰るから」

「タクシー代あるの?」

「──…頂戴?」

「もっとかわいく!」

●●さんがゴミを見るような目で佑京さんを睨む。

兄妹、なんだよな…?

「ちょーだい」

「よし来た。ホテル料金は払っておいた。存分に楽しみな?」

「糞野郎!!!!」

このボタンは廃止予定です

2024/10/15 20:09

伊折 ID:≫ppBd7rNLoAd1k
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